木皿泉のレビュー一覧

  • すいか 1

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    ドラマのシナリオ本。最初ちょっと読みづらかったけど、すぐになれた。賄いつきの寮に住む女子四人組の日常。吉本新喜劇を見ているみたいだった。

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    2023年12月03日
  • カゲロボ(新潮文庫)

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    世の中には誰かを見張るための人のなりすましたロボット「カゲロボ」がいる。いじめや社会の問題を監視するために存在すると言われている。それは人の形であったり、ネコだったり、場合によっては箱の場合もあり…。

    生活の中に入り込んで、いろいろな人を監視するための小さかったり大きかったりするロボットたちが、人々に能動的にではなく働きかけ、人の気持ちを変えていくというストーリー。

    足の先を切られたネコ、置いていかれた金魚、友達だという箱など、ロボットや機械などがこそっと入ってくる、まあショートショートなのかな?

    ただ、後半数本において、それまでの話のストーリーの登場人物を再度出そうとして、無理やり繋げ

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    2023年12月01日
  • さざなみのよる

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    主人公であるナスミが死ぬところから物語が始まる。
    最初は何の情報もない主人公の人物像だが、登場人物それぞれの視点からナスミから受けた影響などが描かれて、徐々にそれがはっきりとしてくる。

    その人について死んで初めてわかることがある。
    生きてる間に何を残せるか、そんなことを考えさせられる作品だった。

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    2023年10月23日
  • カゲロボ(新潮文庫)

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    不思議な話だった。SF?なのかな。「昨日のカレー、明日のパン」とは全く違う世界観に最初は戸惑ったけれど、内容がどれも奇想天外で先が知りたくてサクサク読めた。
    最初と最後の繋がりは良かったな。
    カゲロボ、誰かか自分を見ていてくれる。それはやっぱり勇気づけられ、いい事なのかなぁと思った。

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    2023年07月05日
  • カゲロボ(新潮文庫)

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    前作2つが好きすぎたので、これは少し好みじゃなくて、読んでてしんどいなと思ってしまったので半分くらいでやめてしまった...

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    2023年02月28日
  • 二度寝で番茶

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    対話によって綴られていくエッセイ。
    そういえば木皿泉って二人一組のペンネームだったんだっけ。

    話の内容もさることながら、この対話の空気感が良いな、と思う。

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    2022年09月11日
  • カゲロボ(新潮文庫)

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    人間の心の機微を描いた短編集。
    それぞれの話はややリンクしてるが、表題であるカゲロボはあまり話には関わってこない感じだった。最初の話ぐらいだった。
    やや、不完全燃焼感。

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    2022年08月24日
  • カゲロボ(新潮文庫)

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    友人・知人に「この本どう?」って聞かれたら…
    「おもしろいよ。すごい感動するわけじゃないけど、短編9編で読みやすいし、ひとつふたつは印象に残るものがあるんじゃないかな」
    って、言います。

    「はだ」「あし」「こえ」など、身体に寄せたひらがな2文字がそれぞれの短編タイトルになっています。最初に目次見た時も面白いなーと思うけど、読後に見るとまた話を思い出しやすいのもいいですね。(これどんな話だっけ、と思うものもありますが)

    裏表紙の紹介文に「押し潰されそうな心に、刺さって抜けない感動が寄り添う、連作短編集」とあり、これを見て読んでみたのですが、私はそこまで感動しなかったですかね・・・。
    でもロボ

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    2022年07月15日
  • カゲロボ(新潮文庫)

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    カゲロボ。地域に溶け込んだ人形もしくは動物形のアンドロイドが、人知れず見守っている。
    カゲロボは、その機能が直接役立つ訳ではないが、人びとの中に入って、人の弱さと絆を見つめている。
    近未来には、こんな社会もあるかもしれない。

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    2022年06月12日
  • カゲロボ(新潮文庫)

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    人間社会に紛れ込む、人間や動物そっくりの「カゲロボ」についての短編集。
    前半で出てきた人物が後半の話で繋がったり、アンドロイドのSF的な要素は面白かった。
    ひとつひとつの内容も読みやすかったが、不思議な内容ばかりで何が言いたいのか分かるようで分からなかった。

    「かお」が1番印象的で、切なく悲しかった。

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    2022年06月10日
  • 木皿食堂

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     一緒に食べたという幸せな記憶は、いつ必要になるのだろう? たぶん、胸がつぶれるほど嘆く日のためにだろう。そんな日も、私たちは、何かを食べねばならないからだ。
    (P.52)

     生き残った人たちが作った物を、生き残った者たちが、うまそうに食べている。明日また、同じ物を食べられる保証など、どこにもない。だからこそ今日を、今年を、どうぞ無事に過ごせますように。「お約束」ではなく、心から手を合わせる新年だった。
    (P.69)

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    2021年12月03日
  • 二度寝で番茶

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    ああ、いい夫婦だなぁって感じ~(エッセイですから野暮はやめて)シナリオの書き方ってのが後半にまとめてあるけど中身はない~夫婦のシナリオライターってどんなのかと思ったら、亭主の方はポリオの影響で車いすの生活が長くて、10年前に脳出血していて、奥さんは長年のOL生活の果てにシナリオ書きになったけど、それほどの才能を持たないことを自覚している人…でした

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    2020年09月29日
  • くらげが眠るまで

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    ネタバレ

    バツイチ年上のノブ君としっかり者のオクサン、ある年の差夫婦の会話で構成されたシナリオ。
    時にはコントのように時にはシリアスに、結局最後は妻が怒る夫婦の流れはお約束w
    オクサンの「ノブ君は、私にとって 唯一の贅沢であり、趣味だから」の趣味の部分は何となくわかる気がするな。だいたいわかってるつもりの相手でも、たまに驚く習慣や行動の発見があってまだまだ観察がやめられない。
    「どんな状況でも人は幸せになれるということを証明するために、これからも書きつづける」という木皿さんの言葉は、日々に立ち向かう勇気を与えてくれる。

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    2020年09月08日
  • 木皿食堂

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    前半部の神戸新聞での連載エッセイで、表題にもなっている「木皿食堂」が良かった。「明日のパン」という言葉に含まれる意味が良い。対談ではドラマ作品を1本書き上げることの大変さ、苦悩や葛藤を語っている。撮影現場に直にファックスでギリギリ脚本を送るのとかすごい。

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    2020年08月25日
  • くらげが眠るまで

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    木皿泉さんの初期作品。

    1998年~1999年にスカパーで放映されたドラマのシナリオが20年の月日を経て河出文庫で出版される。

    イッセー尾形さんと永作博美さんが歳の離れた夫婦を演じた。
    舞台となる場所はふたりの家のリビングのみのワンシチュエーションコメディ。
    主にふたりの会話の妙で笑わせ、ほっこり、胸がぽ、ぽ、ぽ、とあたたかくなる。

    解説は女優で本も出している美村里江さん。
    自身は女優デビュー前から熱心な木皿ファンで、デビューしてからも「いつか木皿作品に参加すること」を目標にしていたそう。
    しっかりと分析された解説を書かれている。

    ネタバレになるから書かないが、第十二話の妻が夫に送った

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    2019年12月05日
  • 木皿食堂

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    木皿泉のエッセイ、インタビュー、書評、脚本、その他のまとめ本

    すいか、野ブタ、Q10はよく出てくるけど、セクシーボイスアンドロボの事はそんなに出てこない
    個人的にはセクロボのごぼ蔵の回がとても好きなんだけどね

    野ブタとQ10は見てはいるんだけど、そんなに思い入れがない
    なんとなくは覚えてはいるんだが・・・

    DVDでも買ってもう一回見直すか?


    脚本の作成過程を知って、意外と行き当たりばったりに書いている事に驚き
    まぁ、和泉さんが設定担当で結構細かいところまで決めてると思ってたけど、違うのね

    やはり、もう一回見直して読み直すのが正解かな

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    2018年08月10日
  • 二度寝で番茶

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    ネタバレ

    「すいか」で大事な言葉をたくさんいただいたので、お二人の対談エッセイとなれば、是非とも読んでみたいと思い購入した。

    心に留めておきたいことメモしておく。

    ・特に家族ともなると、相手になにかをしてもらうことが当たり前になり、それが引け目となって積み重なり、その人にあらがえなくなる。そうならない方法は「ありがとう」を言うこと。感謝の言葉が届けば、やってもらった側もやった側も、気持ちが空へキレイに消えて行く。

    ・家族も愛も確かなものではない。この世にある確かなものは好きだという気持ちだけ。
    今日の好きは今日の分。明日の好きは明日つくればいい。

    ・かっぱさんが鬱病になって苦しんで泣いていた時プ

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    2018年07月09日
  • 木皿食堂

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    等身大のご夫妻、面白く読みました
    やはり羽海野チカさんとの対談がよかった
    すごいねえ
    ものを創り出す仕事
    オソロシイデス
    ≪ じっくりと 想いを煮詰めた 食堂で ≫

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    2017年11月16日
  • 昨夜のカレー、明日のパン

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    小説未読、ドラマもみてないです。
    これは小説だともっとおもしろいだろうなあと思う。ギフとの毎日をもっとじっくりみたい。
    絵はすっきりしてて好きな感じです。

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    2016年10月28日
  • ON THE WAY COMEDY 道草 愛はミラクル篇

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    ネタバレ

    2016/7/1
    シナリオ本だった。
    ラジオドラマの。
    1話1話が短すぎて本としては物足りず。

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    2016年07月10日