ＯＮ ＴＨＥ ＷＡＹ ＣＯＭＥＤＹ 道草 平田家の人々篇

木皿泉

少し頼りない父、おおらかな母、鬱陶しいけど両親が好きな娘と、家出してきた同級生の何気ない日常。TOKYO FM系列の伝説のラジオドラマ、初の書籍化。オマケとして、書き下ろし前口上＆あとがきも。

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 小説 / 国内小説
• 出版社: 河出書房新社
• 掲載誌・レーベル: 河出文庫
• 電子版発売日: 2016年07月01日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 5MB

[ブクログ · ★★★★☆]

同時に読んでる2冊を軽く抜かして読み終わりました。「さて、無事に電車に乗れた、休憩休憩」などと思いながら気づけばこの本を手に取っている。一服の一冊。

ラジオドラマだから全部会話。それって、小説とかよりちょー読みやすいってことなんですね。だって情景描写とか無いし。喫茶店の隣の席の会話とか聞いちゃうのは会話の魔力せいなのよ。

[ブクログ · ★★★★☆]

平田家の放浪クリスマスパーティー可笑しかった～wそんなコントのような話もあれば、不意に胸にスルリと入ってくる台詞もあって、いいことも悪いことも誰かと分かち合える幸せの木皿ワールド全開。

[ブクログ · ★★★☆☆]

ラジオドラマの書き起こしなので、一つ一つの話が短く、必ず完結している。なので、いまいち食指が動かず、なかなか読み進められなかった。話は面白かった。長編を希望する。

[ブクログ · ★★★★☆]

木皿泉の描く世界が好き。
登場人物は、父・小吉　母・小麦　娘・歩　とボーイフレンドのコンドー君の４人のみ。
FM東京のラジオ番組だったらしい。聴いてみたかったな。
毎回、冒頭の西村雅彦のナレーションがまた面白い。
ＣＭのあと、ドラマが始まります。で始まる。

他愛のない日常を切り取って、普通の人たちの普通の会話が
これほど、いとおしく感じられるなんて。
向田邦子の世界と通づるものがある。