大河原遁のレビュー一覧

  • 王様の仕立て屋~下町テーラー~ 4

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    ナポリ組、ついにおまけマンガのみに。わーんせっかくの自分のお店…
    しかしホント日本の夏はスーツ合わないし、なんなら今年のロンドンも合わなかったのでは。

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    2019年12月21日
  • 王様の仕立て屋~下町テーラー~ 2

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    ネタバレ

     二巻ではコスプレの仕立てを手掛けるアマチュア女子高生・大島依都が登場。物語に華を添える存在が増えている。

     針生親方が現場復帰をしないことで織部の代行業は継続することになった次第だが、今回からは本腰を入れて、基礎を固めるような内容が描かれている。
     長期連載に付き、どうしてもネタ被りしてくる部分があるのではあるが、初期の連載を知らない読者にも改めて基礎知識を披露するようなニュアンスがあるようだ。
     例えば服装自由の会社の今時社長の窮地を手助けする「order #8 柳生の活人剣」では、上から下までTPOに即したコーディネイト法が説かれている。
     あるいは「order #10 さんしょのピリ

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    2019年03月29日
  • 王様の仕立て屋~フィオリ・ディ・ジラソーレ~ 7

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    ネタバレ

     おそらくはフィオリ・ディ・ジラソーレの章が終了となる7巻である。
     シリーズとしては現行のまま進むのかもしれないが、この間の最後に収録されている特別編「維新の鋏」から日本編が開始しており、ジラソーレに焦点を合わせた物語シリーズから外れるのは間違いない。
     作者自身が扉で「抜本的テコ入れ、リメイクレベルのリニューアルです」と述べているのだから、変化は免れ得ないだろう。

     この巻もまた安定した面白さを提供してくれている。それぞれのシチュエーションに合わせ、農学者に、ゴルフの席に、日本人版画家にと見事な手並みで仕立てを行う短編集だ。
     だが、それが個人的に星四つ程度と評価している面も否めない。

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    2018年09月07日
  • 王様の仕立て屋~サルト・フィニート~ 2

    Bon

    購入済み

    一話完結

    服の勉強にもなるし、主人公たちの掛け合いが面白い❗

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    2018年04月19日
  • 王様の仕立て屋~フィオリ・ディ・ジラソーレ~ 6

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     仕立て屋第三シーズンの六巻目では、これまで仕立てをしたことのない様々な層の依頼に応える、実に本作らしい内容が収録されている。
     この辺、相変わらず「ジラソーレがメインのシリーズだったのでは……?」という疑問は残るが、やはり本領となる内容では充実した物語を組むなあという印象である。
     一方で初期に多く見られたような、服飾版美味○んぼ的な説教臭さはこの巻ではほとんど見られず、圭角が取れてきている部分はあるだろう。

     今回も楽しく読ませていただいた。星四つ半相当と評価している。
     どうにも内容のないレビューで申し訳ないが、この作品シリーズについては(ここでの仕立てを実用するのでない以上は)おおむ

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    2018年03月27日
  • 王様の仕立て屋~フィオリ・ディ・ジラソーレ~ 5

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     紳士服を題材に取り扱ったこのシリーズ第三シーズンの五巻となる本巻でシリーズ累計50冊目を達成されたとのこと。足掛け15年もの長期連載は見事な物である。
     それはさておき、本巻はやや着こなし術的な要素の強い内容で取りまとまっている。order#29では撥水生地のスーツを扱い、30、31で着こなし術を題材にしてジャケットとボトムスをそれぞれ用いた三種の着こなしを紹介している。
     この辺はさすがに、長期連載ゆえの題材選びの難しさを感じるところである。33での船医向けの着こなしや34のサマーセーターなど、限定的なシチュでの仕立て・着こなしが題材にならざるを得ない。

     短編それぞれの物語は、マンネリ

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    2017年12月15日
  • 王様の仕立て屋~フィオリ・ディ・ジラソーレ~ 4

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     三つ目のシリーズに移行した本作も四巻目。今回も一筋縄ではいかない仕立てのトラブルを解決する物語が展開されている。
     スカジャン好きの中年アートディレクターにベロア地のジャケットを仕立てる「阿弥陀の光背」、ナポリ仕立てとミラノ仕立ての違いに焦点を当てた「僕のアモーレ」「呼び継ぎの腕」、黒スーツという日本的な伝統がトラブルを起こした「黒羽二重の五ツ紋付」など7作が収録されている。
     ただ、新シリーズはジラソーレを中心に据えた内容だったはずであるが、ここでの物語は織部に寄りすぎている感は否めない。最後に収録された「市民の護り手」はサービスジャングルとジラソーレが関わるエピソードであるが、やはりメイ

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    2017年08月09日
  • 王様の仕立て屋~フィオリ・ディ・ジラソーレ~ 3

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     ジラソーレ社に焦点を置いた第三シリーズの三作目は、ややごった煮の内容。今までのような〇〇編といったとりまとめは今回見られなかった形である。
     さすがに大ネタは攫いつくした感は否めないのだろう、ここではかなり特定のシチュ、例えばボヘミアンスタイルの女性と高級リストランテに入るコーデや、革ジャンでレトロなバイクに乗る上でエレガンテを維持したコーデなどが採り上げられている。
     話を転がす手並みは相変わらずお見事で、クロコダイルダンディ(※実際はダサい)が都会で四苦八苦させられる♯17「ワニの涙」などは小ネタで落とす計算がよく為されている。

     いつもながら安定した楽しみを提供してくれる。それだけに

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    2017年05月19日
  • 王様の仕立て屋~フィオリ・ディ・ジラソーレ~ 2

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    正直、新キャラはジラソーレメンバーと被ってるし、見たいのは悠の「すげえええ!」ってところなんだが、長期連載ともなると路線変更は致し方なし。
    今回は白シャツ特集で日本人にも親しみやすいだろうし、悠の出番が多いので結構オススメ。

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    2017年01月03日
  • 王様の仕立て屋~フィオリ・ディ・ジラソーレ~ 2

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     今回は日本人のスタンダードなスタイルである白シャツを扱った巻となっている。正格なスタイルになりがちな白シャツをどのように(ナポリの感覚で)粋に着こなせるかがテーマだろう。
     物語としては、ジラソーレとナルチーゾの小競り合いを軸にして連作短編に近い形で展開している。後半は日本人編集者がイタリア人作家に白シャツを使った難題を叩きつけられた二編が収録されているが、全体を通せばナルチーゾのちょっかいに対応するジラソーレという図式である。

     今回は星四つ半相当と評価している。
     全体的には良いのだけれど、ハリウッドスターのチャリティイベントのエピソードがやや気忙しいような物語の締め方になっているため

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    2016年12月25日
  • 王様の仕立て屋~フィオリ・ディ・ジラソーレ~ 1

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     新装開店し、第三シーズンを始めた本作は、今回からジラソーレ社に視点を移して物語を展開している。
     一巻を通してキャラのおさらいをしているような内容が特徴的だろうか。先のシーズンで顔見世しているライバル的存在、大手通販サイト「サービスジャングル」のイタリア支社長ゾーエのエピソードも加えられていて、彼女もこの新たなシリーズで活躍することが窺われるところだ。
     内容的には、改めて一から紳士服を扱っていくようなニュアンスが感じられる。新装開店で新たな読者を得ようという意図も感じられるが、ストーリーとしてみた場合、やはり既存のシリーズを読んでいないと難しい部分も多い気がする。

     今回は星四つ相当と評

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    2016年12月21日
  • 王様の仕立て屋~サルトリア・ナポレターナ~ 10

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     ジラソーレ社のイメージキャラクターを務めるアートユニット「グラッフィート」の解散危機をネタに、デニムの使い方を考える「デニムとのマリアージュ」編である。
     今回の目玉はリッカルドと織部の兄弟弟子対決だろうか。扱いづらいデニムをそつなく使いこなすリッカルドと、少し思い悩みながら色々なスタイルを提供している織部は対照的だろう。
     こうして改めてデニムの扱いを見てみると、どうにも難しさは否めない。少なくともクラシックとの相性が悪いのは、どうしたって否めない部分だろう。

     今回は星四つ相当と評価している。

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    2016年12月11日
  • 王様の仕立て屋~サルトリア・ナポレターナ~ 9

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     バーテンダーのイレーネの同郷、ホテルのクローク係であるニナがお客の高級カシミヤコートと安物コートを取り違えてしまい、といった展開から描かれる「コートをめぐる冒険」編である。
     様々なコートを描いた内容は興味深く読ませていただいたが、連作短編としての物語はやや弱いように感じた。取り違えから紛失してしまった品を取り戻す物語は、探偵でもないかぎりどうしても落ち着くところに落ち着くのは仕方がないのかもしれない。

     今回は星四つ相当と評価している。

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    2016年12月11日
  • 王様の仕立て屋~サルトリア・ナポレターナ~ 6

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     6巻ではサヴィル・ロウのパウエル親方が成金から狙われ、織部の元に逃げ込んできた「格上の男」編が収録されている。
     親方に仕事を手伝ってもらう過程で、ナポリ仕立てとイギリス仕立ての様式の違い・仕事の作法の違いで互いに譲れない部分が出たりもしている。あえて差異を出すことで特徴を際立たせる手法だろう。
     親方を指名手配した成金に対しどう対すべきか、という部分に焦点が当たっているが、英国貴族勢にせよ、ベリーニ伯にせよ、フィレンツェの彼女にせよ、それぞれの勢力を上手く絡めて展開させる手並みは相変わらずお見事である。

     今回も星四つ半相当と評価している。

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    2016年12月11日
  • 王様の仕立て屋~サルトリア・ナポレターナ~ 5

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     5巻は鞄商の御隠居クッカリーニ老に難題を押し付けられる「バッグと若旦那」編である。スーツと鞄のマリアージュを取り扱い、そこにジラソーレの陰謀家の彼女が裏から煽っている筋立てである。
     描き下ろしでさらに追記を行っている形式はこの回からだ。紳士服の取り扱いを啓蒙する本作は、さらにその傾向を強めている。
     その一方で物語そのものは、テーマに沿った内実を揃えている。この辺の物語る達者さは本当にお見事だ。

     星四つ半相当と評価している。今回も楽しませていただいた。

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    2016年12月11日
  • 王様の仕立て屋~サルトリア・ナポレターナ~ 4

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     今回から一巻でテーマを定めて物語っていく形式が始まっている。背表紙によれば今回は「7人のスーツ嫌い」編だそうだが、様々な事情でスーツと上手く扱えていないお客に対し仕立てを行う物語である。
     ここでは基本、一話完結の物語ながらテーマを意識した描き方をされていて、その解法を紹介していくような形式だ。知的な作品としては、こうした形式は望ましいものだろう。

     今回も星四つ半相当と評価している。

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    2016年12月11日
  • 王様の仕立て屋~サルトリア・ナポレターナ~ 2

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     二巻ではナポリの仕立て屋協会における守旧派と改革派の抗争に巻き込まれた織部やジラソーレ、ペッツォーリ社の姿が描かれている。
     ベリーニ伯爵家の父娘が珍しく意見を違えたりもしているのだが、この巻のハイライトはやはり、織部の兄弟子であり師匠のドラ息子であるリッカルドの登場だろう。
     高い才能と、確かな技術、確かな目利きを持ちながらグータラ精神と小心が邪魔をして大成しない人物であるが、物語の描き手としてはおそらく大変扱いやすいキャラだろう。どこにいてもおかしくないし、何をしてもおかしくないキャラである。

     今回も星四つ半相当と評価している。

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    2016年12月11日
  • 王様の仕立て屋~サルトリア・ナポレターナ~ 1

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     サルトリアを開業した織部が紡ぐ仕立て物語、セカンドシーズン始まりの巻である。連載誌もグランドジャンプPREMIUMに移っているようだ。
     今回は軌道に乗る前の(と言っても最終巻まで行っても軌道に乗ったとは言えないが……)スパッカナポリのサルトリア・オリベの姿を描きながら、ほとんど同時にペッツオーリ社のナポリ支店開業も描いている。第二部の足場を固めた形だろう。
     その足場固めの意味もあるのだろうが、今回は一話完結での物語となった。その質は相変わらず高く、スマートである。

     今回も安定して面白かった。星四つ半相当と評価している。

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    2016年12月11日
  • 王様の仕立て屋~サルト・フィニート~ 25

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     今回は紳士靴編。靴にまつわる物語を収録している。
     靴をメインにした着こなしなどにも触れているが、全体を通してさすが啓蒙漫画というべき参考っぷりである。その点、今回はドラマ性がやや薄くなった(というより、これまでの連作短編路線から離れて本来の短編集路線に戻ったと言うべきか)感もあるが、この辺はバランスだろう。
     物語を重視してここでは星四つ半相当と評価しているが、今回も楽しく読ませていただいた。靴もまた深遠なる服飾の世界なのだなと感心しきりであった。

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    2016年07月20日
  • 王様の仕立て屋~サルト・フィニート~ 21

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     アメリカ編が始まった21巻である。本社とNY支社で摩擦が起こりながらも、毎度のようにオーダーを消化していっている。
     物語の舞台は当然ニューヨークなのだけど、中にはorder127「注文の多い洋品店」のような変り種も混ざっている。織部自身もアメリカ的な合理主義に揉まれて、少し得るところがあったようであり、物語としては溜めに入っているかのような印象を受けた。
     NY支社としては本社からの抗議(織部らを勝手に連れ帰った件についてである)を上手く逸らしながらのらりくらりやっているが、この辺の摩擦もおそらく後の巻で本格的に取り上げていくことになるのだろう。

     というわけで、物語としては星四つ半相当

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    2016年06月27日