大河原遁のレビュー一覧
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ネタバレなぜこの人がこんなに最強なんだろうと思っていた兄弟子さん。
このやる気のなさとかいろいろ……それでも腕はいいって、反則だね。
でもこの人にもかなわない人がいてよいこっちゃ。
さて、話としては後半に出てきた今までにない濃さをもつキャラクターが。
伝統の技の後継者問題を扱った趣になっていた今シーズンですけど、落ち着くところに落ち着かしたかと。なりようにしかならないけれど、みんなプライドはあるんだよ、と。
でも、プライドだけではお腹は膨れない。世知辛いな。
ひまわりさんたちがドタバタギャグ要因になってる(笑)
綺麗なおねいさんたちなのになぁ。 -
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イタリアでスーツを作る日本人の話。衒学趣味的で落語チックな乗り。
日本ではスーツといえば黒い礼服みたいなイメージがあって画一的だが、スーツを着る他の国ではそうでもない。イギリスやイタリアなど、スーツを常に着ている国では、その着用方法も多様で、スーツの着こなし自体が人格を表すほど文化として定着しているようだ。個人的に「スーツとは鎧のようなもの」というイメージを持っていたのだが、必ずしもそうではなく、ファッションの一部として愛されるものなのだというのが、結構衝撃的だった。
衒学趣味は嫌らしさはなく、痛快に軽快に語られるのが比較的好印象。スーツの立体裁断は日本では足袋職人しかやっていなかったと -
Posted by ブクログ
イタリアでスーツを作る日本人の話。衒学趣味的で落語チックな乗り。
日本ではスーツといえば黒い礼服みたいなイメージがあって画一的だが、スーツを着る他の国ではそうでもない。イギリスやイタリアなど、スーツを常に着ている国では、その着用方法も多様で、スーツの着こなし自体が人格を表すほど文化として定着しているようだ。個人的に「スーツとは鎧のようなもの」というイメージを持っていたのだが、必ずしもそうではなく、ファッションの一部として愛されるものなのだというのが、結構衝撃的だった。
衒学趣味は嫌らしさはなく、痛快に軽快に語られるのが比較的好印象。スーツの立体裁断は日本では足袋職人しかやっていなかったと -
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ネタバレ人生の背中を押してくれる紳士服マンガ31冊目。
この巻はセルジュ。父との確執の種ともなったブランド立ち上げに絡んで、修行の成果を披露するハメになる。
もはや織部が苦労するというのは並大抵のことではないので、セルジュが苦心する。まだ途上の技術の底上げと、特定の人物だけを見るのでなく、ブランドの顔となるデザインの構築。ちと15巻あたりの葛藤を思い出す。
仕事の腕をあげるのはまあ長い道のりで、簡単に到達点を示せるものではないが、だからといって未だ続けている苦労を否定されたくもない。それは一緒に苦労している仲間を否定されることでもあるような気がする。
というところか。もとの持ち物が良すぎるセルジュは -
Posted by ブクログ
ネタバレ1話目まさかの結末となり、ポカーン。しかし2話目で明かされるその結末に至った事情から「ああ、最終的にはクロードの許へとなってハッピーエンドか・・・」と思ったらどんどん思わぬ方向へ転がっていった。
その原因となった、鳶があぶらげ攫おうとするだけでなんの閃きも見せないアラン・リヴァルの言動を見るにつけ、既に彼のデザイナーとしての才能の泉は枯渇してしきっている印象しか持てず残念。
さて、久々の織部オンリーイベントで重かった前巻の反動のように、やはり華やぐジラソーレ祭りとなった今巻で織部は別に登場する必要は全くなかった。ただ、話が進むに連れどんどん事態が荒れてくるこの時計シリーズもまだ折り返し辺りな