あらすじ
紳士服の聖地と呼ばれるナポリに“究めし職人”と呼ばれる日本人がいた。彼の名は織部悠。伝説の名仕立て職人マリオ・サントリヨが唯一認めた弟子である。自分の店をナポリに開店した悠だが、ナポリ仕立ては今、守旧派と革新派が真っ向から対立。しかも職人流出の危機も迫ってきて…!? ナポリ仕立ての未来を問う話題のシリーズ、完結!!
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Posted by ブクログ
仕立て屋協会の抗争が丸く収まる第三巻である。グランドジャンプPREMIUMでの連載が終わった、一応ひと段落した巻でもあるだろう。
内訌が外圧によって解消されるというのは間々あることであるが、ここでも中国からの人材引き抜きによって後継者問題に改めてスポットが当たり、両派が協力して次世代を育てる服飾学校を設立する流れへと繋がっていった。
ここで衝撃のジョジョパロキャラ登場である。どんな経緯でこのキャラが採用されたのか興味深いところだが、原作五部の各キャラほどには濃くない(しかもギャングではなく単なるチンピラ)ので、きちんと物語の中に納まっている。
今回は星五つ。やはりジョナタのインパクトが強かった。こういう劇物も、時には良いものである。
Posted by ブクログ
第二シーズンの第三巻、ナポリ仕立て屋の新旧派閥の対立から発した騒動もいよいよ佳境になります。
王室の縁の貴族からの依頼やら中国の介入等々と何時も通り色々ありますが、一番のツボは世界観が違いすぎる新キャラの登場(スタンドとか波紋とか使えそう)
あまりにも濃すぎて大笑いしました。
Posted by ブクログ
人生を変える後押しをする仕立ての漫画 新シリーズ3冊め
ナポリ新旧対立が、ヨーロッパ服飾界全体の問題に広がり、中国も介入したところでおおよその膿が出きって、本分に立ち返ってよしというところか。
互助会としては、結局腕を上げ、評判を上げて今後も買ってもらえるようにしないと仕方がないところで、それをうまくヒトを流してまとめた感じ。
そして、新人育成はここに来てのジョジョリスペクトか。
集英社で良かったのだろうなあ、というところ。
それでここまでの流れには一区切りできて、次がまた楽しみです。
Posted by ブクログ
技術職はどこでも後継者問題ですね…ミラノではラウラの行ってた学校があったわけだが、ナポリでもやっと技術の伝承を公開保存で動き出した、という。しかし、まあマンガなのでちゃんと解決してるけど、この不景気に未来のためのお金を出してくれっていうのは、やっぱりよっぽどのものを見せないと難しいよね。
Posted by ブクログ
珍しく…というか初めてじゃないか、主人公の悠が完全に裏方としてしか登場しない巻。
ジラソーレの女の子達もほとんど存在感を見せず、その分展開も地味目だが、こういうのもたまにはありだと思う。
しかし新キャラのとってつけたようなジョジョパロディはいかがなものか……
Posted by ブクログ
なぜこの人がこんなに最強なんだろうと思っていた兄弟子さん。
このやる気のなさとかいろいろ……それでも腕はいいって、反則だね。
でもこの人にもかなわない人がいてよいこっちゃ。
さて、話としては後半に出てきた今までにない濃さをもつキャラクターが。
伝統の技の後継者問題を扱った趣になっていた今シーズンですけど、落ち着くところに落ち着かしたかと。なりようにしかならないけれど、みんなプライドはあるんだよ、と。
でも、プライドだけではお腹は膨れない。世知辛いな。
ひまわりさんたちがドタバタギャグ要因になってる(笑)
綺麗なおねいさんたちなのになぁ。