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Posted by ブクログ
ツッパリ系ルポライターのチェレスティーノ・バルツァーギをキーキャラとした「モノトーンの彩り」編である。
彼の曾祖父、北部財界に影響を与える財閥総帥に彼のスタイルが忌み嫌われている人間関係をベースに、その関係をほぐす過程で出会ったフリーアナウンサーのサブリナ嬢との恋愛なども挟み、しかもその背景にはファシスト党という歴史的な存在も絡んでいるという、結構詰め込んである一巻だ。
内容的にはしっかりとしていて、なおかつキーキャラである彼も好感の持てるキャラ像をしている。読みやすく、読後感も良い一冊であった。
星五つで評価している。この第二部で一、二を争うだろう質の物語であった。