【感想・ネタバレ】王様の仕立て屋~サルトリア・ナポレターナ~ 7のレビュー

あらすじ

紳士服の聖地と呼ばれるナポリに自らの店を開店した織部悠。彼は伝説の名仕立て職人マリオ・サントリヨが唯一認めた弟子であり、“究めし職人”と称される男。ある日、アメリカでステーキチェーンを展開するジョー・ローリングが来店する。悠の仕立てで商談が成功して以来、店に通うようになったジョー。しかし、この御仁、ビジネス以外にも何やら目的があるようで…!? シャツ一枚で、見る景色が一変──。そんな奥深きシャツの世界を悠と共に巡る新シリーズ「魅惑のシャツ」編、始動──!!

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Posted by ブクログ

 アメリカでステーキチェーンを展開するジョー・ローリングがイタリア進出を狙い、ジラソーレからの紹介で織部の店を訪れる「魅惑のシャツ」編である。
 今回は連作短編。少しずつ理解を進めるような形で、様々なシチュエーションで使えるスーツとシャツの組み合わせを紹介している。イタリアにおける白シャツのフォーマル感などは参考になる情報だろう。
 物語も、彼の大学時代の恋人との顛末が描かれ、そこには色濃く薫るような過去の恋愛の残滓があった。顛末は予想されるところであったが(この作品でそこまで艶っぽい物語は展開されないだろう)、彼による復讐劇にはだいぶ笑わせていただいた。

 今回は星五つ。
 元カノへのこうした思い入れと、そうして生まれるある種の風情は男性特有のノスタルジーだろう。堪能させていただいた。

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2016年12月11日

Posted by ブクログ

ファッションに関するウンチク漫画。
7巻は、シャツ特集。

イタリアでは、白シャツはフォーマルすぎるのか!
日本の常識は海外では常識ではない。
など、雑学として使える興味深いネタはたくさん。
おもしろく学べます。

背景をかなり省略(ほとんどのコマで背景書いていないページがある)したり、作者の漫画を描く上での効率化が、すごいなと。

0
2018年01月28日

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