岡田淳のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
単純にタイトルの惹かれて読み始めたら
のっけから妙に現実感があるというか
今時の小学生の生活や気持をリアルに表現していて
いったいどこに竜が出てくるんだ??と疑心暗鬼に読み進めて
ふと気がつくと
関西弁と標準語を見事に使い分ける
騎士ジェラルドのペースにまんまとはまってしまった
今の子供たちは幸せだな
あさのあつこの「バッテリー」もだけれど
思春期に入った少年少女の
心の深い所にまでぐっと届く
等身大の小説を読むことが出来るのだから
さらに本書について言えば
等身大の青春小説でありながら
冒険ファンタジー(関西弁テイスト)であり
自己啓発本(「夢をかなえるゾウ」風)っぽくもあり
う~~ -
Posted by ブクログ
康男と優樹は宿題のプリントをとりに戻った学校の教室で、ジェラルドと名乗り、自分は竜退治の騎士だと関西弁で言う男に出会う。始めは学校に劇を見せる為に来ている役者さんが冗談でそんなことを言っているのだと思っていた二人だが…。
(感想)
久しぶりに岡田淳先生の本を読んでみたいと思って選んだ児童書。この先生に図工の授業を見てもらっていたということは、今から考えると贅沢だったなぁと思います。竜退治の騎士になるために、トイレのスリッパをそろえなさい、というくだりはユニークでした。この物語を通して先生が伝えたかったこと、竜というものに含められた意味が大人になった今では、深読みするようになった為わかるような