岡田淳のレビュー一覧

  • 選ばなかった冒険

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     「二分間の冒険」と似たようなファンタジーを期待して読んだところ、ハードさにびっくりでした。拳銃、ナイフ、血、死体、別の世界で子供たちが殺し合い...。もしあらすじをきちんと読んでいたら小1男児と小3女児(ただし年度末)への読み聞かせには使わなかったかもしれません。しかし結果的には、子供たちも受け止めて楽しめる範囲でした。「今まで読んだ中では出てこなかったような戦いで、怖かったけど面白かった」と口々に言っていました。こうなんじゃないかな、こうすればいいのに、と、それこそ登場人物と一緒に冒険しているようになって頭を使って楽しんでいました。そうして子供たちも楽しみましたが私にとっても文句なしの面白

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    2013年04月22日
  • 放課後の時間割

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    作中に、学校ネズミの語る物語が挿話されているのですが、それがまたメルヘンチックであったりファンタジックであったりと、心わくわくさせるお話ぞろいです。作中の放課後の時間割のルールにのっとって、ひとつずつ日を変えて、ゆっくりと楽しむのも良いかもしれません。

    子供の頃、何度も々読みましたが、その頃の倍の年齢になった今でも、たびたびに読み返したいと思う物語です。

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    2013年02月02日
  • 竜退治の騎士になる方法

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    忘れたプリントを取りに教室へと行った僕と優樹は、そこで竜退治の騎士と出逢うのだった。
    小さい頃のように素直に自分の気持ちを表すのが恥ずかしくなる。そんな斜に構えてしまう年頃。でもそれでいいのかな。周りを気にしてばかりでいいのだろうか。そんな道徳的教訓が込められているのに、説教臭くない。それは物語のもつ力のためでしょう。竜退治の騎士ジェリーの言葉に惹き付けられた時には、竜が見えるでしょう。

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    2013年01月16日
  • 竜退治の騎士になる方法

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    自分が竜退治の騎士だというジェラルドは関西弁。
    もちろん外見は日本人。

    そのギャップにまず笑わされます。

    竜退治の騎士になるために、彼がやってきたことや、そもそも竜とはなに?
    という素朴な疑問も、説教臭くなく読めます。

    子どもが小学生のうちに読ませたい本です。

    岡田さんの本の中でも好きな作品。

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    2012年12月17日
  • ふしぎの時間割

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    私が読書を好きになったきっかけの本。短編集で、当時小学生だった私でもすらすら読めたことを覚えています。収録されているお話の中でも特に「消しゴムころりん」が大好きで、当時主人公・さおりの真似をして消しゴムをわざと丸く削れるように使っていました。どのお話も、現実とファンタジーを継ぎ目がわからないように縫い合わせてあって、もしかしたらこんなふしぎで素敵な出来事がいつか自分にも起きるんじゃないか。ついそう思ってしまう、読んでいてとてもわくわくする本です。

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    2012年12月16日
  • フングリコングリ 図工室のおはなし会

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    図工室を訪れるふしぎなお客たち。皆お話を聞くのが好き。図工の先生はそんな彼らに学校の不思議なお話をする。
    「ねえ、ひま?」という声に戸をあけると、はいってきたのはネコだった。ヒトの気持ちはわからないね。そんな大人びたことを言うネコに先生はヒトがヒトの気持ちをわかっちゃう話を話し始めた。題名は『フルーツ・バスケット』。

    ほのぼの面白い。なんていうか、総てにおいて良くできています。フルーツ・バスケットも膝カックンも懐かしい遊びで、大人が読むとノスタルジックな気持ちになります。膝カックンのお話なんて読んだことなかったです。子どもが読むと、知らなかったあそびをやってみようという気持ちになるかもしれな

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    2012年10月16日
  • びりっかすの神さま

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    ネタバレ

    久しぶりの岡田淳さんの本でした。
    いいお話ですね。子どもたちの気持ちに寄り添い、最後は子どもたちの力で何とかするお話。
    成績順にクラスを並び替える担任、しかも事あるごとに頑張れという。この先生が、クラスの子どもたちの変化に戸惑うあたりが大人として考えさせられる。
    このお話、20年以上前の作品なんですよね。古びないなあ。

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    2013年09月06日
  • ふしぎの時間割

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    現在22の自分ですが、小学生の頃に何度も読んだだけあって大好きな一冊です。小学生時代から何年経っても、あの図書室で読んだのをたまに思い出します。

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    2012年10月11日
  • ようこそ、おまけの時間に

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    6年1組の松本賢は、ぼんやり賢と呼ばれている。クラスの皆は男子も女子もグループ化していて、賢は特別仲のいい子がいるわけではない。なんとなく過ぎて行く毎日だったが、ある時を境にそれは変わった。4時間目の12時のサイレンがなった瞬間、賢は現実の教室から、全く別世界の同じ教室にいた。

    なんとなく『漂流教室』や『サイレントヒル』を思い出す雰囲気。でも怖さは全然ないです。夢のような別世界をきっかけに知らなかった自分やクラスメートを発見する様がとても丁寧に描かれています。ああこれ、子どもの頃に読みたかったなー。

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    2012年09月28日
  • ふしぎの時間割

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    気付くと何か月かに一回必ず読んでいます。

    読むだけで自分もその時間を共有しているような、
    匂いとか雰囲気とかチャイムの音を体感できる本。

    挿絵も岡田さんが描かれていて、それがとても丁寧で細かい所まで描写されているので、「あぁそういえば教室の中はこんなんだったなぁ」とか「先生の机の上にこんなのあったなぁ」とか思い出されます。
    先生だっただけあって、本当に細かい所まで見ているんだなぁと。

    私が一番好きなのは「カレーライス三ばい」。
    大好きだった学校のカレーライスを思い出すからです(笑)

    これからもそばにおいておきたいし、我が子にも読み聞かせたい一冊です。

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    2012年08月31日
  • ふしぎの時間割

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    ネタバレ

    小学生のころ何度も読んだ本。
    なにげない日常のなかで起こる不思議なできごとが、読んでいると実際に起こるような気がして楽しい!
    『ピータイルねこ』『消しゴムころりん』がとても好き。

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    2012年08月12日
  • びりっかすの神さま

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    先生と呼ばれる人、子ども時代のテストのドキドキを忘れちゃった大人、子どもみんなに読んでほしい!

    童話館からの配本で入手。

    興奮した長女
    →私
    →読後感想を言いあい、さらに興奮した長女と私
    →興味のなかった息子へ

    と、本が渡りましたが、体育会系の息子が、学校の教室で秘かに読み進めたと言うから、これはおもしろい!

    ピュアな子どもたちの、学校生活ものぞけて楽しい♪

    SPの本棚に あります\(^o^)/貸出OK 早い者勝ち!

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    2017年08月09日
  • 選ばなかった冒険

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    岡田淳作品のなかでも一番好きな作品。
    子どもにも読んで欲しいが、年を重ねるごとに読み返したい本でもあります。

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    2012年02月08日
  • 竜退治の騎士になる方法

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    これも面白かった〜!

    放課後の教室で出会った、関西弁でどう見ても東洋人の竜退治の騎士ジェラルド。
    たぶん役者さんが適当な話をしているのだろうと、話を合わせていたつもりが、いつの間にか引き込まれて不思議な体験をする少年少女。

    竜退治の騎士への第一歩が、トイレのスリッパからという発想が面白かったです。
    いいこというな〜。

    今まで読んだ岡田淳さんの本(6〜7冊)の中でも上位に食い込む一冊でした。

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    2012年01月12日
  • びりっかすの神さま

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    最近岡田淳氏の児童書にハマってます。
    この本も、夢中になって読みました。
    さすがに、小学校中学年向けなので、簡単に読めます。

    この本のなかの、びりっかすの神さまは、4年1組のなかで、テストの成績やかけっこや給食の早さなど、いろんな競争でビリになった子だけに見えるようになる不思議な存在です。びりっかすさんが見えるようになると、同じくビリでびりっかすさんのことが見えている仲間同士で、テレパシーで会話が出来るようになっていきます。皆がわざと手を抜くようになったらどうなるのか、子供たちはそれをどう感じるのか。読み出したら止まりません。
    最後は感動しました。
    岡田さんの本は、読み始めるとすぐに、自分が

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    2012年01月10日
  • 選ばなかった冒険

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    面白かった〜!
    久しぶりに、児童小説読みました。

    現実の世界と、まるでロールプレイングゲームの中のような世界を、眠って見る夢を通じて行ったり来たりするファンタジー小説です。
    夢といっても、どっちが本当の夢なのか分からない。どちらも存在するんです。
    しかも、”主人公一人が”ではなく、クラスメイトがそれを共有するという不思議さ。

    主人公たちは、どちらかの夢を終わりにさせるんじゃなくて、どちらの記憶も失いたくないから、二つを合体させるために、仕方なく冒険をすることになります。
    目線は常に、学とあかりなのに、あちらの世界では、隣のクラスの転校生勇太が主人公だと言う不思議さや、さらに、戦いの訓練や、

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    2012年01月10日
  • ようこそ、おまけの時間に

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    小学生の頃から忘れられない一冊です。
    小学校高学年で初めてよんで、面白くて何度も何度も読み返しました。
    あれから20数年たちますが、今でも面白く読み返します。
    おまけの時間、経験してみたいですね。

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    2011年10月26日
  • ようこそ、おまけの時間に

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    ネタバレ

    小学校の時、友達に勧められた本です(^-^)
    私でもスラスラ読めてすごく楽しくて
    この本が大好きです!!!

    何回も読みたいです。

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    2011年09月24日
  • びりっかすの神さま

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    ネタバレ

    何のためにチームで一生懸命になれるかがわかったような気になりました。
    成績がビリだと見える神様。
    クラスの全員で0点を取って見るところは団結力を見たような気がしました。
    かけっこで1番になったこと。
    先生がびりっかすの神様に似ていたこと。
    話の肇のころは予想していなかった展開に、どんどん引き込まれていっていまいました。

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    2011年09月22日
  • 竜退治の騎士になる方法

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    児童書。ただし、内容は奥深い。
    トイレのスリッパを直すなど、思いやりの行動を実践し続けたいと思った。

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    2010年06月23日