あらすじ
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その学校がどこにあるかはしらない。毎時間おこるふしぎな物語は、それぞれが独立したファンタジーとして楽しめ、しかも学校でおこった不思議な話としても読める。金魚やオウムと話をする子。泣き出すと、3次元がゆがむほどのエネルギーをもっている女の子の話、退職間近の先生が子どもに戻り、足の速い子と競争する話。闇の魔力と一人敢然と戦い、学校を守った男の子の話などなど、不思議で面白い話満載です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
どこかの小学校で起こったふしぎなお話詰め合わせ。
始業前・授業中・放課後にも、みんなが帰った夜にだって、不思議な事が起こってるのが学校ですよね。
現役小学生も元小学生も、みんなが経験したり
聞いたことがあったり、なんか覚えがあるようなお話。
私も小学生の時に読みたかったなぁ…
挿絵も、図工の先生である岡田先生によるものです。この雰囲気が大好きです。
本の中に引き込まれる
小学校を舞台にしていて1時間目から6時間目まであるのですが、色んなお話があって、とても面白いし飽きないと思います!
だんだん不思議な世界に引き込まれていく感じがします。
Posted by ブクログ
岡田淳を人に勧める場合、ゲームと長編が好きな人には『選ばなかった冒険』を、その他の人にはこれを勧める。岡田淳のさまざまな魅力が、一冊にバランス良く詰まっていると感じる。作・絵、が同一人物である魅力をも感じて欲しい。
Posted by ブクログ
登校から始まり1時間目から6時間目、そして放課後へと続く小学校を舞台にした少し不思議な物語。喋る猫、不思議な消しゴムをくれたヤモリ、思い通りになる力を得た子、夢見る力を奪う闇などなど日常からふっと浮揚して不思議な世界へと連れて行く筆遣いが素敵です。
また登場する子らも、わんぱくな子、内気な子、空想好きな子、真面目な子、他のこと一緒に行動するのが苦手な子、いろいろな子が出てきます。そしてそのひとりひとりを受け止める温かい眼差しを文中に感じるのです。それは恐らく作者の眼差しなのでしょう。作者自身による挿絵も小学校の雑多であり温かく楽しい感じが詰まっていて素敵です。
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私が読書を好きになったきっかけの本。短編集で、当時小学生だった私でもすらすら読めたことを覚えています。収録されているお話の中でも特に「消しゴムころりん」が大好きで、当時主人公・さおりの真似をして消しゴムをわざと丸く削れるように使っていました。どのお話も、現実とファンタジーを継ぎ目がわからないように縫い合わせてあって、もしかしたらこんなふしぎで素敵な出来事がいつか自分にも起きるんじゃないか。ついそう思ってしまう、読んでいてとてもわくわくする本です。
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現在22の自分ですが、小学生の頃に何度も読んだだけあって大好きな一冊です。小学生時代から何年経っても、あの図書室で読んだのをたまに思い出します。
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気付くと何か月かに一回必ず読んでいます。
読むだけで自分もその時間を共有しているような、
匂いとか雰囲気とかチャイムの音を体感できる本。
挿絵も岡田さんが描かれていて、それがとても丁寧で細かい所まで描写されているので、「あぁそういえば教室の中はこんなんだったなぁ」とか「先生の机の上にこんなのあったなぁ」とか思い出されます。
先生だっただけあって、本当に細かい所まで見ているんだなぁと。
私が一番好きなのは「カレーライス三ばい」。
大好きだった学校のカレーライスを思い出すからです(笑)
これからもそばにおいておきたいし、我が子にも読み聞かせたい一冊です。
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小学生のころ何度も読んだ本。
なにげない日常のなかで起こる不思議なできごとが、読んでいると実際に起こるような気がして楽しい!
『ピータイルねこ』『消しゴムころりん』がとても好き。
Posted by ブクログ
~09/06/26
ゼミで研究させて頂いたので改めて読んでみましたが、大好きな一冊です。
小学生の時にも読んだ記憶が残っています。当時もそれだけ印象深かったのだと思いますが、大きくなってから読んでも素晴らしい。文・絵ともに岡田さんが書いていらっしゃるのもすごいです。
学校はちょっと不思議で素敵な出来事に溢れています。
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小学生か中学生のときに学校の図書室に置いてあって。一度読んで全然忘れられなくなってしまった。目をあけてはいけないお話のインパクトがすごかった。
Posted by ブクログ
1時間目から6時間目までに放課後、暗くなりかけて、夜といくつかの小学校とそれぞれに時間割に合わせた短編集の詰め合わせの児童書である
ふしぎの時間割というタイトルに合わせて現実的な学校に見せかけて喋る猫や不思議な消しゴムを渡してくるヤモリ、魔女に不思議な泣き声を持つ少女とファンタジーと学校を掛け合わせた小説たちである
児童書なので読みやすいのはもちろんのこと絵柄も可愛らしく作者の岡田淳が描いていると気づいた時には図工専任教師として小学校に勤務していた経験を最後の作者説明で読むとなるほどだからこそこんなにも小学校の空気感を詳しく描写できるのかと思った
最近小学校の事を思い出すと治安のよくない小学校に通っていたせいで小学校時代の楽しかった記憶は忘れていき悪口しかでてこない近況。そんな中この児童書はそういや治安悪い中でも自分なりに楽しく過ごしてたじゃんという感覚を思い出させてくれた不思議な本だった
小学校時代、授業を真面目に受けていたことや図工が好きだったこと、テストを早く書き終わりすぎて残り時間が暇だったこと漢字のテストがどうしてもわからなくて低い点を取ってしまったことこの本を読んでいると忘れていた感覚を思い出させてくれた
小学校という世界で子供は子供なりに一生懸命生きていた嫌だなと思ったことも沢山あった。だけどなんとか小学校時代を駆け抜けて6年間過ごしたなと思い出させてくれた児童書だった
個人的にカラータイルの表紙のみどりちゃんとカレーライスのひさしとメイコの話が好きでした
Posted by ブクログ
岡田淳さんのお話、どれも好きですが、大人が主人公の物語もあって、懐かしい気持ちにさせてくれます。
いくつかの小学校の それぞれの季節 それぞれの時間のお話
個人的には『消しゴムころりん』が微笑ましくて好きです。
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子供じゃないんだから、こんな子供が読む本なんて…。
いやいや、そんな僕たちも子供だった。
だからこそこんな出会いが楽しいんだ。
こういう本は心がにんまり笑っちゃう。
小学生の頃を思い出しながら、35歳春。
春心にぴったりなほんわり暖かい本。
Posted by ブクログ
これまで岡田淳さんの作品は抵抗があったのですが、
教科書に載っている「ピータイルねこ」がよかったので読んでみました。
子どもたちの描写がとても自然で、「こういうことあったな」と
自分の小学生時代がふいに懐かしく感じられました。
Posted by ブクログ
岡田作品の短編集は、読みやすくて大好き!
特にお気に入りは、1時間目のピータイルねこ♪
6時間目の夢みる力は、ホラーだよ。こわいよ。
小学校が舞台だから、子ども受け良さそうだよね。
Posted by ブクログ
去年からハマっている、岡田さんの本。
その中でも人気が高いらしい本書をワクワクしながら読んだ。
一編ごとには無関係な小学校の1日をテーマにした短編集。
時間が下がるに連れて、登場人物の学年も上がり、最後はベテランの女性教師ともっと年上の警備員さんまで登場する。
学校は子供たちと先生だけではない。給食のおばさんもいれば、警備員さんもいる。
学校のなかでも、教室以外に、運動場の人気のない百葉箱とか、階段(岡田さん、階段好きだなー)、理科室、いろんな場所が存在する。
学校ってこんな場所だ、というのが満遍なく描かれていて、どんな人が読んでもどこかに自分の居場所を感じられるような巧い作品だった。
読んでいて胸が痛かったのは、五時間目の石ころと、夜の掃除用具戸棚。どっちも発達凹凸の話だと感じてしまった。
人気の高い六時間目の夢見る力。めちゃくちゃ怖いと思ったよ。これがお芝居になっているらしいけど、子供の時に見たらトラウマになりそうだ。
印象的なのは、放課後のもう一度走ってみたい。余韻が素晴らしい。
有名なピータイルねこ、ですが、ピータイルというものを全然知らなくてggってみて、ようやくちょっとわかった。
それにしても、小学校って、なんて、いろんな感情を内包する場所なんだろう。
大きな入れ物であることを改めて感じさせられた。
一番最後に全ての登場人物が歩いていく一枚絵がとても良かった。