【感想・ネタバレ】竜退治の騎士になる方法のレビュー

あらすじ

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おさななじみの康男と優樹は、忘れものをとりに、下校時刻を過ぎた学校にしのびこむ。だれもいない教室には、中世の騎士のかっこうをした男がいた。関西弁でしゃべるうさんくさいその男は、ジェラルドとなのり、自分は竜退治の騎士だという。半信半疑のまま、会話をつづける三人の前に、竜があらわれて…。読みおわると心がまるくなるちょっといい話。

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Posted by ブクログ

(小6男子)「竜退治の騎士になる方法」というタイトルからファンタジーな物語を想像し手に取ったが、この本はただ竜を退治するシンプルな物語ではないことが意外で印象的だった。ファンタジーが好きな人や、好きではない人にもぜひ読んで欲しいです。

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2024年12月03日

Posted by ブクログ

関西弁ベタベタの竜退治の騎士ジェリー。
放課後に起こった不思議な出来事。
トイレのスリッパを本気で並べようって思った(笑)

これは勇者好きの息子に読ませよう。

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2020年12月03日

Posted by ブクログ

 これは強烈に面白かったです!!これまで子供に読み聞かせを3年半続けて古今東西の名作を読んできた中で一番面白かったかもしれません。少なくともうちの子のウケという意味では最高でした。分量が適度に短めというのもあるけれどとにかく面白いものだから途中でなかなか切り上げることができず4晩で読み聞かせ終わってしまったほどです。物語に演劇がひとつの要素として出てくる通り、ちょうど少人数の劇団の舞台を見ているような感覚がありました。軽妙な関西弁の会話(子供に特にウケた)と、劇団風の芝居がかった台詞、激しいアクションシーンがあることもあって、音読をしていても自分が劇団員になったようですごく楽しくて、音読し甲斐がある作品でした。子供向けの教訓も確かにメッセージには含まれているのですが、それが押し付けがましくなく、だけれどとてもインパクトがあるフレーズで頭にしっかり残るように書かれています。きっと明示的に教訓を垂れるよりもこれの方がよほど子供の頭に残ることでしょう。ただし本書はファンタジーはファンタジーなのですが、同じ著者の作品と比較すると本書には「びりっかすの神さま」要素もちょっと入っていて、「二分間の冒険」や「選ばなかった冒険」ほどファンタジーや冒険物語のテイストは強くないのでそういう本だと先入観を持って期待して読むのはやめた方がいいです。

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2013年11月03日

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忘れたプリントを取りに教室へと行った僕と優樹は、そこで竜退治の騎士と出逢うのだった。
小さい頃のように素直に自分の気持ちを表すのが恥ずかしくなる。そんな斜に構えてしまう年頃。でもそれでいいのかな。周りを気にしてばかりでいいのだろうか。そんな道徳的教訓が込められているのに、説教臭くない。それは物語のもつ力のためでしょう。竜退治の騎士ジェリーの言葉に惹き付けられた時には、竜が見えるでしょう。

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2013年01月16日

Posted by ブクログ

自分が竜退治の騎士だというジェラルドは関西弁。
もちろん外見は日本人。

そのギャップにまず笑わされます。

竜退治の騎士になるために、彼がやってきたことや、そもそも竜とはなに?
という素朴な疑問も、説教臭くなく読めます。

子どもが小学生のうちに読ませたい本です。

岡田さんの本の中でも好きな作品

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2012年12月17日

Posted by ブクログ

これも面白かった〜!

放課後の教室で出会った、関西弁でどう見ても東洋人の竜退治の騎士ジェラルド。
たぶん役者さんが適当な話をしているのだろうと、話を合わせていたつもりが、いつの間にか引き込まれて不思議な体験をする少年少女。

竜退治の騎士への第一歩が、トイレのスリッパからという発想が面白かったです
いいこというな〜。

今まで読んだ岡田淳さんの本(6〜7冊)の中でも上位に食い込む一冊でした。

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2012年01月12日

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児童書。ただし、内容は奥深い。
トイレのスリッパを直すなど、思いやりの行動を実践し続けたいと思った。

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2010年06月23日

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好く生きる方法かな。

うそでなければ語れない真実もある。
正解はひとつとは限らない。

会話(立ち話)が中心、唐突な展開は子供向けなのか雑なのかわからないが、なんとなく読んでいるうちにのめり込む部分がある

行間を読ませる演出

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2010年06月13日

Posted by ブクログ

『読書のすすめ』サイトで紹介されていた魔法の3冊セットの1冊目です。
字が大きめなので、すぐに読み終えることができます。
小学校上級向けの児童書ですが、大人が読んでもとてもためになる気づきのある本です。

ちなみに、魔法の3冊セットは、①【竜退治の騎士になる方法】 ②【びりっかすの神さま】 ③【二分間の冒険】です。さらにこの順番で読むことであなたの中の本当に大切なものが必ず見つかります。・・・だそうです。

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2010年02月04日

Posted by ブクログ

おもしろい。

読んで損は無いと思います。

ブレイブストーリーみたいな、
ネバーエンディングストーリーみたいな
現実と空想が交錯している感じがよいです。

トイレのスリッパを並べましょう。

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2009年10月04日

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読書のすすめ 清水店長一押し!
これを読むとあなたも竜が見える!
2004.6.25 諏訪にて

この作者は文章も素晴らしいが
イラストも素敵!

どうやったら竜退治の騎士になれるか
→スリッパをそろえなさい。
?スリッパそろえるより、人の目が気になる。
そろえなおす、回数が減ってくる。
いろんな人いて、その人たちの気持ちになってみた。

甥っ子にプレゼントする。

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2009年10月04日

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読んでなかった岡田敦の児童文学。学校に突然現れた竜退治の騎士との対話と竜との戦いの話。
場所は変わっていないはずなのに、騎士との対話、竜が見えてないときの戦い、竜との戦いと流れるように、そして鮮やかに雰囲気が変わっていく。

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2025年05月14日

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イライラに振り回されず、人の目を気にせず、正しい行為をするための覚悟を決める本。
教訓めいた小説はあまり好きではないのだが、勇者ってこういう風に誕生するんだなと勉強になった。
勇者になりたい。勇者ヒンメルなら、必ず竜と立ち向かうだろう。

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2024年09月07日

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二番目に読んだ岡田淳。これも、長男が寝る前の読み聞かせに用いた。

岡本淳の代表作をいくつか読んだ後であらためて思い出してみると、この作品は時期的に見て、それまでに描かれた岡田作品のある意味、集大成的な位置づけができそうに思われる。
僕の考える岡田さんの基本テーマとは、「みんなの心がばらばらの状態であっても、決してあきらめず、まず一人から行動をはじめれば、
みなの心に共鳴現象が起こり、今までの日常からは考えられないような、不思議な一体感が芽生えてくる」、
というものだ。この作品は特に、ひとりでの日常の地味な「戦い」を、ファンタジー世界での冒険になぞらえるというところに重点が置かれた作品になっている。

こどもの日常における、なかなか得難い、しかしだからこそ輝かしい経験というものは、こういうものではないか
と信じる作者が、それをファンタジーというかたちで疑似体験させながら、日常そのものを変えていこう
という作者の信念が伝わってくる作品群である。

それをより日常的な世界として描いたのが古田足日であれば、もはや日常の世界として描くのが難しくなり、ファンタジーの世界に仮託して描かざるを得なくなったのが岡本淳なのではないかと思われる。

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2016年08月18日

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読書のすすめ書店で「魔法の3冊セット」として推薦されていた1冊目。
学校で竜退治、ありえないシーンが現れるのは何故?
冒険ストーリーの中に、子どもも大人も何かを気付かせてくれるお話。ちょっと仕事で疲れていたち気に読んだので、はっとさせられました。とごとごしたものは○○だったんだ!!

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2011年04月08日

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岡田 淳さんという方は、子ども向けの物語を作るのが、本当に上手だなと思います。子どもウケしそうな物語展開で、かつただ面白いだけでなく、考えさせる要素も盛り込まれています。ですが、これは好き嫌いが分かれるかもしれませんね。

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2011年07月17日

Posted by ブクログ

単純にタイトルの惹かれて読み始めたら
のっけから妙に現実感があるというか
今時の小学生の生活や気持をリアルに表現していて
いったいどこに竜が出てくるんだ??と疑心暗鬼に読み進めて

ふと気がつくと
関西弁と標準語を見事に使い分ける
騎士ジェラルドのペースにまんまとはまってしまった

今の子供たちは幸せだな
あさのあつこの「バッテリー」もだけれど
思春期に入った少年少女の
心の深い所にまでぐっと届く
等身大の小説を読むことが出来るのだから

さらに本書について言えば
等身大の青春小説でありながら
冒険ファンタジー(関西弁テイスト)であり
自己啓発本(「夢をかなえるゾウ」風)っぽくもあり

う~~む・・・
悩み多き
青春真っ只中の大人が読んでも
またそれはそれでいいんだなあ~

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2010年09月12日

Posted by ブクログ

康男と優樹は宿題のプリントをとりに戻った学校の教室で、ジェラルドと名乗り、自分は竜退治の騎士だと関西弁で言う男に出会う。始めは学校に劇を見せる為に来ている役者さんが冗談でそんなことを言っているのだと思っていた二人だが…。

(感想)
久しぶりに岡田淳先生の本を読んでみたいと思って選んだ児童書。この先生に図工の授業を見てもらっていたということは、今から考えると贅沢だったなぁと思います。竜退治の騎士になるために、トイレのスリッパをそろえなさい、というくだりはユニークでした。この物語を通して先生が伝えたかったこと、竜というものに含められた意味が大人になった今では、深読みするようになった為わかるような気がします。本の終わりで、最初は夢がないと言っていた優樹が、将来の夢をもち、そしてその後も康夫と交流がある点が、心が温まり、いいなぁと思いました。

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2010年06月29日

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ちょっと意外な竜退治の騎士になる方法。もしかしたら、その方法を実践すること自体が竜退治ということになるのかな。

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2010年04月13日

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岡田淳さんの小説が読みたくなって。
前にも読んだことあったよねと思いながら内容が思い出せなくてかりました。
他の小説に比べておもしろい!という感じではないのですが大切なことを思い出させてくれるような小説です。

090808

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2009年10月07日

Posted by ブクログ

岡田さんの作品は他の児童作品とはひと味違う。斜に構えているというわけではないが、切り口が新鮮だ。それでいてちゃんと大切なものは伝わってくる。「びりっかすの神様」なんかはその代表だと思う。今回は関西弁のナイトが出てきた。これが絶妙な味わいを醸し出している。このナイトは果たして「ホンモノ」なのか「ウソッパチ」なのか、主人公のヤッちゃんとともに予想していただきたい。
この人の作品は前からずっと好きだなあ。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

ガッツリファンタジーかと思いきや、そうでもない。竜騎士になるための方法の話を聞くのがメイン。
こてこて関西人の竜騎士ジェラルドという設定がもうコント。なる方法も含めて笑。
すぐに読み終わる上、竜騎士との会話を楽しめ、伏線回収も味わえる素晴らしい作品です。

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2024年11月25日

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ネタバレ

竜退治の騎士になるには、トイレのスリッパを揃えなくてはならない。
お手本のような伏線回収。読むのには一日かからない長さで、さらっと感動できる。
友情、そして夢。二分間の冒険ほどではないが楽しい作品。

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2023年05月20日

Posted by ブクログ

岡田淳さんの冒険もの。
小学高学年向けには、
「二分間の冒険」、「選ばなかった冒険」この2冊が最高。
気に入ったら、その次に本作も読むのが良いと思います。短めですぐに読めます。

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2022年09月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

岡田さんの本で、一番タイトルが気になっていた本。
相変わらず無駄のない文で、話がさくさく進む。
ゆうきが女の子だというところ、すごくいい仕掛けだと思った。
岡田さんの他の本と違って、関西弁が全開だ、と驚いたけど、ジェラルド登場で納得。名乗りのシーンで本当に笑ってしまった。そしてトイレのスリッパでまた笑った。
高学年になるにつれて、変化していく子供の心を本人たちがうまく飲み込んでいく様子に優しい気持ちになれる。
劇団の人だった、胡椒のビンという仕組みも面白い。
ラスト、大人になってからの話は蛇足な気もする。私が大人だからそう感じるのかもしれないけど。

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2021年03月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

信じてなかった子がだんだん本当って分かってくるのが面白かった。
騎士の自己紹介がスゲえ面白いんだよ。
これさ、読んでると僕の近くにもいるんじゃないかって考えちゃって、ちょっとこわい。S10

Sが「こそあどの森」を読破したのに気をよくして、岡田淳パンデミック。
この長さならMに読み聞かせてもよいかも
家族で語れる本になりそう。

保育園から一緒に育った優樹といつの間にか話すこともなくなったある日、バッタリ出会ったことで学校に二人で忍び込むことになる。そんな教室で二人がであったのはドラゴンと戦う騎士だった。

竜に騎士ときたらどこかに旅立つのでは、と思っていたら全くちがってビックリ。
でも、私もまずはスリッパをそろえるところから始めよう。という気になる。
さらりと読めるのに考えることが多い本。
チビちゃんも是非騎士を目差していただきたいもの。

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2015年06月16日

Posted by ブクログ

おもしろ〜!

岡田さんの本はハズレはないなー
イマイチってのはあるけど・・

これは、放課後の教室で「ジェラルド」ってなのる関西弁の男の人がいて、自称「竜退治の騎士」

話してるうちに見えない竜とたたかいはじめて、
でもだんだん竜がみえてきて・・
って話

将来の夢とか、生き方とかについて
考えるきっかけになる

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2011年06月23日

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