岡田淳のレビュー一覧

  • 選ばなかった冒険

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    ネタバレ

    二分間の冒険で、初めて岡田さんの本を読み、面白くて気に入ったので、レビューによく名前が挙がっていたこの本を読んでみた。
    こちらもゲーム仕立ての異界の話だが、のっけからいつまでも続く階段、異界になった学校が出てきて怖い話だった。
    ゲームに出るキャラクターは、役割以外の部分はなんだったのか、とは面白い着眼点。
    一人一人に物語があったはず。
    一瞬でやられるザコキャラにも、想いはあり、過去はある。

    ハリーの正体はうすうす分かったけど、あとで出会いの場面を読み返したら、ゲームってなんの話?というセリフに涙が出そうになった。知らなかったから、この役割なんだね、、、。

    ラストで勇太たちが死んだのにはショックを受けた。勇太は勇者そのものの役割だったのに。
    バトル、もぐら男、みんないい人すぎる。
    メルはスパイだと思っていて、悪の王がメルのナイフを持っていたのでやっぱりーーーと思ったけど、なんでも無かった。あれ、悪の王の正体は?お父さんとかおかあさんとか担任じゃないの??あかり=松明の明かり、はどうなったんだ?突然終わってしまい、もうちょっとカタルシスに浸りたかったのも事実。

    忘れてしまう、忘れ去られる、恐怖について考えさせられる。

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    2020年10月21日
  • 二分間の冒険(文庫)

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    悟にあった時間は、体育館から保健室に行って戻ってくる二分間だけのはずだった。
    だが悟は校庭で黒猫ダレカに出会った。
    そして魔法の時間、魔法の場所に入り込んだのだ。
    黒猫ダレカは悟の頭に語りかける。「ちょっと遊んでくれよ。おれを捕まえたらお前の勝ち。もとの世界に戻してやるよ。時間はたっぷりある。この世界でお前が老人になるかならないかというころに、元の世界ではやっと二分間がすぎるくらいさ。おれの探し方?おれは『この世界で一番確かなもの』の姿をしている。じゃあがんばれよ」

    悟が迷い込んだのは深い森だった。出会ったのはクラスメイトと同じ顔と名前を持つ少年少女たち。
    この世界では子供だけで暮らしていて、毎年それぞれの村から選ばれた二人が竜と知恵と力の戦いに出かけるという。竜に負けたら老人にされる。勝ったなら世界は竜から開放される。

    悟はかおりのペアとして一緒に竜退治に行くことになった。
    この世界の子供たちは、自分たちが選ばれたら竜との対決にゆくというルールを教えられるわけでもなく、大人という存在を知ることもなく、ただ『知って』いる。だがそれ以外のことは何も知らない。自分たちの食べ物はどうして出てくるのか?どうやって生活をすればいいのか?

    悟とかおりが進んでゆくと竜退治に失敗して老人となった者たちに出会う。自分たちもこうなるのか?今後ずっとこれが続くのか?
    しかしある村で、二人は秘密の竜退治の剣を手に入れたのだ。「これから向かう竜の館には多くの少年少女たちが集められている。だがこの剣を持った者だけが竜を倒せるのだ」
    その言葉に励まされた悟とかおりは、竜の館に辿り着いた。
    そこには他の村々から来た二人組の少年少女が集められている。
    奇妙な沈黙、奇妙なよそよそしさ。
    竜退治の順番が決められる。
    だが、自分たちこそ本当に竜を倒せる武器を持っている悟とかおりは、そんな順番を守るより、竜を早く倒して他の人たちを助けようと考えるのだった。

    ===
    日常からいきなりファンタジー世界の冒険へ。
    この冒険は現実世界では二分間だとわかっているのですが、子供たちでの竜退治や、この世で一番確かなものとは?という問とか、竜がいる事が前提の世界で竜を退治したらどうやって生活してゆくのだ、など本格的な冒険になります。
    この世界は「子供」「大人・老人」がきっぱり別れていて、子供は「生活のことは考えなくて良い。ただ竜退治に選ばれたら出発する」というだけだし、老人は「負けたもの」「ズルいもの」となっています。
    しかし悟が「ぼくの世界の老人はちゃんと生きている。この世界の老人は死ぬのを待つだけ。こんなの生きていない」と言い、最初はお互いによそよそしく、この生活を当然だと思っていた子供たち同士が、協力して竜退治のからくりを探り、協力して倒す、もし負けたとしても次の者に繋がる負け方をする、そして倒した後はどうしようと考えるようになります。
    しかしこの竜システムの根本の大人がズルい〜。お話としてはよくできているなーと思いました。

    二分間であっても大冒険。
    悟少年にとっては、「確かなもの」がわかる時間であり、ちょっぴり恋もありましたね。

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    2020年10月20日
  • きかせたがりやの魔女

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    この方の学校を舞台にした不思議な物語は、どうしてこうも面白くワクワクするのだろう。まるで本当に魔女と友達で、話を聞かせてもらったみたいだ。魔女が突然現れて、魔女と小学生のお話をしてくれる…どれも本当におもしろい!きかせたがり魔女、定年してるようには見えない(笑) こんな魔女に会えると楽しいだろうなぁ。

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    2020年08月18日
  • 学校ウサギをつかまえろ

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    ネタバレ

    みんなで協力して何かを成し遂げるのは、本当に素晴らしいことだ。
    山田が帰ってきたのは感動した。
    みんないろいろな家の事情があるんだろうけど、心が一つになった後のコーヒーは、きっと忘れられない一杯になっただろうな。

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    2020年06月28日
  • きかせたがりやの魔女

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    楽しんで読めた

    本を読む本来の楽しさって
    こーいうのじゃないかなぁ
    と 思ってしまった(●´ω`●)

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    2020年06月10日
  • きかせたがりやの魔女

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    たいていの小学校には、魔女や魔法使いがいる。
    そんな魔女たちの不思議で楽しい話を語るのは退職した魔女。
    話をきいてくれるだけでいいと言う魔女の目的を知った時、ニコリとさせられる。

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    2020年02月04日
  • アチチの小鬼

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    岡田淳さんらしいユーモアがたっぷり。
    岡田淳さんの絵、好きなんだけどなあ、ご自分で描かれたらいいのに。
    低学年用?
    もう少したっぷりしたおはなしが読みたい。

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    2019年10月21日
  • そこから逃げだす魔法のことば

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    落語家が話しているのかと思うほど、軽やかな語り口とホラ話。短い話で読みやすい。自分自身の話だけど都合で関西を10年離れている。標準語圏でもない場所にいるとエセ関西弁を聞いたり、自分でも話すようになっていて嫌な時がある。この本を読んでいるとテレビでは最近あまり聞かない関西弁が書かれていて(祖母の語り口に似ている場所が見られて)ああ関西人が書いた本やなぁとわかり気持ちよく読める。

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    2019年10月08日
  • きかせたがりやの魔女

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    ネタバレ

    とても面白かった!こんな魔女に突然会ったら楽しいだろうなあ。
    小学校に魔法使いや魔女がいる、なんてきいたことない設定。楽しい。
    話に出てくる魔女や魔法使いも色々で、すっきりした、でもなにか味のある線で描かれたイラストと相まって、魅力倍増。
    運動場になってぼんやりしてみようとする魔女とか、
    そんな魔法あるの!?って感じ。
    語りきかせの魔女の話はそれからも増えていくのかな?
    いやあ、あたりな本でした。

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    2019年07月20日
  • きかせたがりやの魔女

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    小学校には魔女や魔法使いがいる
    天然退職した魔女って?!
    岡田淳さんのお話、設定が楽しい
    さらっとしていてファンタジックで
    でもきっとありそうで
    楽しいお話ありがとうございました
    はたこうしろうさんのイラスト 好きです
    でもどうみても定年退職した魔女には見えません

    ≪ 小部屋には お話をする 魔女がいる ≫

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    2019年04月27日
  • アチチの小鬼

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    本当に、このホラ吹きじいちゃんシリーズ大好き!関西弁のじいちゃんのほら話をホラだとわかって楽しむ孫。題名にもなっている小鬼の話のオチも最高! 海にいるからウミンバ…ゆでたまご…どれも面白すぎ!

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    2019年04月08日
  • アチチの小鬼

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    おもしろかった。時々、噴き出してしまうようなところがある。読み終えてから、時間がっ経って書いているので、詳しい事が書けませんが、発想が面白い。

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    2018年12月11日
  • きかせたがりやの魔女

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    魔女にも、種類があるなんて知らなかった。恥ずかしがり屋の魔女、なんか応援したくなる‼️私も、魔女の話きいてみたい❗️

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    2020年02月08日
  • 雨やどりはすべり台の下で

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    ファンタジーなエピソードと、現実(の生活の複雑さなど)がほどよく合わさっているところがよかった。
    普段深く関わることのないご近所さんとかお隣さんにも、想像をこえるいろんな側面や過去があるかもしれない、人の表面にみえている部分はほんの一部、と思った。

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    2018年02月04日
  • びりっかすの神さま

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    クラスでびりになる生徒にだけ見えるびりっかすの神様。
    最後にはどうなるのだろうとどんどん読み進めてしまった。
    普通とは違う状況におかれたとき人は何を思うのか、疑似体験できて、不思議な気持ちになった。
    人と競争するとはどういうことか?についても考えさせられる。

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    2018年01月15日
  • フングリコングリ 図工室のおはなし会

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    本当のことじゃない話
    でも、聞いた後、心が温かくなる

    ぼくは、ぼくの人生の主役をしながら、
    周りの人の人生の脇役をしています。

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    2017年10月03日
  • 選ばなかった冒険

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    昔読んだんだけど・・・
    こんな感じだったっけ?
    現実の学校と夢の中のゲームの世界を行き来する・・・
    全体としてはもう少しいろんな問題を解決していってほしかったけれど・・・
    ま、いいか、

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    2017年06月06日
  • きかせたがりやの魔女

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    きかせたがりやの魔女 岡田淳 偕成社

    小学校には魔女か魔法使いがすんでいる
    魔女はあだ名で呼ばれる
    主人公の魔女はクロツグミをつれたチヨジョさんという
    100歳で定年した後で
    小学校に一年間だけ舞い戻り
    一人の小学生
多分著者の岡田さんをつかまえて
    ストーリーテリングを隔月ですることにしたようです
    その六回の話を綴ってのがこの本になりました

    その一年後岡田さんは中学生になり
ある日偶然に電車の窓からチヨジョさんの家を突き止めます
    再開した二人は・・・

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    2017年04月11日
  • きかせたがりやの魔女

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    ネタバレ

    岡田淳さんだからね。あったかくて面白い話だった。絵はどうして岡田淳さんじゃなかったんだろう?私、淳さんの絵、大好きなのに・・・もっとも、この絵の魔女は素敵だった!
    ストーリーテリングをする魔女って設定が読んでてすごいって思った。

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    2016年12月13日
  • 竜退治の騎士になる方法

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    二番目に読んだ岡田淳。これも、長男が寝る前の読み聞かせに用いた。

    岡本淳の代表作をいくつか読んだ後であらためて思い出してみると、この作品は時期的に見て、それまでに描かれた岡田作品のある意味、集大成的な位置づけができそうに思われる。
    僕の考える岡田さんの基本テーマとは、「みんなの心がばらばらの状態であっても、決してあきらめず、まず一人から行動をはじめれば、
    みなの心に共鳴現象が起こり、今までの日常からは考えられないような、不思議な一体感が芽生えてくる」、
    というものだ。この作品は特に、ひとりでの日常の地味な「戦い」を、ファンタジー世界での冒険になぞらえるというところに重点が置かれた作品になっている。

    こどもの日常における、なかなか得難い、しかしだからこそ輝かしい経験というものは、こういうものではないか
    と信じる作者が、それをファンタジーというかたちで疑似体験させながら、日常そのものを変えていこう
    という作者の信念が伝わってくる作品群である。

    それをより日常的な世界として描いたのが古田足日であれば、もはや日常の世界として描くのが難しくなり、ファンタジーの世界に仮託して描かざるを得なくなったのが岡本淳なのではないかと思われる。

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    2016年08月18日