あらすじ
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成績順で席が決まるクラスに転校してきた始。そこにはびりになると見える神さまがいた。一番になるより大切なことを描いた物語。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
久しぶりの岡田淳さんの本でした。
いいお話ですね。子どもたちの気持ちに寄り添い、最後は子どもたちの力で何とかするお話。
成績順にクラスを並び替える担任、しかも事あるごとに頑張れという。この先生が、クラスの子どもたちの変化に戸惑うあたりが大人として考えさせられる。
このお話、20年以上前の作品なんですよね。古びないなあ。
Posted by ブクログ
先生と呼ばれる人、子ども時代のテストのドキドキを忘れちゃった大人、子どもみんなに読んでほしい!
童話館からの配本で入手。
興奮した長女
→私
→読後感想を言いあい、さらに興奮した長女と私
→興味のなかった息子へ
と、本が渡りましたが、体育会系の息子が、学校の教室で秘かに読み進めたと言うから、これはおもしろい!
ピュアな子どもたちの、学校生活ものぞけて楽しい♪
SPの本棚に あります\(^o^)/貸出OK 早い者勝ち!
Posted by ブクログ
最近岡田淳氏の児童書にハマってます。
この本も、夢中になって読みました。
さすがに、小学校中学年向けなので、簡単に読めます。
この本のなかの、びりっかすの神さまは、4年1組のなかで、テストの成績やかけっこや給食の早さなど、いろんな競争でビリになった子だけに見えるようになる不思議な存在です。びりっかすさんが見えるようになると、同じくビリでびりっかすさんのことが見えている仲間同士で、テレパシーで会話が出来るようになっていきます。皆がわざと手を抜くようになったらどうなるのか、子供たちはそれをどう感じるのか。読み出したら止まりません。
最後は感動しました。
岡田さんの本は、読み始めるとすぐに、自分が小学生だった頃の気分や、小学校の懐かしい空気が自然と蘇ってくるから不思議です。
Posted by ブクログ
何のためにチームで一生懸命になれるかがわかったような気になりました。
成績がビリだと見える神様。
クラスの全員で0点を取って見るところは団結力を見たような気がしました。
かけっこで1番になったこと。
先生がびりっかすの神様に似ていたこと。
話の肇のころは予想していなかった展開に、どんどん引き込まれていっていまいました。
Posted by ブクログ
面白かったー
価値観は絶対ではないし何がいいでも悪いでもないというか
競争の中に飲まれるのではなくて、本気で考えたり悩んだり、そんでもって行動したりする。
がんばるってなんだっけ?みたいなことを考えさせられる
とか深読みしなくても痛快でおもしろかったりするのでとりあえずオススメ
できる一冊でした
Posted by ブクログ
小学生の頃、担任の先生が何日かに分けて読み聞かせをしてくれた。
続きがどうなるのか、とても楽しみだった。
大人になって十数年ぶりに読んでみて、とても、じーんとした。
Posted by ブクログ
≪内容覚書≫
テストの点数の順番で座席順を決めるクラスに転校した始。
彼はそこで不思議な生き物を目にします。
それは「びり」になった子にしか見えない生き物でした。
≪感想≫
小学生のころに読んで未だに忘れられない1冊。
がんばるってどういうこと?そんなことを考えさせられた本。
最後はちょっと泣けた。
「がんばれ。といわれることが嫌いな君に捧げる。」
Posted by ブクログ
小学生向けの簡単に読める本。
主人公が転校した学校にはお化けが住んでいた(?
学歴主義とか、いじめとか、そんな問題も微妙に絡んでます。
必見。
Posted by ブクログ
だれだってビリになんてなりたくない。みじめで悲しいもの。でも、かんばれば1番になれるかというと。それもちがう。世の中できる子だけが評価される。
人に負けないように走り続けたお父さんは死ぬ前に「がんばれ」という言葉をのこす。それに対して「人に勝つことが「がんばる」ということことだったら、「がんばってほしくない」というお母さんの言葉が印象的だ。
このお話では、ビリの子だけが見える不思議な神様が登場する。神さまと頭の中で会話もできる。クラスでビリの子と、そんな秘密を共有するなかで、いつしかみんながビリをめざすようになる。
主人公は最後に1番になるためにがんばるのではなく本気で走ることの大切さに気づく。
競争社会のなかで失われるのが自己肯定感。ひとりひとりが目標をもって主体的に取り組むことで得られる満足感をもっと大事にしたいと思った。
Posted by ブクログ
クラスでびりになる生徒にだけ見えるびりっかすの神様。
最後にはどうなるのだろうとどんどん読み進めてしまった。
普通とは違う状況におかれたとき人は何を思うのか、疑似体験できて、不思議な気持ちになった。
人と競争するとはどういうことか?についても考えさせられる。
Posted by ブクログ
びりっかすの神さまが,くたびれた背広を着た中年の男で,ちっちゃくてフワフワ翔んでいるのが,とてもユニークだ.そしてビリになるアイデアが,クラスを一つにしていき,自分たちを成長させていくのが素敵だ.
Posted by ブクログ
子どもだけでなく、教師に読んでもらいたい一冊。
最後、なるほど!と感じ入った。読み終わってにっこり笑うことができる本って、ある意味では貴重だなぁ。
Posted by ブクログ
面白いというか、考えさせられた。
びりっかすさんは、結局何だったのだろう。
個人的には、岡田淳なら『二分間の冒険』『放課後の時間割』のほうが好きかな。
でも子ども達にはぜひ1度読んでもらいたいなあ。
Posted by ブクログ
娘が3歳の時から本の宅配便を利用していて、知らない本とたくさん出会った。
岡田淳の作品もそう。初めて読んだ時は、何だこれ?という印象。今まで読んだことのない、不思議な世界観。でもすぐに娘と共にハマってしまった。まだまだ未読のものも多いので少しずつ読破していきたいと思っている。
Posted by ブクログ
子どものころ読んで読み返してみた!
岡田さんの本はどれも読みやすくて読んでいてワクワクするような話でおもしろい!
小さいときはただおもしろいと思って読んでいたけど、保育の勉強をしている今読むと、岡田さんはとても子どもの心をわかっているんだなと思った。
先生の様子がおかしくなるのがウケた。びりっかすさんのような顔の絵も。
最後、席の並び話し合えてよかったー。
深い本!!また読みたい。
Posted by ブクログ
企業戦士だった夫を失い、「なんで一番でないといけないんだろう」と呟く母。「びりっかす」でないと見えない神さまと会話がしたくて、わざと「びりっかす」になる主人公。「びりっかす」が二人だったらどうなる?「びりっかす」同士で心の中で会話ができる!じゃあ、どんどん「びりっかす」が増えたら?・・・クラス全員が「びりっかす」になったとき、先生は?・・・読み物として、「次はどうなるんだろう?」と楽しめる本ですが、競争で序列をつける学歴社会や能力主義社会について、考えさせられる本です。
Posted by ブクログ
2011.7.27一日で読み終わった。岡田淳は始めて読んだが、読みやすく、そして説教くさくもないのに、大切なメッセージもあり、さわやかに読み終えた。主人公は4年生。3〜4年生くらいにちょうど良い。赤木かんこの解説を読むと、他のも読みたくなる。
Posted by ブクログ
木下始が、転校してきた4年1組の教室であいさつをしようとしたとき、とつぜん目のまえにすきとおった男の人が、空中を飛んでいるのが見えた。背中に小さなつばさがあった。
Posted by ブクログ
クラスがだんだんまとまっていく過程が面白かった。
「びりになる」と言っても、テストを白紙のままで出すのではなく、
だんだん点数が上がっていく方法を考えられたのが凄い。
テスト中は、答えではなく問題の解き方を教える。
勉強が苦手な子には、授業中や休み時間に教えてあげる。
子供同士の会話なら声に出せばいいものを
びりっかすさんも会話に入れるように心の声で話す。
ちゃんと良い方を選択できる“賢い”子たちです。
順位じゃない、頑張ることが大切。
私の場合、言い訳や自分への甘えとしてこの言葉を使ってしまいがちだったことに気付いて
ハッとさせられました…。
Posted by ブクログ
おおー!
おもしろかった^^
成績順で席を決めるような先生のクラスに転入してきた男の子に見えたびりっかすの神さま
びりをとると見えるようになる
見えるようになると心で会話ができるようになるので
そのうちだんだんびりっかすが増えていく
底上げもされていく
「一番をとるのがえらいのか?」という話になっていく
おもしろいなー
がんばるのがえらいのか、がんばらないのがえらいのか、
一生懸命やるのが大事なんじゃないか
クラスがまとまっていくのも面白い
おもしろいなー^^