陵クミコのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
カメラマン×たい焼き屋
ずっと「読みたい」リストに入れてたのに、なかなか手元に来なかった本。
偶然見つけて、積まずに即読み。
ほっこり、穏やか、太陽。
多分、「物足りない」っていう感想が出る作品かも知れない。
でも、これすごく好き。
ちょっとリアルな部分が重すぎず、でも「わかる」って思わせて気持ちが寄り添う感じ。
12つ離れている二人だけど、どこか抱えてる焦りだったり孤独だったりをうまく補い合えて。
特段大きな波があるわけじゃなく、嫌なキャラもいない。元奥さんと別れたきっかけもどこかでありそうなことだし、たい焼き屋の友達が相談してきたこともその時話した同窓会でのたい焼き屋への印象も、どこか -
購入済み
なんだか切ない
なんだか心暖まるお話でした。
知的障害とまではいかないけれど…という設定の睦と、政治家の父をもつクルちゃん。
障害を題材にしているので、登場人物が睦を中傷するシーンもあり、苦手な人は苦手かと思います。
お話は、高校生の時と再開した時と、くっついた後に別れてて、登場人物達も年をとっていきます。
いくつになっても変わらない睦と大人になって、嘘とかを覚えて変わってしまったクルちゃん。
クルちゃんが睦に再開して今の自分を省みるところが切なくて、いっぱい泣きました。
正直、萌えという言葉とかキュンキュンするとかはあんまりなかったんですが、
そういうんじゃなくて『純愛』という言葉がしっくりくるお話でし -
Posted by ブクログ
ほんわかストーリー。
起伏のある流れではないけれど、日常の小さなあれこれに一喜一憂して生きる人々が、ほのぼのとしていて良かったかな。
誰もが身のうちに持つ悩みや焦り、それを口に出して言えずにいる。
それを話せる相手を主人公のふたりは互いに見つけることが出来たんだねぇ、と、近所のおばさんになったような気分だった(笑。
正直、肉体関係はいらないんじゃね?と思うところもあるけど、自分の思った道を真っ直ぐに進む主人公、日和の姿に誰もが愛しさを感じずには居られないんだろうな。
色んな経験をつんだ大人だって、年若い者から教わることはある。
自らを振り返るための時間に日和にであった陸には、10以上も年下の青