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八島グループ副社長の八島要は、音信不通だったカメラマンの弟・清司を2年ぶりに訪ねた。迷惑顔の清司に、社内の派閥争いを鎮めるため持ち株の譲渡を求めた要は、ヌードを撮らせろと要求される。不遜な態度を見せつつも、追い詰められた自分をぶっきらぼうに慰める弟の真意もわからぬまま、要求を呑んだ要。清司の強い視線に晒されるたび、なぜか胸が奇妙にざわめいて……。
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Posted by ブクログ
実兄弟、弟×兄。 長年好きで好きで堪らなくて、諦めつつも幸せに目を細めているような弟が堪らなかった。途中も本当に男前です。格好良い! 続編があるようなので期待しています。
弟若い時荒れすぎだし、兄が恋に落ちるのにあともう一味欲しいかも?と思ったけど、なかなか楽しめた。誤解が重なってどんどん事態が悪くなって、でもなんてことない些細なことでするっと解決する。それに誤解があったからこそより絆が深くなるのかなーというのが描かれてて良かった。続きあるということで待ちきれない!イ...続きを読むラストも綺麗で良かった。
続くらしいです。兄弟の愛。両親が早く亡くなり、祖父母(一族の本家筋)に引き取られた兄弟。あぁ 気持ちを伝えられない不器用な人たちです。
すごい良かったです。何よりも弟の気持ちが!!切なくてきゅ~うと胸が締め付けられるような気がしました。書き下ろしが涙を誘われました。兄はどう?というと、今の所は可もなく不可もなく。生い立ち的にはすごく切ない感じだけれどそれもちゃんと整理出来たし、次巻でどう要の気持ちが変わるかが楽しみです♪
禁忌な血縁もので年下攻め。 昔は仲良しだった弟に、会社の派閥争いに協力を求めるため久々に再会する兄の要。今ではカメラマンとして生計を立てている清司に、邪険にあしらわれた要は傷つきながらも自分の立場を守るためにどんな要求でも受け入れようとします。 また、ちょっとずるい受が登場してます。好きな相手には...続きを読む優しく甘いんですが、そのくせどれだけ愛されているかは分かっていない鈍なところも。 例によって攻は、一見クールで酷薄そうなかんじです。攻受このあたり、ちょっと類型的。 ただ、ドラマとしては結構面白いんです。副社長の座にいる要の譲れない矜持みたいなものとか、祖父母との関係とか、すごく息苦しそう。そこから次第に見えなかった大切なものに、要が気付かされていくところとか。 そんな兄の葛藤にまるで気付いてなくて自分より家が大事なんだと誤解していた清司もせつないです。 メグとか若宮とか脇女性キャラも味があって、話がふくらんでいて好感。 兄弟で愛し合うまでの気持ちの高まりや、要が禁忌を犯す決意をする心情も細やかに描かれていていいのですが、派手なヤマ場みたいなのがないのでちょっと拍子抜け。まあ、今のところ要はやっと清司を受け入れる気持ちになったばかりなので、仕方ないですけど。 続編があるようなので、それも楽しみです。
兄弟もの。兄受け。兄はありがちな綺麗めお堅い設定だけど、弟の野生的なところは好みだった。兄がとことん打ちのめされてくところは可哀想。それにしても兄がひ弱すぎる。もうちょっと兄が匂いフェチに目覚めるくらいの外しがあっても良いんじゃないかなぁと思いつつ、次回作が決まってるっぽいので期待。
思ってたよりずっとよかったというのが正直な感想です。(失礼)細かいことを言えば、色々とツッコミどころはあったのですが、お互いを思う兄弟愛に胸がキュッとなりました。 弟がすごくすごくよかった。 ガチで兄弟なのだけど、そのあたりの禁忌を犯すドロリとした背徳感みたいのはあまりなかった。 幼い頃事故で両親を...続きを読むなくし、資産家だった父の実家に引き取られた兄弟。 跡取りとしての重圧。自分がいい子でいなければ自分達の居場所がなくなってしまう。唯一の拠り所である幼い弟と離ればなれになってしまう。常に兄としての責任感を感じていた要。 幼い頃から兄が大好きで大好きで、いつしかそれが恋愛感情だと自覚して絶望した清司。それは望んではいけないもの。決して手に入らないもの。 兄のそばにいることに耐えられず、家を飛び出したことを身勝手だとなじられても本当の理由は告げられない。 心のよすがだった弟に裏切られたと思い傷ついても、一族の中で孤軍奮闘する要。しかし周囲の目は冷たく、祖父の死で後ろ盾を失った要は窮地に立たされる。 起死回生を狙って、不本意ながらもカメラマンをしている清司を久方ぶりに訪ねた。祖父が遺言で弟に遺した株式を譲り受けるために。 二年ぶりの再会にもかかわらず、取りつく島もない清司。なぜそんなにも自分を嫌うのかと、売り言葉に買い言葉で、要は株の譲渡を条件に『ヌード写真の練習台になる』約束を交わしてしまう。 『アンタには色気がない』とあざ笑うように、戯れのように体に触れてくる清司。一方的に昂らされてしまう羞恥に混乱しながらも、要は不思議と頑なに凝り固まった心が溶けだしていくような感覚にとらわれる。 清司の前でだけは弱味をさらけ出していいのだと。 認められたいと必死に頑張ってきた努力が報われず、涙を流す要に労るように清司の唇が触れてくる。額に、頬に、まるで小さな子供をあやすみたいに。けれども唇だけには決して触れない。 まどろむ要の髪をやさしく梳く清司の指先。そっとなぞるように唇に触れては名残惜しそうに去っていく。まるで指先でキスされてるみたいだと要は思う。 そしてみつけた白い木箱にしまわれていた写真。 すべては日常の何げない瞬間。怒っている要。ご飯を食べている要。清司の部屋で安心しきった顔で眠っている要。撮る側の愛情が溢れ出すような、やさしい色合いのスナップ。一体どんな気持ちでファインダーを覗いていたのだろうと思うと、何だか泣きたくなる。 『あれがお前の東京タワー?』のくだりが胸に残った。 清司の気持ちを受け入れた要だけれど、やっぱり“ほだされた感”は否めない。 ようやく欲しいものを手に入れたのに、いつか兄が我に返るのではないと、どこかで終わりを予感しながら心を揺らしている清司がいじましくて、積年の想いを遂げた圧倒的な幸せ感よりも切なさの方がまさった。 ちょっとおまけして4☆
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