陵クミコのレビュー一覧

  • 独占率

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    センセの絵が、どんどん上手くなっているのがよくわかる一冊でした。
    表題作だけが現在の作品で、あとはかなり古かったので。
    でも、昔の作品もストーリーは好みのテイストで面白かったです。

    「独占率」は、あとがきに“付け焼刃的”な読みきりなどと書かれていますが、そんなことありません。受の片想いが切なくて、きゅーんとさせられます。王道だけど、きれいで繊細な絵柄にぴったりなストーリーだと思いました。
    モテ男で大学の寮の隣部屋に住む伊坂のことを密かに想っている、地味眼鏡のナツ。でも、ナツは根っからのゲイで、伊坂はめちゃくちゃノーマル。当然、想いが叶う望みはないと思っていたある夜、酔っ払った伊坂から「俺と遊

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    2013年01月21日
  • 独占率

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    表題以外の2作は古いようで、絵が違うwでも、昔の絵は昔の絵で魅力的だと思う。とかいいつつ一番良かったのは表題^^ 伊坂酷いけど。ナツ、一発くらい殴ってやったらいいのにw

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    2013年01月20日
  • 移り香

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    ネタバレ

    思ってたよりずっとよかったというのが正直な感想です。(失礼)細かいことを言えば、色々とツッコミどころはあったのですが、お互いを思う兄弟愛に胸がキュッとなりました。
    弟がすごくすごくよかった。
    ガチで兄弟なのだけど、そのあたりの禁忌を犯すドロリとした背徳感みたいのはあまりなかった。
    幼い頃事故で両親をなくし、資産家だった父の実家に引き取られた兄弟。
    跡取りとしての重圧。自分がいい子でいなければ自分達の居場所がなくなってしまう。唯一の拠り所である幼い弟と離ればなれになってしまう。常に兄としての責任感を感じていた要。
    幼い頃から兄が大好きで大好きで、いつしかそれが恋愛感情だと自覚して絶望した清司。そ

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    2013年01月19日
  • 薫風

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    ネタバレ

    雨・雪6

    大学入学目前・加賀隆世×翻訳家・狭霧零

    前作2CPの落ち着いた感じとは違った雰囲気。
    零が、変人すぎるのか?ま、かわいらしい人でしたが。

    隆世がきちんと振られてから、恋がスタートするのがいいですね。
    まだ大学生にもなってないってのは、年齢的に頼りないけれど、健全な成長が伺えるし、絶対いい男になりますもんね。
    二人のもう少し深まった関係を覗きたい。続編でないかなぁ。

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    2012年11月23日
  • 白雨

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    ネタバレ

    水沢サイドでしか語られてないので
    どういう紆余曲折を経て加賀がああいう風に育ったのかがはっきりしない。
    そこらへんが若干不完全燃焼かな。

    続編読んでみないと何ともいえないが。

    2018年1月28日再読。
    まるっと忘れてました

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    2018年01月28日
  • セカンド・ラブ

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    ネタバレ

    雑誌掲載で読んだけど、冒頭の部分がいい感じに加筆されてる。
    あとがきにあるように、まさにバカップルの痴話喧嘩w

    幼少時のトラウマから傷つくことに怯えて、
    攻に自分の気持ちを正直に打ち明けられない受が、ものすごっくもどかしい。
    客観的になれないほど、ベタ惚れしてるクセに!
    「大切なことはちゃんと言葉にして相手に伝えましょう」ですなw
    ちょっぴり気持ちに素直になって態度で示せるようになったら
    まさにバカップル!!ご馳走さまでしたーw。

    そして読んで、なぜJ庭新刊のコピー誌のタイトルがああなのか、分ったよ!
    続きが読みたいー

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    2012年10月16日
  • ザクザクザク

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    同期の一番人気 滝本×手芸好き 成見(サラリーマン同士)
    最初から読者的にはお互いの気持ちが見えるのに、本人たちはなかなか気づかないところがヤキモキしながら読めて、楽しかった。

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    2012年09月22日
  • スペアの恋

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    ネタバレ

     在宅勤務のSE・槙原俊は、飲まず食わず寝ずで行った仕事明け、玄関を出るなりその場で倒れてしまう。
     気がつくと、アパートの隣人・渡辺研一とその息子・孝太の家で介抱されていた。

     俊は、研一に感謝するが、研一の態度は冷たく、その印象は最悪だった。
     しかしなぜか孝太は俊に懐いてしまう。

     俊が倒れたのはどうやら、風邪だったようで、それから三日間寝付いてしまった俊の下へ、孝太は毎日「お見舞い」と称して、自分のおやつだと思われるお菓子を持ってくる。

     やがて、すっかり風邪もよくなった俊だったが、相変わらず孝太は俊に懐いたまま。
     公園やアパートの庭などで俊を見かけるたびに、駆け寄って纏わりつ

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    2012年07月18日
  • スペアの恋

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    子供が可愛い!!
    子供を介して惹かれあう攻めと受けがとてもよかった。攻めの子供なんだけど、受けと子供のやりとりが可愛かった。
    ちょっと切なくてでもあったかい話。攻め視点の話も良かった。椎崎さんの攻め視点の話が凄く好きなので、今回も大満足。

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    2012年07月06日
  • イノセンス~幼馴染み~

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    知的障害のある睦と、幼馴染のエリート来栖。
    ずっと子供のままの純粋な睦ですが、それを美化しないで向き合って描いている所に好感が持てました。

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    2012年04月29日
  • 花雪

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    大好きなシリーズです。漸く読みました(苦笑)二人が出会ってから6年も経ってる設定なんてびっくり。高校生だった二人が…感慨深い(笑)相変わらず仲睦まじい二人だけど、今回は色んな試練に立ち向かうお話だったかな。ライバル出現や母親にカミングアウト、お互いの気持ちの相違…。これらを乗り越えて、前よりもっと二人の絆が強くなった感じがしました。最後のプロポーズにはグッときた…!(泣)あと好きだったのが、佑真を巡って秀と隆世が張り合ってたところ(笑)次はこの隆世のお話だとか?お相手がすっごく気になるところ…

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    2012年04月28日
  • ワガママな独占欲

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    ネタバレ

    好き嫌いが分かれそうな攻め。
    できる大人なようでいて彼の方が子供っぽいなと読後思った。

    昔いじめられた相手との再会もの。
    受けはスーパーネガティブ。何をしても平凡でうまくさばけない
    自分を知っている。仕事も結果が出てはいても「やっていたら
    これくらいは誰でも」の自己評価。
    全ては、太っていてぐずで苛められていた過去のトラウマ。

    友だちになれるかも・・・と思って裏切られた相手と
    偶然再会。そして男とキスする場面を目撃。
    唯一仲良くしている幼なじみに「誘って復讐しろ」。
    ミイラ取りがミイラになる過程をご覧ください。

    これからはうんと受け甘やかしてやれよ?
    と攻めに説教したいです(笑)。
    受け

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    2012年04月17日
  • ザクザクザク

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    おもしろかった~。
    これは隠れオタクにもっと表に出てこいという警鐘を鳴らしますねv
    そしてなんて仲の良い兄妹!いいなぁ。

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    2012年03月29日
  • セカンド・ラブ

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    ネタバレ

    何にもわからないうちに恋を教えられて、パリに行ってくるから~と言われた静流さん。不安にもなるし、家庭環境のせいもあって甘えることが難しい静流さん。

    パリで修業中のパティシエ攻が静流が見合いをしたという情報だけで、師匠との約束等ぶっちして帰国する。

    高校から付き合っているんだから、恥ずかしいとか言ってないで一言「待っててくれ」と言っておけばすべて丸く収まった気もするけど、

    すれちがい・誤解(やっぱり女性のほうが・・・!みたいな)・言葉足らず・勘違い・・・でも最終的に胸焼けするほど甘いお話が大好きなのでとても心地よく読めました。
    やはり、料理上手な男(今回はパティシエですが)はいい。

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    2012年03月20日
  • セカンド・ラブ

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    読みやすい文章で、切なく甘いストーリーが上手い作家さん。
    この作品は小説ガッシュ創刊号掲載で、その時には冒頭の高校時代の描写がなかったんですよね。このシーン素敵で胸キュンです。

    リーマンの静流は自分を過小評価しすぎていて、何事にも臆病。彼は腐れ縁とも言うべき男、佐久間のことが学生時代から好きだったのですが、彼に振り回される一方的な関係にケジメをつけようと、一度別れを告げていました。ところが、2年間音信不通だった佐久間がいきなり現れたところから、また静流は悶々とした想いにとらわれてしまうのです。しかも、おいしい食事で懐柔され、モテ男にまた昔のようにセフレ扱いされそうだと思って悩みます。

    でも

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    2012年03月01日
  • セカンド・ラブ

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    ネタバレ

    高校の同級生、再会もの。

    自分だけが相手を好きで、その背中を追いかけ続けることに疲れて一度は手放した恋。
    でも本当はいつの間にか自分が追いかけられていたなんて、私得過ぎる設定にモダモダ!

    可南さんの、流れるようにキレイな文章も手伝ってあっという間に読めました♪
    一途俺様のさりげない優しさと独占欲、グルグルしちゃう受けの可愛さ、すれ違いの焦れったさ…。
    キャラも設定もストーリーも、好みのど真ん中で、萌えツボをグイグイと押されてしまいました!

    実は最初の15ページでノックアウト!
    高校時代の回想シーンなんですが、カーテンに隠れてキス!なんて、そりゃ悶絶するよね♪

    何不自由無い男が、恋に振り

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    2012年03月01日
  • 恋愛☆コンプレックス

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    前作よりもさらに肌色度がアップしてましたね~。あとがきみて納得だったんですが、私はてっきり書けない方なんだと思っていたので、新たな発見でしたが、月村さんのお話は別にそれが無くても全然okなんですけどね。今回は玲央がすごくいい子でしたね。爽やかな年下ワンコ攻め♪ 挿絵も素敵で、いい感じの月村さんらしいネガティブ受けで楽しめました。書き下ろしの表題挿絵の『わん!』が可愛くて笑えた。

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    2012年02月26日
  • 恋愛☆コンプレックス

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    いつもの月村さん。。ではなかったかも。
    月村さんにしては珍しく肌色シーンが多めでした。
    ガッツリ書きたくなる事があるんですかね。
    過去のトラウマから、経験がないのに経験豊富な演技をする
    年上の卑屈な受、朋樹。攻めは年下だけどカッコいいし包容力が
    ある玲央。うーんいいオトコ。
    とにかく暴走しすぎな朋樹のぐるぐるが愛しかったです。
    ハッピーエンドの安心感がやっぱり好きです。

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    2012年02月24日
  • 恋愛☆コンプレックス

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    人の心をくすぐるのが上手い作家さん。甘い話のようで、ほろ苦いところがあったりします。
    主人公は漫画家を生業とする32歳の朋樹。元々は公務員だったのが、ゲイである自分の性癖を好きな男にからかわれて辞めた末の転職です。すっかり人を信用できなくなり人嫌いになっていたのに、隣に住む大学生で王子みたいなイケメンの玲央に懐かれてしまいます。でも、タイトルどおり恋愛にコンプレックスを抱く朋樹は、自分の気持ちに正直になれないし、相手の好意を疑うことしかできません。

    こういう話の導入シーンは定番なのですが、この作品はそこからが抱腹絶倒の面白さです。Hシーンが笑っちゃいけないと思うのに笑えるし、胸が痛むし、かわ

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    2012年02月15日
  • 恋愛☆コンプレックス

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    あとがきにもあったけど、月村さんにしてはほんっと肌色シーン多かった(笑)私も、編集さんに…なのかなと思ってたけどそうじゃないんだ〜(笑)こういう月村さん新鮮でした♪やっぱり根本はいつものらしさもあって、すごく良かったです^^朋樹のネガティブ&被害妄想っぷりが笑ってしまうぐらいひどくて可笑しかった〜(笑)わざと悪者に見せようと、ドSっぽく振る舞うとこなんか爆笑wなんか、つくづく月村さん作品はツボをついてくるー

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    2012年02月12日