小林由香のレビュー一覧

  • まだ人を殺していません

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    大人が思うほど、子供は無知なわけではないし、
    大人だからといって、正解を出せるわけではない
    主人公への感情移入はできなかったけど、
    日々の積み重ねを諦めなかった姿は、読み終えた最後に、良かったねと感じられるものだった

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    2026年05月04日
  • まだ人を殺していません

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    ネタバレ

    面白かった。殺人犯の息子でかなり不気味で完全に黒な印象の子どもを養子として育てないといけないとしたら、自分だとこんなふうに出来るだろうか、と育てる目線でも見れるし、真実がどうなのかという目線でも楽しめた。
    結末を幾つか結末を想像してしまうが、最後はスッキリおわれた。

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    2026年04月27日
  • まだ人を殺していません

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    本男さんのおすすめだったので読んでみた。
    ある日突然、亡くなった姉の息子を引き取ることになる主人公。
    しかし、その理由は、父親が殺人で捕まったため…
    「殺人犯の息子」との向き合い方への迷いがちみつにえがかれていて、殺人犯の血を継いでいるという事実に慄いたかと思えば、「子供に罪はない!」と先入観を持ちすぎないようにしたり…
    とにかく気を使うよなぁと思います。
    息子の良正は頭のいい男の子で、本当によくできた子です。
    蟻の手足をもいだりとするような、子供の頃なら誰でもやるようなことですら、殺人犯の息子というレッテルのせいで必要以上に恐れてしまう。
    難しいなぁと思いました。

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    2026年04月25日
  • まだ人を殺していません

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    他の方も書いているように、すごくしんどいストーリーでした。
    でも素敵な人達も周りにいて、救われた気持ちにもなれました。

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    2026年04月20日
  • ぼくたちの報復

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    悪質ないじめを受ける高校一年生の主人公が、ゴーストリバーと呼ばれる河で自殺を図ろうとする。その河で「死ぬなら暇なんだろ」「どうせ死ぬなら誰かの役になってからにしろ」とのたまう不登校がちのクラスメイトに出会い、物語が展開していく。
    そのクラスメイトは不気味で、何を考えているか全く分からず、だけれど主人公や読者を惹きつける何かがある。
    彼らを取り巻く登場人物も、良い意味でも悪い意味でも魅力的。ページを巡る手が止まらなくなる。

    小林由香さんの小説は、痛みのなかで人の弱さを包んでくれる、優しい光を感じさせる何かがある。
    「まだ人を殺していません」でもそうだが、声にならない絶望感な叫びをあげる子どもの心を、拾い上げようとする。
    拾い上げようとしてくれる人もまた、叫び続けている人だったりする。

    身体から出る血は赤いから傷ついたら誰かが気づいてくれる。だれど、心の傷から流れるものには色がついていなくて、誰からも気づかれないことが多い。
    子どもたちの心の傷に気づき、行動を起こせる大人がどれくらいいるのだろう。

    少子化対策が叫ばれているなか、私たちができることは、今現在を生きている子どもたちの心の叫びを拾い上げ、向き合い、将来家族をもつことに希望を持ってもらうことではないだろうか、と思ってしまう。

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    2026年04月18日
  • まだ人を殺していません

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    ネタバレ

    なんと感想を書けばいいのか悩む。亡くなった姉の子を引き取り養子にする翔子。その理由が元義兄が殺人事件を起こしたという理由。過去娘を事故で亡くしている翔子はそんな甥、良世(りょうせい)を育てられるのか。心を閉ざし何度も危うい事件を起こす度、読者側も同じように「なんで引き取った?」と思っているはず。子育てにレシピはない、しかもかなり特殊な例で自分ならとてもできない。信頼していた人にことごとく裏切られSNSに踊らされ結局昔から相手を見て話し続けることしか解決法はない、それが身に染みる。

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    2026年03月13日
  • まだ人を殺していません

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    発達障害のような感じなのかと思ってしまったが、そういった描写がなかった以上は、単に、子どもに対してどういうかたちで愛情を注いでいくか、伝えていくかという問題か

    良世が、良き世を生きられますように

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    2026年03月06日
  • ジャッジメント

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    小林由香さんが描く唯一無二の世界観に、これまでにない衝撃を受けました。
    犯罪者へ罰を与える「応報執行者」。彼らが抱える怒りや憎しみ、そして深い悲しみ。それらと共に、執行そのものへの拭えない疑念が複雑に絡み合う様が見事に表現されています。
    もし自分の愛する者が犠牲になったら、私は迷わず応報執行を選択するだろう。読む前はそう確信していましたが、読み終えた今、自分の中に全く別の視点を持つ「もう一人の自分」が生まれていました。
    正義とは、救いとは何なのか。これほどまでに心を激しく揺さぶられ、考えさせられた作品は他にありません。

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    2026年02月26日
  • ジャッジメント

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    ありそうで,無かったストーリーでとても心を揺さぶられた。死刑の有無でも結構問題になっているのに、復讐法なんて更なる論争を産むのは当然ではあるなと。犯罪の抑止になるのか?被害者家族は復讐することで報われるのか?正解なんてないんだろうなと。

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    2026年02月20日
  • まだ人を殺していません

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    良世と翔子の関係に、温かさを感じながらもどこか陰鬱な感じが垣間見え、読んでいても不安が拭えない。この子は…どっちだ…?そう思って読む人も少なくないはず。タイトルの意味はあまりにも切ない。

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    2026年02月12日
  • 魔者

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    プロローグ読んだ時は、え?何の話?と思ったがエピローグの同じ文章読んだときは消化しながら読めた。
    作中の人々の目線で事実は捉え方が変わることを文章構成でも体感させていただきました。

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    2026年02月08日
  • イノセンス

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    過去に罪を犯したものは、一生許されることがないのか

    周りから許されない上に、自分自身も自分を許せずに生きてる姿が苦しかった
    そんな傷と罪を抱えた人たちが向かう先はどこなのか
    主人公の祖父が登場するたびに、あまりのあたたかさに涙が出ました

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    2025年12月21日
  • 魔者

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    終盤で思わず泣いちゃった…
    児童虐待や少年犯罪、リンチ殺人事件の加害者家族に対するいじめなど重いテーマを扱った作品です。
    中盤は主人公の姉があまりにも気の毒すぎて読むのがとてもしんどかったです。
    未成年の不安定な正義感と排他主義によるいじめはとてもリアルで想像しやすかったです。
    社会に問いかける問題も多く、その中でミステリー要素もあったので読みやすく面白い作品でした。
    でも面白いという表現は不謹慎かな…
    ラストは希望を感じさせられるもので良かったです。
    いい話を読んだな~~~という感想で締めくくりました。

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    誰も知らないあなたの過去が、もし、小説で暴かれていたらーー。
    言葉で私たちを攻撃する魔者は誰だ?
    SNSの炎上、加熱する週刊誌報道……人の不幸を喜ぶ人間がいる。
    ──お前たちを守るため、人間を喰おう。そうしよう。
    衝撃のデビュー作『ジャッジメント』の著者、書き下ろし長篇ミステリ

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    2025年08月23日
  • ジャッジメント

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    とても深く、考えさせられる内容でした。
    よく、やられたらやり返せ とか
    自分がされたのと同じようにして返せ と
    どこからか聞いたり話したりした
    記憶がありましたが、それは違うのかな…と
    考えさせられる本でした。


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    2025年08月02日
  • 魔者

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    ネタバレ

    悲しい、悲しい事件の話。

    ある日週刊誌の記者が本を読んでいると
    自分の過去と酷似した内容の本と出会う。
    と、同時に
    職場に自分を告発するメッセージや、
    過去を探るなという警告が届く。

    本の作者の意図とは?作者は誰なのか。
    告発や警告の犯人は誰か。



    少年集団リンチによる死亡事故って
    世の中には本当に沢山ある。
    それ自体、すごく悲しいことなのに
    加害者の家族と、被害者の家族が親友であったり、事件の後に出会って助け合ったり、恋に落ちたり。

    なんとも人間関係がごちゃごちゃしていて、切ない。
    加害者家族に非がないパターンなんて
    きっとほとんどなんだろうけど
    自分の家族が"加害者"になった瞬間から
    周囲の目は変わるんだろうな。

    自分は悪くないし、自分は自分!って思っていても
    同じ血が流れているんだから、、いつ何が起こるかわからない。と、不安になることもあるだろう。

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    2025年05月20日
  • 魔者

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    ネタバレ

    なんて悲しい物語なんだ。最後の編集長らの連携プレーはちょっと笑えるけど…。りなとさよこの物語は悲しすぎる。少年事件ってニュースでは見るけど、やっぱり周りへの影響ってすごいあるんだろうな。。

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    2025年04月05日
  • ジャッジメント

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    2011年第33回小説推理新人賞

    日本の近未来
    「復讐法」が制定される
    被害者の親族は自ら加害者に裁きを与える選択肢を持つ

    各事件の5章から成り
    それぞれの事件の被害者家族の心情と
    加害者との関係性を
    緊張感と苦悩をもって描かれていきます

    復讐で被害者家族は救えるのか
    どんなに考えても結論は出ないけれど
    新人賞とは思えない作品で
    各章の事件と復讐方法がよく考えられていて
    それぞれが違った方向から考えさせてくれる

    これが事件そのものの抑止力となるのであれば
    一つの方法であるし
    一部であっても 復讐で救われる被害者家族が居れば 一つの選択肢になるのかもしれない
    と、思いました

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    2025年03月15日
  • ジャッジメント

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    悲しくて、やるせなくて、胸が苦しくなるお話だった。
    特に最後の話が一番辛かった。
    虐待やいじめなど、酷い事件をニュースで聞くたびに「犯人も同じ苦しみを味わえばいい」と何度も思ったことがある。
    ただそれが現実に可能になったとしても、神様が罰を与えてくれるわけはなく、結局誰かが手を下さないといけない。
    自分の大切な人が酷い殺され方をしたとして、同じことをやり返していい権利をもらったとしても、それを実行して新たな苦しみがプラスされるだけ。
    かといって、許すことも忘れることも出来ない。
    そう考えたら救われる道なんて何もないのかな、とも思える。
    自分だったらどうするか、ずっと考え続けるだろう。

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    2025年03月04日
  • 魔者

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    週刊誌記者になった柊二が、昔の蓋をしていた過去の真実を調べ始める。
    一筋ではいかない真実が絡み合って最後はドキドキした。
    事件は決して加害者と被害者だけの問題ではなく、それぞれの家族をも巻き込んで180度人生を変えてしまうものなんだ。
    何気なく放った言葉や行動が、加害者を産んでしまう世の中。自分の行動に責任を持たなくてはと改めて感じた。

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    2025年02月14日
  • 魔者

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    なかなか重い話しだったので、ゆっくり読み進めました。
    犯罪の被害者、加害者の家族であることから人生が一変して、ある事件の真相に迫る。

    人は魔が差す時がある。
    生きていると楽しい事ばかりじゃないし、負の過去を持っていたりもする。

    そんな汚れてしまった大人になった今、どう生きていくのか。
    自分が人を傷つける存在にも、人に手を差し伸べる存在にもなれる。
    また、懸命に生きることで良い縁を得ることもできる。

    苦しみや悲しみの先にも、光がある事を信じたくなるような物語でした。

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    2025年02月09日