小林由香のレビュー一覧

  • 魔者

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    読んだ後に重い気持ちが残った。
    犯罪被害者と加害者の家族のその後が過去を遡りながら描かれている。ミステリーと言うより切なさが先行した。

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    2024年11月13日
  • 魔者

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    週刊誌記者の今井柊志は、ある小説を読んで寒気がした。
    それは覆面作家 雨宮世夜の書いた『ゴールドフィッシュ』という小説だった。
    その小説の内容が、偶然だと片付けられないほど、柊志の幼少期の出来事と酷似している。

    この思い出を共有できるのは姉の小夜子だけだ。けれど姉は27年前に事故でこの世を去っている。

    著者は、なぜ姉弟しか知らない出来事を知っているのか?
    そして、小説の発行日は7月7日…姉の命日だ。これも偶然なのか?

    封印したい過去を持つ柊志にとって、人生を脅かす小説-。「【あの事件】を知る人物は脅威となりうる」

    「週刊誌記者の自分は秘密を暴く側の人間だと安心しきっていたが、暴かれる側

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    2024年10月31日
  • ジャッジメント

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    重たい。
    事件が起きた真相。
    登場人物の葛藤。
    自分ならどうするだろう?
    誰もが復讐では解決出来ないとは分かっていても、同じ目に遇わせてやりたいと言う思いはあるのではないか?

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    2024年10月14日
  • イノセンス

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    ネタバレ

    事情はわかるけど、とにかく主人公が暗くて読んでいてこっちまで引きずられる感じ。
    なんとなく展開は読めたけど、最後に救いがあってよかった。

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    2024年08月26日
  • まだ人を殺していません

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    主人公の翔子は、ニュースで亡くなった姉の夫の家から、行方不明になっていた少女の遺体が発見されたと知る。
    姉は息子を産んですぐに亡くなっており、息子の良世に会うことは叶わずにいた。
    翔子は事故で娘を亡くしており、兄と相談して良世を引き取ることにしたが、初めて会う良世は言葉を発さず、何を考えているかわからない。
    どうしても背景にある容疑者とされる父親の影響を受けて、良世を怖いと思ってしまう瞬間がある。
    ネットでは「悪魔の子」と噂され、これからどうなるのか不安を抱える翔子。
    なんとか彼の本心を知りたいとする翔子の苦悩が綴られる。

    2024.8.14

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    2024年08月14日
  • まだ人を殺していません

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    殺人犯の子供もまた、親の咎を引き受けなければならないのだろうか?

    翔子はある日、亡くなった実の姉の配偶者が殺人で逮捕されたというニュースを耳にする。
    姉の息子、甥である良世を引き取り共に暮らし始めるが、彼は心を開かない。
    寡黙で、暗闇と共に生きている。
    翔子もまた、暗闇の中で生きている。
    彼女は、娘を亡くしている。

    良世は悪魔の子なのだろうか。
    やさしかった姉は翔子を疎んじていたのだろうか。
    疑心暗鬼、猜疑心、恐怖、無関係、誰の心も読めない。

    読者も翔子と共に、ざわつく心を体験する。
    どうかどうか、おかしな方向にいかないで。
    こんな時代だから、誰もが簡単に他人を攻撃してしまうから。
    純粋

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    2024年07月19日
  • 救いの森

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    面白い設定だった。
    子供の悲しい事件や事故を未然に防ぐ目的で、ライフバンド着用義務施行。
    児童親権選択法により子供が親を捨てることも可能になった世界。

    実際施行されたら、今より救われる命は増えるのだろうか?色々考えながら読んだ。

    声をあげれずに苦しんでいる人たちが
    救われる世の中になりますように。

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    2024年07月06日
  • 罪人が祈るとき

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    少年犯罪、いじめ。
    読むのが辛いけど、目を逸らしちゃいけないし、自分に関係が無いと思ってしまってもダメなんだ。
    ところどころで目頭が熱くなりました・・

    何故この本がミステリーのカテゴリーなのか?ちょっと無理矢理では?笑 と思う展開もありましたが、没頭して一気読みしました。
    誰かのために生きたいと思える本でした。

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    2024年06月19日
  • イノセンス

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    新鮮かつほぼみんなのハッピーエンドが良かった

    恩人を捨てて逃げ出したとか、世間的無関心に陥ったとか、そんなことよりも登場人物それぞれが抱えていた苦悩がスッキリすらエンディングが素晴らしいと感じた。

    ちょっとした掛け違いは、いつどこででも起こり得る。それらと向き合い、折り合いをつけながら前に進んでいく様がきれいに見えたってこと。

    約30ページという少し長めのエピローグのような後半の謎解き部分はもう少し整理できそうな気がするし、唯一救われないある意味の真犯人だけが取り残されているの、気の毒に感じたけれど、短めの物語を楽しむことができた。

    他を読んで良かったから本作を手に取ったはず。さらに他

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    2024年02月07日
  • この限りある世界で

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    中3の女の子が同級生を殺した。
    小説の新人賞に応募したのに落選したから殺した。
    殺された子が同級生をいじめていたから殺した。
    自分がいじめられていたから殺した。
    二転三転する犯行動機。
    そして「自分の本当の動機を見つけて欲しい」そういう彼女の真意はどこにあるのか。

    一筋縄ではいかない、思春期の難しい感情がうまく書いてあるように感じた。大人びているようで、でも自分の犯した罪は、ただ目の前の殺人だけであるとしか気付けない。
    主人公の強引なやり方で、彼女は自らの罪に向き合うようになれたのだろうか?!
    その時、父親はどうしていたのか?なんとなくもやもやしたものは残るが、いちおう前向きな終わりかたでは

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    2024年01月05日
  • まだ人を殺していません

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    殺人犯の息子。小学生。
    この子の性格がまぁ捉えどころがなくて翻弄された。
    そりゃ歪んで当たり前だろうけど、気が強いようで弱そうで、残酷であり傷つきやすくて。
    翻弄されたまま終わった感じ。
    感動とまではいかなかったな。

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    2023年12月09日
  • この限りある世界で

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    同級生を刺殺した女子中学生と篤志面接委員の女性とのやりとりが、すごい緊張感で引き込まれた。
    女性の正体がわかった時にそれまであった違和感の原因が一気に明らかになって唸ってしまった。
    心理描写はかなりよかったけどストーリーは予想内のラストだった。なんか物足りなさを感じた。

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    2023年11月25日
  • この限りある世界で

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    この限りある世界で
    小林由香さん

    胸の内は、わからない。
    難しい。

    ドミノ倒しのように、
    他人事だと思っていたことが、
    バタバタバタ。
    関係者になってしまう。

    未来を信じたい。

    小林由香さん。
    うまいです。

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    2023年11月13日
  • ジャッジメント

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    表題作は面白かった。
    登場人物の苦悩がリアルに伝わる。ストーリー展開も意外性があって小説として面白い。

    ただ、作中の拷問描写が読んでいて辛い。このトーンで一冊読み通すのは無理だと思い、途中脱落。

    小説としてはクオリティーが高いと思うので、残酷描写に抵抗が少ない人にはおススメ。

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    2023年10月16日
  • この限りある世界で

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    15歳の少女がクラスメイトを白昼昼間から教室で4回刺し、殺す事件が発生。何度も犯行理由を変える彼女を更生させるべく、主人公は篤志面接委員として本当の理由を探すこととなる。。。

    思ったよりも内容というかメッセージ性は薄い気がする。責任とか???

    複雑に絡み合う人間模様、軽快に進むストーリー、コロコロ変わる場面にサクッと読めた。
    最後のどんでん返し的な構成、ちょっと無理に狙いすぎて、少し読みにくくしてる感がある。

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    2023年10月05日
  • この限りある世界で

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    加害者は犯した罪を悔やみ反省するのか。
    間接的に起こった事実を知ったとき、
    身勝手な動機や嘘をどう捉え、そこから
    反省は生じ更生できるのか。


    人は大切な人や身近な人を失ったとき、
    何かできたのではないかという後悔の念を
    抱え苦しみながらも、絶望から立ち直り、
    再び生きようとする瞬間までの葛藤の物語。

    ーーーーー
    胸に大きな後悔を抱えながら、
    篤志面接委員として少女の更生に携わる
    元教師の白石結実子。

    担当作家の自死をきっかけに心を塞ぎ、
    生きる意味を見失った元編集者の小谷莉子。

    結実子は大人びた加害者との面談を重ね
    翻弄されながらも、遂に不可解だった
    動機の真相に辿り着く。

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    2023年08月29日
  • この限りある世界で

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    次へ次へとぐいぐい読ませる筆力のある作者。
    登場人物たちの心情を描き出すのがとても上手くて気持ちが揺さぶられたからこそ仕掛けとかそういう小細工無しで勝負してほしかったなとも思う。

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    2023年08月21日
  • チグリジアの雨

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    ネタバレ

    いじめられている少年と病気の少年の報復の物語。
    颯爽感はあまりないが、咲真少年の儚さに相反する厳しさには引き込まれるものがあった。
    登場人物の中で母親が1番腹が立った。

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    2023年08月20日
  • この限りある世界で

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    『中3女子、教室で刺され死亡』
    ショッキングな幕開けだ。

    殺人容疑で逮捕されたのはクラスメイトの遠野美月。

    犯行の動機は二転三転。
    小説の投稿サイトには「シルバーフィッシュ文学賞、最終選考で落選。哀しいので明日、人を殺します」の書き込みが。
    その書き込みに端を発しSNSは炎上。

    結果、新人文学賞を受賞した何の罪もない作家・青村が自死へ追い込まれる。
    やるせなさは募り、美月と誹謗中傷を書き込むネット民に怒りが込み上げた。

    美月が犯行に至った真の動機を知っても同情は出来ない。

    想像力を鍛え罪を償って更生してくれる事を祈る読後。

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    2023年07月27日
  • イノセンス

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    中学生のときにカツアゲにあった主人公は
    助けてくれた青年を置いて、通報もせずに逃げてしまう。
    その結果、青年は亡くなり、
    ネットで誹謗中傷を受けたり、嫌がらせでバイトを続けられないなどの影響を受けながら
    大学生活を送っているという中で展開する物語。


    冷静なときには、こうするべきと思っていても
    実際に命が脅かされるような事件に遭遇したら
    自分が正しい判断ができるかなんて分からない。
    特に中学生にそこまで求めるにも酷だと思う。

    でも被害者や遺族などの関係者からみたら、その後の影響は大きく、
    許せないという気持ちも分かるし、答えは出ないな…。
    (ただ無関係な第三者がネットで私刑にするのは、やは

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    2023年04月10日