小林由香のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
これは凄い作品だわ!
ある意味問題作だわ!
あなたは究極の選択を選べますか!?
もし、、、
もしですよ、、、
あなたの大切な人が殺されたら、、、
あなたは「犯罪者に復讐してやりたい!」と思いますか?
「被害者と同じ目にあわせてやりたい!」と思いますか?
つまり、殺してやりたいと思いますか?
私は、、、
きっと思うでしょう、殺してやりたいと!
そして、実際にそれができる法律が作られたらどうします?
犯罪者を殺すことができる法律、『復讐法』が作られたら、、、
復讐法は、犯罪者から受けた被害内容と同じことを合法的に刑罰として執行できるものである
ただし、復讐法を選んだ場合、選択した者が自らの手で刑を執行しなれけばならない
つまり、合法と言えどもあなたも人殺しになるのです
大切な人のために、復讐のためにあなたは人殺しになる勇気、覚悟はありますか?
そして、後悔はしませんか?
もう一度訪ねます、、、
大切な人が殺された時、あなたは『復讐法』を選びますか?
私は『復讐法』を選びま、、、 -
Posted by ブクログ
週刊誌記者の今井柊志は、ある小説を読んで寒気がした。
それは覆面作家 雨宮世夜の書いた『ゴールドフィッシュ』という小説だった。
その小説の内容が、偶然だと片付けられないほど、柊志の幼少期の出来事と酷似している。
この思い出を共有できるのは姉の小夜子だけだ。けれど姉は27年前に事故でこの世を去っている。
著者は、なぜ姉弟しか知らない出来事を知っているのか?
そして、小説の発行日は7月7日…姉の命日だ。これも偶然なのか?
封印したい過去を持つ柊志にとって、人生を脅かす小説-。「【あの事件】を知る人物は脅威となりうる」
「週刊誌記者の自分は秘密を暴く側の人間だと安心しきっていたが、暴かれる側になることもあるのだ。」
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雨宮世夜の正体を探り始める柊志。
すると、柊志の勤務する編集部に不審な電話が入る。『今井柊志の兄は十五歳の少年を殺した』
そして、柊志をつけまとうシルバーのアウディ。
雨宮世夜を調べる柊志は、自分の辛い過去と向き合い、また姉の事故死、兄の起こした事件の悲しい真実を知ることになる-。
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うーん。辛い。
殺人事件のニュースを見れば、被害者の家族はどれだけ悲しく辛い思いをしているだろうかと考えるけれど、加害者の家族もまた同じように辛い生活を強いられているんだろうな。
悪いのは殺人を犯した人物であっても、その親やきょうだいも世間からは冷たい目で見られたり、心無い言葉で傷つけられたり…。
どちらも同じように苦しいだろうに…
この物語は『加害者の兄』を持つ小夜子と、
『被害者の弟』を持つ 梨七が親友だったって…
なんて悲惨な運命なんだよぉぉう…!!!
( ߹꒳߹ )
なんだかそろそろ爽やかな本を読みたいのだけれど、「ぼくは化け物 きみは怪物」の返却期限が迫っております…。
爽やかとは程遠い!!!
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Posted by ブクログ
主人公の翔子は、ニュースで亡くなった姉の夫の家から、行方不明になっていた少女の遺体が発見されたと知る。
姉は息子を産んですぐに亡くなっており、息子の良世に会うことは叶わずにいた。
翔子は事故で娘を亡くしており、兄と相談して良世を引き取ることにしたが、初めて会う良世は言葉を発さず、何を考えているかわからない。
どうしても背景にある容疑者とされる父親の影響を受けて、良世を怖いと思ってしまう瞬間がある。
ネットでは「悪魔の子」と噂され、これからどうなるのか不安を抱える翔子。
なんとか彼の本心を知りたいとする翔子の苦悩が綴られる。
2024.8.14 -
Posted by ブクログ
殺人犯の子供もまた、親の咎を引き受けなければならないのだろうか?
翔子はある日、亡くなった実の姉の配偶者が殺人で逮捕されたというニュースを耳にする。
姉の息子、甥である良世を引き取り共に暮らし始めるが、彼は心を開かない。
寡黙で、暗闇と共に生きている。
翔子もまた、暗闇の中で生きている。
彼女は、娘を亡くしている。
良世は悪魔の子なのだろうか。
やさしかった姉は翔子を疎んじていたのだろうか。
疑心暗鬼、猜疑心、恐怖、無関係、誰の心も読めない。
読者も翔子と共に、ざわつく心を体験する。
どうかどうか、おかしな方向にいかないで。
こんな時代だから、誰もが簡単に他人を攻撃してしまうから。
純粋さは弱さで、愛や友情なんてものは陳腐に聞こえてしまう世の中だから、せめて物語だけは救いを。
大切なもの、残るものは陳腐。
言葉にすればありふれている。
だけど、それを実行することは新しくて難しい。
この物語は、雲外蒼天。
そんな言葉がぴたりとはまる気がした。 -
Posted by ブクログ
新鮮かつほぼみんなのハッピーエンドが良かった
恩人を捨てて逃げ出したとか、世間的無関心に陥ったとか、そんなことよりも登場人物それぞれが抱えていた苦悩がスッキリすらエンディングが素晴らしいと感じた。
ちょっとした掛け違いは、いつどこででも起こり得る。それらと向き合い、折り合いをつけながら前に進んでいく様がきれいに見えたってこと。
約30ページという少し長めのエピローグのような後半の謎解き部分はもう少し整理できそうな気がするし、唯一救われないある意味の真犯人だけが取り残されているの、気の毒に感じたけれど、短めの物語を楽しむことができた。
他を読んで良かったから本作を手に取ったはず。さらに他の作品も読もう。 -
Posted by ブクログ
中学生のときにカツアゲにあった主人公は
助けてくれた青年を置いて、通報もせずに逃げてしまう。
その結果、青年は亡くなり、
ネットで誹謗中傷を受けたり、嫌がらせでバイトを続けられないなどの影響を受けながら
大学生活を送っているという中で展開する物語。
冷静なときには、こうするべきと思っていても
実際に命が脅かされるような事件に遭遇したら
自分が正しい判断ができるかなんて分からない。
特に中学生にそこまで求めるにも酷だと思う。
でも被害者や遺族などの関係者からみたら、その後の影響は大きく、
許せないという気持ちも分かるし、答えは出ないな…。
(ただ無関係な第三者がネットで私刑にするのは、やはりだめだと思う。) -
Posted by ブクログ
カロリーゼロのコーラみたいな一冊。
うーーーーーん……なんだか騙されてる気がする。イジメの内容も復讐も描写が割と凄惨。あと全く関係ないモブキャラが虐待やら殺人事件やら起こすし、主人公は希死念慮持ってるし、離婚歴ある母とセクハラ教師疑惑がある継父率いる家族は崩壊しかけてるし、さらには壮絶な生い立ちだったメインキャラは病死するしでもう登場人物全員が満身創痍なので「笑顔」とか言うワードが文中に出てくるだけでそりゃもう「あぁ良かったぁ」ってなるのおかしくない?もう全てはラストの輝きを引き立てるためにやってるとしか思えん。たいして安くないのに「小売希望価格から6割引」とかやってるスーパーマーケットの特売チラシみたい。
ところどころ著者がもう取り憑かれたようにばばばーーーーっと感情移入して書き殴る場面(主に航基君が自転車に乗っている)はもう著者のオナニーで、セックスフレンドたる我々を完全に置き去りにしている。文もなんだか変にクセがあってうまく進まないところもあり、ほんとラストの盛り上がり一辺倒で全てを解決しようとしている感が否めないなぁ…
とはいえラストは上記のこともあるせいか、なかなか良い話に見えてしまう。やっぱり騙されてるわ。うん。やっぱ -
Posted by ブクログ
小林由香『救いの森』ハルキ文庫。
子供たちを救おうとする新米児童救命士の奮闘を描いた連作形式の作品。推理小説のような一面もあり、面白い話もあるのだが、余りにもぶちこみ過ぎた最終話が全てを壊している。
最近、親が子供を虐待したり、育児放棄したり、虐めによる子供の自殺など悲しい報道をよく目にする。少子化が加速し、かつて国の宝と呼ばれた子供たちは減少の一途である。
児童保護救済法が施行され、虐めや虐待、誘拐など児童が命の危険を感じた時に腕に巻いた『ライフバンド』を起動すると児童救命士が駆け付け、児童の命を救うという架空の日本が物語の舞台である。
『第一章 語らない少年』。自分の窮状をなかなか口に出来ない少年。やる気が無いように見えた先輩の新堂は全てを見越していたのか……なかなか面白い。
ある日、新米児童救命士の長谷川が先輩の新堂と小学校にライフバンドの検査に行くと、わざとアラームを鳴らしたと見られる一人の児童が気に掛かる。長谷川が児童の調査を進めると隠された真実が明らかになる。★★★★★
『第二章 ギトモサイア』。またも冷静な目で子供の背後にある問題を見出だす新堂……このエピソードは普通だった。
行方不明になっていた少女を救助した長谷川と新堂。少女が口にした謎の言葉『ギトモサイア』……少女が独りで抱える問題は……★★★
『第三章 リピーター』。少しずつ明らかになる新堂の過去。『救いの森』とは……余りにも切ない物語。
3回もライフバンドを使用した少年は学校で虐めに合っていると話すが……★★★★
『第四章 希望の音』。最終話。新堂と長谷川に訪れた最大の危機。余りにもぶちこみ過ぎて、お涙頂戴の嘘っぽい物語になっているように思う。
新堂の少年に対する激しい暴力行為が明らかになる。しかし、それは……★★
~蛇足~
日本経済の疲弊と少子化
政府の労働者派遣法の施行により非正規雇用が加速し、若者たちを含む国民の収入が減少していく。これに加えて外国人技能実習生など海外からの安価な労働力がさらに収入減を加速する。国民の収入が減少すれば税収も減少するのは当然で、政府は真っ先に社会保障費を削減する。
収入が減少し、社会保障も手薄な状況に将来を見通せず、結婚しようという若者は減少、少子化が加速するという負のスパイラル。政府が今さらながら出産費用の補助や児童手当を充実させても子供が産まれないことには全くの無意味である。
かつては日本企業の正社員の時間単金はアジア諸国の5倍とか10倍とか言われていたが、今や2倍程度。日本のアルバイトの時給と変わらないくらいまで格差は縮まっている。つまりは日本の労働者の価値が確実に下がっているのだ。それなのにBCPなどと理由を付けて、まだ海外展開を図ろうとしている企業があることに驚くばかりだ。これもまた負のスパイラル。
本体価格720円
★★★