小林由香のレビュー一覧

  • 罪人が祈るとき

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    ネタバレ

    ★3.0
    いじめで息子を失くした父親といじめられていて、家族ともうまくいってない少年の話。

    本当に腹立たしいいじめっ子というか、もはや犯罪者たちだったな。いじめがテーマの小説は多いけどその度に腸煮えくり返る。犯罪だから、公表されて進学、就職全てできなくする仕組みが必要だと思う。あと、ミステリという勿れであった、フィンランド?ではいじめた側が精神疾患で隔離されるって話がまさにそうと思う。

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    2022年04月04日
  • イノセンス

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    中学生の頃に不良に絡まれた。助けにきた大学生が刺されてしまったがそのまま放置して逃げてしまった。その大学生は亡くなってしまう。その後、ずっと誹謗中傷され心を閉ざした。大学生となり周りの友人に思わぬ繋がりが、、あまりに辛くて痛い。最悪な展開にならなくてよかった。

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    2022年03月28日
  • ジャッジメント

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    人が人と共生していく為の永遠の課題の一つ。

    全員が正解と思う裁きはないだろう、けど人間社会が積み上げてきたのが今の法律や制度。

    言える事は、本作の様な復讐はできなくても、被害者の立場にもっと寄り添った法律、制度になって欲しいとは個人的思う。

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    2022年03月23日
  • チグリジアの雨

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    ネタバレ

    学生はこれを読んで「いじめ」のダサさを再認識したらいい。
    学校は「みんな仲良く」だけじゃなく「合わない相手には無関心可」と「いじめは犯罪行為で処罰の対象となること」を教えなければならないと思う。

    主人公、よく生き残ってくれた。
    悲惨な状況下でも心の拠り所があれば生き抜けること、そして最大の武器は信頼できる大人とやはり法の知識だった。

    主人公が名刺でせまるところ、感動したしふるえた。
    私は「それだけで許すん?優しっ」って思ったけど、作家さんは加害者にもやり直しのチャンスを与えたかったのかな、と。いや私は同等の痛みを味わってからの話でしょ派ですが。

    加害者が、自分がいじめられた経験から先にい

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    2021年11月24日
  • チグリジアの雨

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    母が再婚し、故郷である地に住むことになった航基。最初は穏やかな高校生活を送っていたが、継父が高校教師で、女子生徒に手を出したことをきっかけにイジメの対象にされる。次第にエスカレートしていき、航基は死のうと決意する。地元では「ゴーストリバー」と呼ばれるかつて自殺事件が起きた所で、死のうと現地に行ったが、そこで不登校で同級生の咲真と出会う。


    小林さんというと、理不尽な状況に置かれた人が、どのように悩み、どのように正解を出していくのかが描かれている作品が印象深いのですが、今回はいじめ。

    何もしていないのにいじめによって狂わされる人生。
    何故こんなに苦しまければならないのか?女子生徒に手を出した

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    2021年11月16日
  • ジャッジメント

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    法の下、復讐しても救われない遺族。復讐法でまたさらに悩み苦しむ様は読んでいて苦しい。遺族vs加害者だけでなく、遺族同士や世間との葛藤も心が重たくなる。何が正しくて何が間違いかわからない中、選択しなければならないのは試練の場

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    2021年09月15日
  • イノセンス

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    いつ犯罪に巻き込まれるか、平和な日常が一瞬にして奪われる危険と隣り合わせの中で生きています。小説の中の話と笑えない恐さがあります。

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    2021年02月07日
  • イノセンス

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    少年が14歳の時にカツアゲにあい危ない目にあった
    その時助けてくれた青年は残念ながら死亡した。
    そのことにより少年の運命も他の人の運命も狂っていく
    一体何がよかったのだろうか

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    2020年12月12日
  • イノセンス

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    読んでいる間中もやもやした気分で、読後はなんとも言えない気持ち悪さが残った。もやもやは主人公の少年(青年)の行動や考え方に対して、気持ち悪さは後半の種明かしに対して。ミスリードされているのはわかっていたが、予想のさらに上をいっていてこの展開は読めなかった。登場人物の誰もが心に傷を負っていて、人の痛みがわかるはずなのにやさしさが足りない、悲しい小説だった。

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    2020年12月07日
  • イノセンス

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    本作は主人公の言葉に共感するものが多かった。

    「夢は、普通に生活して、普通に会社員になって、生きて・・・普通に死にたい」
    「愚かで、卑屈で、自分本位で、自己愛が強くて、自意識過剰で、それなのにとても弱くて・・・生きているのがとても苦しそうで・・・」
    「人生がうまく回り始めると心は強い不安に駆られる。」

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    2020年11月02日
  • イノセンス

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    大学生の星吾は、中学生時代に不良に絡まれ、自分を助けようとして身代わりに刺された青年を見捨てて逃げたという過去を持つ。少年は死亡し、彼は誹謗中傷を浴びながら後悔の日々を過ごす。私達がこの物語を読んで考えることができるのは、自分がその中にいないからだ。関係者の立場だったとき、冷静に考えられる人などいないだろう。ただ普通に生きることすら難しくなるのは当たり前だ。この世に罪のない人間なんていない。どうやって人はそれに折り合いをつけていけばいいのだろう…。答えは簡単には出ない。物語の後味の良いことが救いだった。

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    2020年10月28日
  • ジャッジメント

    R

    購入済み

    題材はいいのに、各ストーリーがイマイチ。。。
    同じ方法で完全に遂行するストーリーがない。
    悩める題材に、悩むストーリー、悩む人たちだらけでちょっとつまらなかったかな。

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    2018年10月10日