小林由香のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ学生はこれを読んで「いじめ」のダサさを再認識したらいい。
学校は「みんな仲良く」だけじゃなく「合わない相手には無関心可」と「いじめは犯罪行為で処罰の対象となること」を教えなければならないと思う。
主人公、よく生き残ってくれた。
悲惨な状況下でも心の拠り所があれば生き抜けること、そして最大の武器は信頼できる大人とやはり法の知識だった。
主人公が名刺でせまるところ、感動したしふるえた。
私は「それだけで許すん?優しっ」って思ったけど、作家さんは加害者にもやり直しのチャンスを与えたかったのかな、と。いや私は同等の痛みを味わってからの話でしょ派ですが。
加害者が、自分がいじめられた経験から先にいじめの対象を作っていたって話。これが人間の本質だよね。だからやっぱり幼稚園とかの集団生活をする頃から人との距離感を教えなあかん。もちろん親にも。
これは絶望と希望のお話。でも生きることが希望っておかしい。病気とか自然災害じゃなく、心や体を傷つけないでほしい。無関心を推奨ではなく傷つけるなら無関心ありってことです。
いじめのお話は毎回しんどいですね。 -
Posted by ブクログ
母が再婚し、故郷である地に住むことになった航基。最初は穏やかな高校生活を送っていたが、継父が高校教師で、女子生徒に手を出したことをきっかけにイジメの対象にされる。次第にエスカレートしていき、航基は死のうと決意する。地元では「ゴーストリバー」と呼ばれるかつて自殺事件が起きた所で、死のうと現地に行ったが、そこで不登校で同級生の咲真と出会う。
小林さんというと、理不尽な状況に置かれた人が、どのように悩み、どのように正解を出していくのかが描かれている作品が印象深いのですが、今回はいじめ。
何もしていないのにいじめによって狂わされる人生。
何故こんなに苦しまければならないのか?女子生徒に手を出したのは継父なのに、陰湿にいじめを続ける同級生。
読み進むたびにいじめの描写が描かれるのですが、胸が痛い気持ちでした。
この作品は、青春ミステリ小説として紹介されていますが、あまりミステリー色を感じず、青春ヒューマンドラマかなと思いました。
不登校の咲真と出会ったことを機にどうせ死ぬのなら、目的を達成してから、死のうと航基は奔走していきます。
咲真の企みとは?
日に日に咲真の「顔」が明らかになるにつれて、こちらも理不尽な状況にどう声をかけたら良いか、複雑でした。
でも、理不尽な状況ながらも、前向きな姿勢に勇気を与えてくれたように感じました。
目の前の視野が全ての世界ではなく、もっと視野を広げてみると、同じ境遇を抱えている人もいれば、助けてくれる人もいると思います。
そう思うだけでも、救いがあると思いますし、人生一度きりです。最後だと思う気持ちで、挑戦してみると、色々人生が変わるかもしれません。
この作品では復讐や反撃といった行動をしますが、経験を通じて頼もしくなった航基の姿が印象的でした。
これで明るく終わるかなと思ったら、最後は残酷な要素が登場します。悲しい状況だったけれども、希望の光が射したことにジーンときました。
一人が集団となって、行動したことに良いも悪いも、前向きな姿勢だったことにちょっと勇気が湧きました。
絶対にいじめというものは無くならないと思いますが、どうやったら今後回避できるのか。いじめられる側は、ただ受け身をとるのではなく、「戦う」気持ちで頑張っていただきたいです。 -
購入済み
題材はいいのに、各ストーリーがイマイチ。。。
同じ方法で完全に遂行するストーリーがない。
悩める題材に、悩むストーリー、悩む人たちだらけでちょっとつまらなかったかな。