小林由香のレビュー一覧

  • イノセンス

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    ネタバレ

    確かに主人公は罪を犯していない。自分の弱さから2人を見殺しにしたという罪悪感。しかし彼は生きている間、常にそれと対峙しないといけない。その苦悩を鮮明に綴った作品だった。主人公はそれにどう対峙すればよいのか?一方、故人の家族や恋人は主人公を恨み続けている。それを知ってしまったら、自分は幸せにならなければ良いのか?自死すればいいのか?故人のために祈り続ければよいのか?答えは「ない」あるいは「自分では決められない」ということなのか。主人公が最後に描いた表紙絵、彼の苦悩と赦してほしいという意思が見えた気がした。

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    2021年01月03日
  • 罪人が祈るとき

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    人間の感情、繊細で扱いづらい。感情は幸せ、憎しみどんなものにも成り得る。イジメや自殺、つまり負の感情には負の感情が集まる。自分の感情、他人の感情、感情は人生にずっと付き纏うやっかいなものだ。

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    2020年11月17日
  • 罪人が祈るとき

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    2020年7冊目。
    設定の妙で読ませた前作に比べると、物語自体のインパクトは控えめだが、圧倒的な人間ドラマは健在。一つ一つの場面がいちいち胸に響いて来る。許されざる罪人ではあるけれども、どうか彼の祈りが届きますように、と願わずにはいられない。

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    2020年11月11日
  • 「LABプロファイル」で人を動かす!

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    ネタバレ

    凄く腑に落ちる内容でした。自分や自分の周りを想像しながら読むと各タイプに当てはまる事例がたくさんあって、仲が良かったり馬が合わなかったりする原因がよく判りました。上司の立場や部下の立場で、プロファイリングを基にした影響言語を使う方法は、間違いなく今後の仕事運びや調整を楽にしてくれると思います。初めてLABプロファイルの本を読む人は、全てを解説したシェリー・ローズ・シャーベイの「影響言語で人を動かす」よりは、やさしく咀嚼してくれた本書のほうがわかりやすいと思います。

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    2019年06月02日
  • 「LABプロファイル」で人を動かす!

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    とても参考になった一冊♪


    プロファイルに関して興味があり、学んでみたいと思っていただけに、読みやすくありがたい一冊でした。

    現在していることとの興味もあり、また何度も読み返して、深めたい一冊です(^^)

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    2012年08月25日
  • 魔者

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    人の心の傷…希望…自分の居場所ってどこだろう?
    被害者家族と加害者家族の心の葛藤
    ハッピーエンドでなくても少しだけ希望を残して終わってくれたのが 私にとっては唯一の救いである

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    2026年06月08日
  • ジャッジメント

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    ハンムラビ法典のごとく「復讐法」という新しい法律が制定された架空の現代が舞台です。
    著者のデビュー作ということですが大変センスのある発想力だと感じました。
    大切な人を理不尽に凶悪な事件で喪った人達が、その犯人に同じ手口で合法的に復讐するという物語です。
    その復讐の場面に立ち会う応報執行官という立場の若い女性職員が主人公です。
    連作短篇集となっています。

    復讐を望む人達の深い苦悩と悲しみが押し寄せてくる内容です。
    私はとても涙脆いので、よくある展開だと思いながらもめちゃくちゃ泣いてしまいました。
    どの事件も現実でよく起きているものです。
    特に目新しい事件はありません。
    それが逆に恐ろしいです。

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    2026年05月21日
  • この限りある世界で

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    面白かった
    一気に読めた
    読んでみても、進まない事も多いなか、久々にあっと言う間に終わってしまった
    作中にでてくる本、本当にあれば、読みたいと思った

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    2026年05月20日
  • ジャッジメント

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    犯罪者に同じ苦痛を与える「復讐法」が制定された日本を舞台に、被害者遺族の究極の選択を通して真の裁きと救済のあり方を痛烈に問うサスペンス

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    2026年05月18日
  • まだ人を殺していません

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    大人が思うほど、子供は無知なわけではないし、
    大人だからといって、正解を出せるわけではない
    主人公への感情移入はできなかったけど、
    日々の積み重ねを諦めなかった姿は、読み終えた最後に、良かったねと感じられるものだった

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    2026年05月04日
  • まだ人を殺していません

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    ネタバレ

    面白かった。殺人犯の息子でかなり不気味で完全に黒な印象の子どもを養子として育てないといけないとしたら、自分だとこんなふうに出来るだろうか、と育てる目線でも見れるし、真実がどうなのかという目線でも楽しめた。
    結末を幾つか結末を想像してしまうが、最後はスッキリおわれた。

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    2026年04月27日
  • まだ人を殺していません

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    本男さんのおすすめだったので読んでみた。
    ある日突然、亡くなった姉の息子を引き取ることになる主人公。
    しかし、その理由は、父親が殺人で捕まったため…
    「殺人犯の息子」との向き合い方への迷いがちみつにえがかれていて、殺人犯の血を継いでいるという事実に慄いたかと思えば、「子供に罪はない!」と先入観を持ちすぎないようにしたり…
    とにかく気を使うよなぁと思います。
    息子の良正は頭のいい男の子で、本当によくできた子です。
    蟻の手足をもいだりとするような、子供の頃なら誰でもやるようなことですら、殺人犯の息子というレッテルのせいで必要以上に恐れてしまう。
    難しいなぁと思いました。

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    2026年04月25日
  • まだ人を殺していません

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    他の方も書いているように、すごくしんどいストーリーでした。
    でも素敵な人達も周りにいて、救われた気持ちにもなれました。

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    2026年04月20日
  • ぼくたちの報復

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    悪質ないじめを受ける高校一年生の主人公が、ゴーストリバーと呼ばれる河で自殺を図ろうとする。その河で「死ぬなら暇なんだろ」「どうせ死ぬなら誰かの役になってからにしろ」とのたまう不登校がちのクラスメイトに出会い、物語が展開していく。
    そのクラスメイトは不気味で、何を考えているか全く分からず、だけれど主人公や読者を惹きつける何かがある。
    彼らを取り巻く登場人物も、良い意味でも悪い意味でも魅力的。ページを巡る手が止まらなくなる。

    小林由香さんの小説は、痛みのなかで人の弱さを包んでくれる、優しい光を感じさせる何かがある。
    「まだ人を殺していません」でもそうだが、声にならない絶望感な叫びをあげる子どもの

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    2026年04月18日
  • まだ人を殺していません

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    ネタバレ

    なんと感想を書けばいいのか悩む。亡くなった姉の子を引き取り養子にする翔子。その理由が元義兄が殺人事件を起こしたという理由。過去娘を事故で亡くしている翔子はそんな甥、良世(りょうせい)を育てられるのか。心を閉ざし何度も危うい事件を起こす度、読者側も同じように「なんで引き取った?」と思っているはず。子育てにレシピはない、しかもかなり特殊な例で自分ならとてもできない。信頼していた人にことごとく裏切られSNSに踊らされ結局昔から相手を見て話し続けることしか解決法はない、それが身に染みる。

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    2026年03月13日
  • まだ人を殺していません

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    発達障害のような感じなのかと思ってしまったが、そういった描写がなかった以上は、単に、子どもに対してどういうかたちで愛情を注いでいくか、伝えていくかという問題か

    良世が、良き世を生きられますように

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    2026年03月06日
  • ジャッジメント

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    小林由香さんが描く唯一無二の世界観に、これまでにない衝撃を受けました。
    犯罪者へ罰を与える「応報執行者」。彼らが抱える怒りや憎しみ、そして深い悲しみ。それらと共に、執行そのものへの拭えない疑念が複雑に絡み合う様が見事に表現されています。
    もし自分の愛する者が犠牲になったら、私は迷わず応報執行を選択するだろう。読む前はそう確信していましたが、読み終えた今、自分の中に全く別の視点を持つ「もう一人の自分」が生まれていました。
    正義とは、救いとは何なのか。これほどまでに心を激しく揺さぶられ、考えさせられた作品は他にありません。

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    2026年02月26日
  • ジャッジメント

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    ありそうで,無かったストーリーでとても心を揺さぶられた。死刑の有無でも結構問題になっているのに、復讐法なんて更なる論争を産むのは当然ではあるなと。犯罪の抑止になるのか?被害者家族は復讐することで報われるのか?正解なんてないんだろうなと。

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    2026年02月20日
  • まだ人を殺していません

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    良世と翔子の関係に、温かさを感じながらもどこか陰鬱な感じが垣間見え、読んでいても不安が拭えない。この子は…どっちだ…?そう思って読む人も少なくないはず。タイトルの意味はあまりにも切ない。

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    2026年02月12日
  • 魔者

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    プロローグ読んだ時は、え?何の話?と思ったがエピローグの同じ文章読んだときは消化しながら読めた。
    作中の人々の目線で事実は捉え方が変わることを文章構成でも体感させていただきました。

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    2026年02月08日