川上徹也のレビュー一覧
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なんとなく社会人になった出版取次の新人大森理香が主人公で、上司が連れていてくれたのは、わずか10坪しかない小林書店、店主の由美子さんのバイタリティがある本屋と傘を売ることを考え、会社に交渉その熱意に押され傘の会社も承諾し売る、自分のお店に来た人やフリマでも売る。何でもええから、売れて足しにすればいいみたいな気持ちで売るとしたら、失礼だと由美子さんは、言っていますだから小林書店を長く、2024年には閉店しましたが発想転換をする考え方が素晴らしいと思います、もし傘を売る事をしなかったら、2024年まで小林書店は、やっていけず、これほどまでに文庫本になるまで受け継がれることはないと思います。感動しま
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Posted by ブクログ
心を動かす文章の書き方について
書いてあるだけあって、
とても読みやすいです。
印象に残ったのはこの3つ
①書きたいことは書かない
あなたが書きたいことを書こうとするとき
「伝えたいことがどうやったら伝わるだろう?」
とばかり考える。
その視点は自分の内面にばかり向いているはずだ。
②滑り台のように書け
「第一センテンスの唯一の目的は、読者に第二センテンスを読ませることだ」
「第二センテンスの目的は、第三センテンスを読み続けたいと思わせることだ」
以下、最後のセンテンスまで続く。
③たった1人に向けて
「1人の読み手を想像する」こと。
「この文章はこの人のために書く」と決め -
Posted by ブクログ
1行バカ売れ
著:川上 徹也
紙版
角川新書 K-39
良書。言葉の力というのは、ほんとうにすごいものだと感じます。
インターネットとソーシャルメディアという、巨大な空間の中で、拡散されていく多くの言葉。
その中で、まさに、売らんとしている商品を、ただひと言で表す言葉は、千人の営業に勝るといってよいかと感じました。
気になったのは以下です。
ネット社会になり、情報が飛躍的に増加した現在では、最初の1行で人をひきつけることができなければ、なかなか中身まで読んではもらえません。
まずは、タイトル、商品名、見出し、キャッチコピーなど短く的確な1行で、相手の心をつかむ必要があります。
■名前 -
Posted by ブクログ
「好きなことを仕事にして、認められたい」と最初に思うのは誰しも、と思いますが、この本では
「どうやって仕事を好きになっていくのか?」
「行動して、仲間(協力者)を作って、実行する」など、具体的にためになるお話が、実話(小林由美子さん)をベースに描かれているので、とても心に刺さります。
特に社会人になりたての20歳代などの方に読んでもらいたいです。
小林由美子さんのような方は、どこにでも居る訳ではありませんが、きっと「自分の小林さん」は身近にあるはずです。
また、歳を経た私などは「誰かの小林さんにならねば、」と背筋が伸びる思いであります。
街の小さな本屋さんの良さが十分に伝わりますね。
心温 -
Posted by ブクログ
主人公が東京から大阪に初めて来た時の表現にまず笑ってしまった。
きっと新卒で一人で大阪に来させられたら猛獣のうようよいる檻の中に放たれたような気持ちになるんだろうな〜。
なんて呑気に読み進めると、これがまぁ心があったかくなる物語!
新人の主人公が、自分がなぜこんな仕事をしているのかわからないという悩みを小林書店の由美子さんに打ち明けた時の、
「ひとつずつでもええから、ええところを探して好きになってみ。
そしたら自然ともっと知りたくなってくるもんや。何でもええやん。
せっかく縁あって入ってんから、仕事のことも会社のこともまわりの人のことも、好きにならんともったいない。」
という由美子さんの言葉