感情タグBEST3
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「越後屋、お主も悪よのう」の江戸商人にあらず
「世のため人のため」と前代未聞のアイデアを実践することで、令和の今に残る商売を生み出した人たちの利真於勤のマーケティング術
三越、にんべん、山本山、西川、榮太郎總本舗、山本海苔など400年企業巡りをしに日本橋に出掛けたくなる一冊
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顧客視点、発想の転換、創意工夫、
何百年前から、ビジネスの成功の本質は変わらないんだなと思った。
それはすなわち、人の購買行動=心も変わらないってことなんでしょうね。
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江戸時代の知恵者たちは如何にして富豪となったのか。様々な発想・知恵・経験努力が隠されている。中でも「三井越後屋」三井高利がダントツの商売に於ける知恵者であり、イノベイターであったとも言える。発想力、創造力、推進力、行動力どれを捉えても抜群の成果を生み出し、後世につなげている。日本には老舗も多く伝統を如何に継承するべきかなどコロナ禍での葛藤で如何に守り生き残りをかけるべきか、存続企業の試練の時代でもあると思う。
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◯三井高利
日本に老舗が多い。200年。65%が日本にある
故きをたずねて新しきを知る→古い事例を抽象化する能力
・番傘のシェアリングシステム、
→ロゴマーク、顧客満足、シェアリング、
現代にはアイカサ
◯蔦谷重三郎(プロデューサー)
大田南畝:狂歌、和歌のバロディ
喜多川歌麿、東洲斎写楽
二つのものを組み合わせてヒットをうんだ
◯前田正(浦の右)とし:薬売り
先用後利:利益は後、信用を売っていた
◯下村彦右衛門正啓
先義後利:人としての正しい道をきちんと全うして商売を励めば利益は自ずとついてくる。
◯豊島屋十右兵衛
酒を原価で売る
→酒樽を売る、大量に買って安く、下り酒という今まであまり飲まれなかった酒を売る、女性が飲める白酒を期間限定で売る
→鴻池新右衛門、使用人が怒って、酒樽を灰に入れたするとにごり酒が澄んだ色になる、そこから清酒がうまれた。
◯伊能忠敬
19歳年下に師事する
→常識を覆す、そんなこと考えない
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江戸時代の商人たちが考えた商売の基本や仕組みは、抽象化して考えれば、今に通じることも多いことがよく分かった。例えば、三井が無料で貸し出した番傘。これは、シェアリングエコノミーであるともいえるし、Youtubeのように利用者の場を借りるともいえる。西川が蚊帳の色を素材のままの茶色から萌黄色に変えた話。機能性だけでなくデザイン性も大事であるという、iPhoneなどにつながる話である。当時を思い浮かべながら、今のビジネスモデルや提供価値を考えると面白い。この本の内容を基に、BMCを作ってみると面白いかもしれない。
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江戸時代で商業的に成功した人の行動を、マーケティング視点から現在でも通用する事例を紹介している。
いわゆる藩主と呼ばれる人も2名(富山藩前田氏、富山の置き薬、佐賀藩鍋島氏)紹介されている。
鍋島氏は司馬遼太郎の短編小説で書かれていた内容と同じ箇所もあり、おぉ同じだと思いつつ読んだ。
マーケティングなどと行ってありがたがっているが、実際は顧客のニーズを見極めてそれに会う制度を作れば成功に近づくと言う事がよく分かった。
そしてここでしょう解されている人は学術的な視点ではなく、商売の中で、現在のマーケティングでも通用する手法を採用するという事は、やはり大天才だと言うことだと言うことなんだろう