諫山創のレビュー一覧
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ネタバレこの巻からマーレ編に突入する。
主人公から見た敵国の事情を書いていく手法は
よくあるものかもしれないが、
進撃の読者にとってはライナーの事情になるわけなので
冷静な気持ちではとても読めない。
しかも違う道を選択した同種族が敵というのが辛い。
悪魔だと思っていた敵国に侵入して
相手も同じ人だとわかってしまったライナーにとって
「あいつらは悪魔だったんだろ」と問われて
思い出すのは仲間たちとの日々。
「地獄だった」と返す言葉はある意味では真実なのだろう。
楽しかったこともあった。だからこそ地獄でしかなかった。
巨人の力が継承者を決めて継承されていく世界観や
獣の巨人であるジークはグリシャの息子 -
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ネタバレエレンのお母さんを食べた巨人がダイナだった
というのは衝撃の事実。ダイナとしては意識がないなりに
グリシャの血に反応しているのだろか。
巨人の脊髄液を吸収して化け物になるなんて同じ人間じゃない。
人は自分と違う物を嫌悪する。それは動物としての本能でもある。
だからこそなんとも言えない気持ちになる。
気になったのは3-4mの巨人に調整するからという台詞。
摂取量などで調整できるものなのだろうか。
フクロウの正体にも驚いた。
9つの巨人の力を継承したものは13年で死ぬというのも驚きの事実。
これが自由の代償だとわかっていたなら払わなかった、という台詞が悲しかった。
自由のために戦った進撃の巨 -
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ネタバレ父親に洗脳されてる
俺達はあの父親の被害者
いつかお前を救い出してやるからな
猿の巨人の人の気になる言葉。
ジャンがハンジさんを助けたけれど
ライナーは奪われてしまった。
猿の巨人を倒す為の突撃で倒れたエルヴィン。
団長を見つけたときは止めをさそうとした
でも生ぬるい、地獄が必要だと思った
という言葉が、酷いと言うのも違うし
ある意味で情なのかもしれない。
エレンは海を見に行こうという夢は
子供の頃のことで実は覚えていなくて、
憎むことしか頭になくなっていて、
でもアルミンは戦うだけじゃない、夢を見ている。
涙なしにこのあたりは読めなかった。
エルヴィンとアルミン、どちらを生き返すべきか -
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ネタバレ猿の巨人の投石がえげつない。
エレンが必死でくらいついても、軽く
ひょいと壁の上に蹴り上げられてしまう。
理屈ではわかってた誰かがやらなきゃ
勇敢な兵士は誰だってきかれて俺だって思った
でもそうやって死んでいくことが
こんなになんの意味もないものだと思いもしなかった
なんで自分だけは違うって思ったのか
この一連の台詞も読んでいてきつかった。
「俺は選ぶぞ 夢を諦めて死んでくれ
新兵たちを地獄にみちびけ
獣の巨人は俺が仕留める」
「どうせ死ぬのに人生に意味はあるのか
死んでいった兵士に意味を与えるのは我々だ」
リヴァイの言葉もエルビンの言葉も胸にくる。
壮絶な言葉たち。
ここまで苦労して相 -
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ネタバレ教官の回想、まさかこんな内容だとは。
生まれてきてくれただけで偉いとエレンを抱きしめる母の姿が切ない。
立体機動の訓練がうまくいかないエレンが
実はベルトが壊れていてのにあそこまで頑張った、
という表現かと思いきや
更に教官がベルトに細工していたという
事実が明かされるとは。
グリシャは壁の外からきた可能性があるという壮大さも凄い。
人が人と違うのはきっと
こういう時のためだったんだと言うアルミンの台詞は、素直に良いなと思える。
話をこっそり聞いてたリヴァイは何を思っていたのだろう。
調査兵団を街の人が見送ってくれるシーンは
胸が熱くなった。
アルミンの楽しそうな目を見てオレは不自由な -
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ネタバレオレをあの巨人に食わせれば良いと言うエレン。
ヒストリアが「選択肢はもう一つあります」
と言うところや
あなたのお父さんは初代王から私達人類を救おうとした、とエレンに言うところが良い。
本当にヒストリアは強くなった。
弱いのはオレだった、
どこかで自分は特別だと思ってた
だから他の兵士がオレのために死ぬことも仕方がないって受け入れた
というエレンのモノローグ、
しかしあんな状況に追い込まれたらそう思っても仕方ないだろう。
自分の肩に国民の命がかかっていると
あの時は『単純』にそう思っていたはずだ。
そんなプレッシャーの中で次々襲い来る状況の中
エレンに与えられた選択肢は本当に少なかった。
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ネタバレフリーダのことを思い出すヒストリア。
妻子はグリシャに五年前殺されたというのは衝撃の事実です。
アッカーマンという名字に親戚関係などなんらかの理由があるのか
と思っていたら、一族が都市部で迫害を受けていたという展開とは。
対人立体機動装置はアンカー射出機と散弾の射線が同じ方向なのが弱点で、
かつ銃に対して刀が有利になる距離での戦いも描かれたのは
刀好きとしてはおっと思いました。
折角の力もレイス王家の血を引くものでないと真の力が発揮されない
というのがまたなんとも言えない設定です。
かつてのアッカーマン家は王側近の武家だったということも明かされます。
王が記憶を改竄できるのは全員ではなく -
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ネタバレ初めて人を殺す描写がなんとも生々しい。
頭ではわかっていても、中々咄嗟に切り替えられないだろう。
リヴァイがアルミンに、もう汚れたんだ、以前のお前には戻れない
と言うのが厳しいようでいて相変わらず優しい。
もし今もお前の手が綺麗なままなら今ここにジャンはいない。
聡いからあの状況じゃ半端なことができないとよくわかっていた。
アルミン、お前が手を汚してくれたおかげで俺たちは助かった。
ありがとう。
リヴァイは常に対等というか、事実だけを伝えてくれていると思う。
ジャンが、人に手を下すのが怖かった、間違っていのいたのは自分でした
次は必ず撃ちますと言うのも立派なのだが、
リヴァイが
何が本当に正し -
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ネタバレエルヴィンの過去。父は王政に殺されたのだと言う。
私の人生の使命は父の仮説を表明すること。
そういった過去を背負っていたから、
ああした謎に挑む姿勢だったし、なにかヒントがあれば嬉しいということだったのか。
この壁に逃げ込んだ当時の人類は、
統治しやすいように記憶を改竄されたという仮説。
巨人についての知識が無い自分たちより、
知識を持つ王政サイドに託すという選択肢は
自分の中ではありえないものだった。
エルヴィンはそれも考えた上で、
王政に託してはならないと決意する。
なぜ父は真実に近づいただけで死ななければならなかったか、
王政の役人にも彼らなりの正義があるはずだと思っていたが
彼らが守 -
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ネタバレ戦の後の心理状態の描写もリアルだ。
エルヴィンが意識もなく重傷というのもショックである。
みんながボロボロになって、心と体に傷を負っている。
自分が攫われたから大半が死んだ。
最中に微かに見える希望、エレンが巨人を操ったかもしれない
という事実。
「お前を取り戻す為に死んだ人たちを活かすか殺すかは
お前次第」。ジャンは本当に成長したと思う。
図らずも今回で、一週間しか壁内の”最後の平和”はもたないことが
証明されてしまった形になった。
エルヴィンが部下を何百人と巨人に食わせてきたのだから
腕一本では足りないというのが気丈であるが
きつい台詞でもある。
判明する巨人の弱点の理由。
リヴァイの -
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ネタバレ流石のミカサも全く迷いがない訳ではない。
それは当たり前だ。苦楽をともにしてきた同期なのだ。
考えてみれば、ライナーはこの時点で既に
相当の訓練は受けてきていた訳で、対人格闘訓練も
エレンに対して手加減をしていたことになる。
エレンも巨人の状態でハンジの指示を聞けるようになっているのだが
それでも巨人になる練度で言ったら
ライナーとベルトルトには敵わないに違いない。
二人の連携能力もある。
エレンの身柄が奪われてしまうのは
予想できたこととは言えショックだ。
味方はハンジを始め満身創痍。
馬を運ぶ手段がないからすぐにエレンを追えないまま5時間。
絶望的状況である。
ミカサが泣き叫ぶ、怒り狂 -
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ネタバレ私服で隔離される同期達が、事情が事情とは言え気の毒だ。
そして、コニーが「南に俺の村がある」と言うのが辛い。
いざ村に着いた時の衝撃たるや。
彼の家には手足の細い巨人が仰向けに倒れており
自力で移動ができないように見える。
村に人はおらず、食われた痕跡も無い。
家は壊されているが、逃げ延びたにしては馬もそのまま。
極めつけは「オアエリ」という言葉である。
母親に似ていた、と話すコニー。
話をそらそうとする仲間たち。
壁内を調べても巨人が侵入したと思われる穴が見つからない。
悍ましい予想しか成り立たない。
猿の巨人も恐ろしい。
体が大きく、頭が良さそうで異質感がある。
ウトガルド城で一夜を明 -
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ネタバレ女型巨人がフードを摘んで顔を確認するのは鳥肌が立つ。
巨人を率いてきたという知能の高さも恐ろしい。
アルミンの観察眼は本当に素晴らしい。
自分ならこの最早極限状態で、そこまで冷静に見極められない。
女型が探しているのはエレンだというアルミン。
撤退の時間を稼ごうというジャンが凄い。
友の死を知ったジャンの成長が目覚ましい。
力を貸せと言うジャン。フードを深く被ろうと提案するアルミン。
確かに気休めにしては上出来である。
機転を利かせて「ジャン‼︎ 仇をとってくれ‼︎」と叫び
巨人を動揺させるところも凄かった。
クリスタの女神ぶりが唯一の癒やしだ。
女型巨人は知能があるだけに、兵士たちへの攻 -
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ネタバレイルゼ・ラングナーの話から始まる本巻。
巨人がすぐには襲ってこず、「ユミル様よくぞ」という言葉を発し
頭を下げるような動作をする。
意思の疎通は出来ず結局は襲われてしまうのだが、
ぎりぎりまで手帳に記録を残しており、それがリヴァイの手によって回収されることになる。
大事な伏線となっている。
また、屈しない、と書き付けているところに現れる巨人の
見開きがまだ容赦なく絶望的で、印象に残る。
相変わらず囚われたままのエレン。
一生ここでこのままなんじゃ、と思うよな扱い。
英雄扱いしろとまでは言わないが、
水くらい持ってきて欲しい気がするが。
突然現れた巨人から人が出てきたのではなくて
元々知ってい -
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ネタバレエレンが外へ行きたいと思った理由。
オレ達は皆生まれたときから自由だ
それを拒む者がどれだけ強くても関係無い。
強い言葉だと思ったし、どうしてそう思えるようになったのかを
知りたいと思った。
なんとかエレンを回収しようとしていたアルミン達だったが
持ち直して大岩を持ち上げ、穴を塞ぐエレン。
皆死んだ甲斐があったな、という台詞が重い。
リヴァイの登場シーンはかなり印象的だ。
自由を求めるエレンの前に立つ背中にあるのは、自由の翼。
そして残ったのは、快挙。だが喜ぶには犠牲が多すぎるという結果。
アニも好きなキャラクターの一人だ。
なぜかこの世界では巨人に対抗する力を高めた者ほど
巨人から離れ