諫山創のレビュー一覧
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ネタバレ流石のミカサも全く迷いがない訳ではない。
それは当たり前だ。苦楽をともにしてきた同期なのだ。
考えてみれば、ライナーはこの時点で既に
相当の訓練は受けてきていた訳で、対人格闘訓練も
エレンに対して手加減をしていたことになる。
エレンも巨人の状態でハンジの指示を聞けるようになっているのだが
それでも巨人になる練度で言ったら
ライナーとベルトルトには敵わないに違いない。
二人の連携能力もある。
エレンの身柄が奪われてしまうのは
予想できたこととは言えショックだ。
味方はハンジを始め満身創痍。
馬を運ぶ手段がないからすぐにエレンを追えないまま5時間。
絶望的状況である。
ミカサが泣き叫ぶ、怒り狂 -
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ネタバレ私服で隔離される同期達が、事情が事情とは言え気の毒だ。
そして、コニーが「南に俺の村がある」と言うのが辛い。
いざ村に着いた時の衝撃たるや。
彼の家には手足の細い巨人が仰向けに倒れており
自力で移動ができないように見える。
村に人はおらず、食われた痕跡も無い。
家は壊されているが、逃げ延びたにしては馬もそのまま。
極めつけは「オアエリ」という言葉である。
母親に似ていた、と話すコニー。
話をそらそうとする仲間たち。
壁内を調べても巨人が侵入したと思われる穴が見つからない。
悍ましい予想しか成り立たない。
猿の巨人も恐ろしい。
体が大きく、頭が良さそうで異質感がある。
ウトガルド城で一夜を明 -
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ネタバレ女型巨人がフードを摘んで顔を確認するのは鳥肌が立つ。
巨人を率いてきたという知能の高さも恐ろしい。
アルミンの観察眼は本当に素晴らしい。
自分ならこの最早極限状態で、そこまで冷静に見極められない。
女型が探しているのはエレンだというアルミン。
撤退の時間を稼ごうというジャンが凄い。
友の死を知ったジャンの成長が目覚ましい。
力を貸せと言うジャン。フードを深く被ろうと提案するアルミン。
確かに気休めにしては上出来である。
機転を利かせて「ジャン‼︎ 仇をとってくれ‼︎」と叫び
巨人を動揺させるところも凄かった。
クリスタの女神ぶりが唯一の癒やしだ。
女型巨人は知能があるだけに、兵士たちへの攻 -
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ネタバレイルゼ・ラングナーの話から始まる本巻。
巨人がすぐには襲ってこず、「ユミル様よくぞ」という言葉を発し
頭を下げるような動作をする。
意思の疎通は出来ず結局は襲われてしまうのだが、
ぎりぎりまで手帳に記録を残しており、それがリヴァイの手によって回収されることになる。
大事な伏線となっている。
また、屈しない、と書き付けているところに現れる巨人の
見開きがまだ容赦なく絶望的で、印象に残る。
相変わらず囚われたままのエレン。
一生ここでこのままなんじゃ、と思うよな扱い。
英雄扱いしろとまでは言わないが、
水くらい持ってきて欲しい気がするが。
突然現れた巨人から人が出てきたのではなくて
元々知ってい -
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ネタバレエレンが外へ行きたいと思った理由。
オレ達は皆生まれたときから自由だ
それを拒む者がどれだけ強くても関係無い。
強い言葉だと思ったし、どうしてそう思えるようになったのかを
知りたいと思った。
なんとかエレンを回収しようとしていたアルミン達だったが
持ち直して大岩を持ち上げ、穴を塞ぐエレン。
皆死んだ甲斐があったな、という台詞が重い。
リヴァイの登場シーンはかなり印象的だ。
自由を求めるエレンの前に立つ背中にあるのは、自由の翼。
そして残ったのは、快挙。だが喜ぶには犠牲が多すぎるという結果。
アニも好きなキャラクターの一人だ。
なぜかこの世界では巨人に対抗する力を高めた者ほど
巨人から離れ -
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ネタバレリヴァイが殉職しようという部下に
「お前は十分に活躍した そしてこれからもだ
お前の残した意志が俺に”力”を与える
約束しよう 俺は必ず!! 巨人を絶滅させる!!」
という台詞は痺れる。
単純に良い上官だし、
エレンと同じように巨人から世界を奪い返す意志があるのだ。
ウォール・マリア陥落後調査兵団がしていることは、
大部隊を送る為の下準備という設定もリアルに練られている。
巨人化したエレンを変わらずエレンと認識しているのは
アルミンとミカサだけ。
辛いがこれもリアルな描写だ。混乱する方が大多数だろう。
自分が持っている鍵は地下室の鍵であり
そこへ行かなければいかないということを思い出すエ -
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ネタバレこの非常時でも権力を笠に着て自分の利益しか考えておらず
他者を見下す醜い人間がいるという胸糞悪さ。
避難させる為に仲間が巨人と戦って死んでいる。
一人の我儘で避難が遅れ、尊い命が次々と奪われる。
ミカサの怒りは尤もだし、人が人のために死ぬのが当然なら
あなたが死ねば多くが救われるという言葉には胸がすく。
「死体がどうやって喋るの?」という台詞も小気味好い。
ミカサにとってのエレンがどういう存在なのか。
何故そう思うに至ったのかというのが明かされるのだが
この時のエレンの取った行動が凄まじい。
「有害な獣を駆除した!! たまたま人と格好が似てただけだ!!」
というエレンの台詞、個人的には正しい -
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ここまでの内容を簡潔に説明すると
エルディア人(巨人化できる人種)とマーレ人(壁外のエルディア人を差別し収容所に送り込む)の戦い
エレンがマーレ国に密偵調査に入った際にジーク(獣の巨人でエレンの腹違いの兄)により何らかの真相を知り(もしくは過去の記憶の継承で知り)調査兵団に相談もせず独断でマレー国への攻撃を開始して世界を敵に回す
世界がパラディ島への攻撃を準備する中、島内ではエレン・ジーク・その他の異分子たちの思惑が見えないまま謎が謎を呼ぶ展開に
マーレ人=ゲルマン民族
エルディア人=ユダヤ民族
という風に考えると物語の展開が考えやすくなる
ここからは今後の展望の予想になるけれど、世 -