チャールズ・ディケンズのレビュー一覧

  • クリスマス・キャロル

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    初めてディケンズの作品を読んだ。
    守銭奴のスクルージはあるクリスマスの夜に数年前に亡くなった同僚のマーレーの霊に出逢う。そして立て続けに現れる精霊たちが、スクルージの考え、生き方を変えてゆく。
    読み終わった後、なんだかホッとする。こういう作品はいいな、と思う。

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    2014年10月02日
  • クリスマス・キャロル

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    ちょっと早いけれどクリスマス気分で。強欲で冷淡な嫌われ者スクルージの人物描写がすごい。酷い。でも極端に悪い表現をしているからこそ、後の人間愛を取り戻したスクルージが活きています。すごくシンプルなストーリーなのに心に残りました。クリスマスにはみんなに幸せが訪れますように!クリスマスおめでとう!と言わずにはいられなくなります。親切心は自分も相手も幸せにしてくれるんだなぁ。

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    2013年05月25日
  • 学習まんが 世界名作館 クリスマス・キャロル

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    エベネザー・スクルージは、ケチで冷たい心の老人で、「クリスマスなんて、バカバカしい!」と、クリスマスを祝うつもりなんて全然なかった。そんな彼の前に、7年前に死んだジェイコブ・マーレイの幽霊が現れる…。
    あの『クリスマス・キャロル』がコミックで読めて嬉しいです!

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    2017年08月13日
  • クリスマス・キャロル

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    クリスマスキャロルといえば、ディズニー映画
    読んでる間ずっとスクルージはドナルドで補完されてた
    読めば誰でもココロが暖かくなる名作
    英国大衆作家ディケンズの代表作

    先週たまたまヴェニスの商人を見たせいか、シャイロックとの差が切ない
    共に時代を超越するケチな男だが、人によってはどこか憎めないと甥に表現されるスクルージと娘すら味方になってくれないシャイロック

    相手をよく知らぬままに異と決めつけるのは愚かであると改心したスクルージは言う
    箴言だなぁ

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    2012年10月24日
  • 荒涼館(4)

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    前半2巻は、物語や登場人物の背景を中心に綴られており、読み続けるのにかなり根気が必要だった。
    後半になると、物語の進行にスピードが増すとともに前半に張り巡らされた複雑なプロットが繋がりはじめ、目を離せないような迫力を感じさせられる。そして大団円へと一気に駆け上っていく。このあたりは「二都物語」や「大いなる遺産」同様ディケンズの真骨頂だ。
    他の作品に比べると地味な内容ではあるが、当時の英国の世相をもっとも詳細に描写した作成っではないかと思う。
    どちらかというと不幸な人物が多く登場nし、気が滅入る部分もあるが、読後感は爽やかであった。

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    2012年08月14日
  • 大いなる遺産 下

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    読み応えたっぷり。上下巻をヒトツキくらいかけて読んでしまった。これからこの映画を観ようと思う。複雑な話だけど教訓の多い話。

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    2012年05月18日
  • 荒涼館(4)

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    点と点が繋がり線となった。謎は解け、重く暗く立ちこめていた雲は晴れ、暖かな日差しが戻った。さわやかなやさしい西風が吹き抜けていった。

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    2012年01月17日
  • 荒涼館(2)

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    物語が展開し、今まで平行して進んでいた筋が絡み始めた。語り手の出生のなぞが浮かび上がり焦点を結び始めた。チャーリーがかわいい。マーキュリー(ヘルメス)という名の召使いも出てくるが、ナイアルラトテップのように厄災をもたらす浮浪児ジョーが語り手に病を運んできた!

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    2011年12月29日
  • 荒涼館(1)

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    延々と続く訴訟があり、その中に語り手のエスタの物語や貴族、慈善事業家、弁護士、代書屋、商店などが包含されている枠物語。社会風刺たっぷり。

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    2011年12月22日
  • 荒涼館(4)

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    荒涼館に引き取られた、出自不明の少女エスタ。彼女をめぐる物語、そしていつまでも決着がつかないジャーンディス対ジャーンディス訴訟事件の結末は・・・?

    荒涼館、怒涛の最終巻。
    2、3巻があまりに凄かったので、最終巻は少々落ち着いたところもあったけれど、この物語にふさわしい大団円といえたのではないだろうか。

    本としての完成度だとか、物語としての評価だとかを言わせてもらうと、少々難をつけたいところも少なくはない。無駄な文章が多すぎる気がするし、筆の勢いにまかせて書いたのでは? と思うところもあったのだ。
    しかし、それでもこの『荒涼館』を読み終えた今、私はいい読書をしたなぁ、と思っている。この感情を

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    2011年07月23日
  • 荒涼館(4)

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    終わった~~~!!!
    最後はなんだか駆け足で読んでしまったのがちと惜しい。
    が、最終巻はやはり一番良い!!!
    気が遠くなりそうな描写は無いし、3巻後半からのスピードはクライマックスを過ぎると、のんびり流れる。

    普通、これだけの長さの本を読めば、最後には読み終わる寂しさが募るのだけど、これは最後の数章自体が余韻を与えてくれているので、寂しくなりすぎることもなく読み終えることが出来ました。

    青木先生による「ディケンズ文学の魅力」も面白かった。
    確かに、ディケンズは賛否両論でしょうな(笑)
    ご都合主義万歳!(笑)
    私は史料的にメモをとりながら読んだりするので、とてもありがたい本でしたが、時勢の批

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    2009年10月22日
  • 荒涼館(3)

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    ジョーーーーーー!!!!
    ジョーのボロボロの姿は風刺画などで時々見るボロ着の子供たちの姿を思い浮かべます。

    3巻の後半に入ると急に物語りがスピードアップします。
    サスペンス的要素も色濃くなります。火サツというか土曜ワイド劇場というか、、、もちろん2時間では終われませんが(笑)

    そして、巻を進めるごとにエスタの心の声が、綺麗な言葉使いでの毒づきのようで思わず笑ってしまいました。ちょっとブラック・エスタ。

    少しずつ謎解きも始まり、また、あれ?なんで?そうか!とか色々想像が膨らみます。
    最終巻への謎解きの期待と、読み終わる寂しさが募ってきましたわ。


    (H21.10 図)

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    2009年10月18日
  • 荒涼館(1)

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    翻訳が30年以上前のものだからか、原文もそうなのか、少々硬い。
    ディケンズってこんなに描写がしつこかったかな、とも思う。
    そして、「この本は社会風刺が目的なの?」
    と思わせるほど、たくさん当時の事柄を皮肉的に書いてます。

    450ページに渡る第一巻を読破しても、まだ何が起こっているのか
    核がどこなのか分からない。
    登場人物が多いのも、ちょっと戸惑う。

    と、批判的のような感想ではありますが、決して詰まらないわけではない。
    今現在、第二巻を読み出して60ページ

    面白くなってきたんですけどーーーー!

    です。そー来たかぁ!
    やっぱディケンズです。社会批判だけな訳が無い。
    ちゃんと面白くなってきま

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    2009年10月09日
  • クリスマス・キャロル

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    令和7年12月
    仕事場の先輩に勧められて、読む。
    読んだら次の人に回さないといけないから頑張った。

    知らなかったが、名作らしい。
    クリスマス、3人の精霊に過去現在未来へと導かれ、自分を変えるって話。

    名作だけあって、どこかで読んだことあるってなる。
    翻訳だし、昔のやつだし、読みにくい、、

    でも読み終わるとほっこりするね。

    もう一回読んだら、もっと理解できそう。

    金はあってもしょうがない。
    有意義に使おう〜!が言いたいのかな。

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    2025年12月08日
  • クリスマス・キャロル

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    イラスト北澤平祐さん×装丁中嶋香織さんのシリーズより。クリスマス・キャロルを読んだのは15年ぶりくらいな気がするけど、その時は違う訳だったと思う。村岡花子さんの翻訳あたたかみがあっていいですね。

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    2025年02月07日
  • クリスマス・キャロル

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    クリスマス・キャロルは、どうにも訳がまどろっこしいのか、面白味を感じなかったなぁ。別の訳で読んでみたいかも。
    しあわせな王子さまは、ストレートにしみじみ感動した。来年読み聞かせしたいな。

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    2024年12月29日
  • オリヴァー・ツイスト(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ディケンズの皮肉とユーモアがすごい。とてつもなく悲惨な状況をブラックユーモアに包んで描くので、くすっと笑えます。ですがその分、後でじわじわとそのつらい状況が身に迫ってくるような感覚がありました。

    間接的に描くことで、より考えさせられるという感じでしょうか。スイカに塩をふると、より甘さを感じるのと同じようなものかと。

    オリバー自身は特に機転を利かせたり、成長したり、そういう活躍の場面はありません。ですが、オリバーはかわいすぎる。孫を見るような感じで彼が運命に翻弄されるのを見守ってしまいます。

    モンクスの正体が明かされた場面は、かなり拍子抜け。正体は絶対にハリーの方がよかったでしょう。いや、

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    2024年07月23日
  • クリスマス・キャロル

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    頑固で守銭奴のスクルージ爺さんが精霊に出会い己の人生を顧みて改心する、そんな古典名作。

    「スクルージ」という単語が守銭奴の代名詞になるくらいの有名な本作。なにげに初めて読みました。面白く読めましたが、翻訳がちょっと固くて読みづらかったかな?
    あとスクルージ爺さんの改心が、急というか物分かりが良すぎるというか素直すぎるというか。中編くらいのボリュームなのでそりゃそうなのかもしれませんけどね。

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    2024年07月05日
  • オリヴァー・ツイスト(新潮文庫)

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    作家 小川洋子さんが出演されていたFMの番組で取り上げられたのを機に、いまさらながら読んでみようかと購入したのが数年前。熟成期間をへて、ようやく読み終えた。

    文学史上ではもちろんよく知られている作者チャールズ・ディケンズであるが、私はこの『オリヴァー・ツイスト』が初めて。この作者、作品初め、著名な古典とも言える作品はあまり読んでいない。お恥ずかしい。

    孤児として生まれたオリヴァーの数奇な運命の物語には読み進めるうちに引き込まれ、久々に小説を読む楽しみを味わえた。

    それとともに、現在のパレスチナの悲惨な状況をもたらしている遠因でもある、イギリス(おそらく当時のヨーロッパ)におけるユダヤ人へ

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    2024年06月13日
  • 大いなる遺産(上)(新潮文庫)

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    ディケンズさんの代表作の1つの上巻です。
    文章は美しい流れだと思った。
    でも内容はかなり暗いね。

    孤児と言っても両親がいないけれども実姉とその夫と暮らすピップ。
    実姉はヒステリーでぎすぎすした人。

    両親の墓地がある沼地で脱走兵を結果的に助けることで「大いなる遺産」を将来手にすることになるのだけど、なんだか不思議な世界だな。

    ただ、ところどころに人間とは何か、より良く生きるにはどうしたらよいかのヒントになりそうなものがキラっと隠されるように埋め込まれていて、それを宝探しのように見つけるのがこの作品の醍醐味なのかも…。

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    2024年05月28日