チャールズ・ディケンズのレビュー一覧

  • 大いなる遺産 下

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    読者の予想を裏切る顛末で面白く読み進めることができた。
    生活している階層の違いや、より上流へのあこがれなど、現在においても相通ずるテーマが盛り込まれているように思う。

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    2021年09月06日
  • クリスマス・キャロル

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    村岡花子の訳に馴染めず、半ばにして訳者を変えてあらためて読みなおした。中身がぎっしり詰まった短編。描写が鮮明で幽霊が浮き立たない。幽霊と言えど怖くはない。主人公が自己を省みる道しるべの存在。スクルージは吝嗇だが悪人ではない。幼い頃の環境が生活において頑なな人物に仕上げた。家族を大切に思う気持ちを読者に深める名著。2021.5.16

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    2021年03月16日
  • 大いなる遺産(下)(新潮文庫)

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    人はやはり失敗から多くを学ぶ生き物だと感じた。成功からも学びはあるけれど、失敗してどうしようもない不幸を感じる時こそ、本当に大切なモノが見えたり自分の言動を省みたりできて、それはいつの時代も変わらないのだと思った。下巻での伏線回収や謎が解けていく感覚がすごく快感で一気に読んでしまった。

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    2021年02月10日
  • オリヴァー・ツイスト(新潮文庫)

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    役者あとがきにある通り、人物が生き生きとしている。
    オリヴァーや女性たちが受ける扱いは本当にひどかった。この時代では当たり前のことだったのかと思うと、現代に生まれた幸せを感じる。

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    2021年01月26日
  • オリヴァー・ツイスト(新潮文庫)

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    なろう小説で、無職転生に代表される幼少期スタート系小説が好きな方は、読んで面白いと思います。はい、私の事ですね。
    ガス灯、ガルバニ電池、蒸気機関、、、情報量と描写力は、流石ディケンズ!

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    2021年01月11日
  • 大いなる遺産(下)(新潮文庫)

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    遺産の贈与者は一体だれか。本当にあの人?
    お金はあった方がいいけど、多すぎなくていい。幸せを感じられることが幸せだと思う。ああでもないこうでもないと、色々考えてしまうピップは良い人だ。

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    2020年05月17日
  • 大いなる遺産(上)(新潮文庫)

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    母は亡く年の離れた厳しい姉と優しいその夫に面倒を見られている少年。脱獄囚に脅されて犯した罪を抱えて成長する。弁護士がやって来る。大いなる遺産についての知らせを持って。貧しい生活から都会へ、彼の思いはどう変わっていくのだろう

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    2020年05月16日
  • 大いなる遺産(上)(新潮文庫)

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    チャールズ・ディケンズの代表作であり、新潮文庫のStar Classics 名作新訳コレクションの1冊として発売されたばかりであり、セレクト。

    ディケンズは『クリスマス・キャロル』と『オリバー・ツイスト』しか読んでいなかったのだが、両作にも共通するように、ストーリーテリングの巧みさが際立っている。特に本作『大いなる遺産』では、主人公の少年ピップが冒頭で巻き込まれる脱獄囚との恐怖に満ちた出会いが彼を奇想天外な運命へ導く下巻のドライブ感が素晴らしい。

    点在する登場人物の関係性が最後には綺麗につながっていきながら、早く続きを読みたいという思いに駆られていく古典的名作。

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    2020年05月05日
  • 大いなる遺産(下)(新潮文庫)

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    チャールズ・ディケンズの代表作であり、新潮文庫のStar Classics 名作新訳コレクションの1冊として発売されたばかりであり、セレクト。

    ディケンズは『クリスマス・キャロル』と『オリバー・ツイスト』しか読んでいなかったのだが、両作にも共通するように、ストーリーテリングの巧みさが際立っている。特に本作『大いなる遺産』では、主人公の少年ピップが冒頭で巻き込まれる脱獄囚との恐怖に満ちた出会いが彼を奇想天外な運命へ導く下巻のドライブ感が素晴らしい。

    点在する登場人物の関係性が最後には綺麗につながっていきながら、早く続きを読みたいという思いに駆られていく古典的名作。

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    2020年05月05日
  • クリスマス・キャロル

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    立て続けにクリスマスものを。こちらも中編程度の長さで、サラッと読み通せる内容。特殊な場面設定としてクリスマスが採用されているけど、基本的に、過去から未来にかけての自分と、改めて直面させられることによって、現在における自省がなされ、結果、ポジティブな変化をもたらすというもの。それ自体は、今となっては使い古された手法で、特に目新しさなどを感じる部分は無い。それぞれの回想シーンの見せ方が魅力的で、結果的には惹き込まれる要素たっぷりだったから、物語的には面白かったんですが。

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    2018年12月19日
  • クリスマス・キャロル

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    ドケチの守銭奴スクルージ。「欲深い因業爺」とかひどい言われようの主人公。クリスマス・イブ、スクルージに不思議な出来事が起きるのだが、すごく良い話だった。
    キリスト教の思想が背景にあるのは明らかだけど、説教くさくはなく、むしろユーモアを感じた。人の善意や幸福がテーマの人情物って感じかな。スクルージはもちろん、甥っ子がいいキャラ。

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    2018年11月07日
  • 荒涼館(1)

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    ジャーンデス対ジャーンデス事件の裁判は永遠に続きそうな様子である。後見人のジャーンデスに引き取られたエスタ・サマソンは同じく事件の後見人であるエバとリチャードと一緒に荒涼館で暮らし始めた。ジャーンデス叔父さんは優しく、三人に愛情をかける。エスタは館の鍵を全て預かり家政を取り仕切る役目を果たしている。ジャーンデス対ジャーンデス事件の周りにさまざまの人々が現れ、さまざまな出来事が起こっている。全四巻だから、まだまだこの巻は序章であろう。

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    2018年10月20日
  • オリヴァー・ツイスト(新潮文庫)

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    孤児オリヴァー・ツイストが運命に翻弄されながらも生き抜き、幸福な生活を手に入れるまでのドラマを描くチャールズ・ディケンズの代表作であり、イギリス文学の古典。

    非常に多くの人物が登場するが、そのそれぞれが強い個性を持ち合わせるあたりは人物造形に非凡な才能を発揮した著者ならでは。

    そろそろクリスマスも近い。名作「クリスマス・キャロル」を読み返したくなる頃合い。

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    2017年12月09日
  • オリヴァー・ツイスト(新潮文庫)

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    ずっと前、大いなる遺産を最後まで読むことができなくて合わないのかなって思ったけど、オリヴァー・ツイスト物語は読みやすかったです。借り物なので、今度自分用に買います。これを機に大いなる遺産をもう一度読み直そう……。

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    2017年09月29日
  • クリスマス・キャロル

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    ネタバレ

    とても有名なお話なのに読んだことなかった!
    12月だしぜひ読んでおこうと思い立ちました。

    読んでみて思ったのは「意外とスクルージは怖くなかった…。」ということでした。
    意外とすぐに改心したなぁと。もーっと頑固なのかと思ってました。
    語られるイメージが先行していたんですね(- -;)

    「人生はやり直せる」「人には優しく」
    小学生のうちに読んでおきたい本です。

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    2016年12月12日
  • クリスマス・キャロル

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    19世紀英国の庶民の貧しい生活風景が目に浮かぶ。3人の精霊が吝嗇なスクルージに過去現在未来の世界を見せて、スクルージの頑なな生き方を改めさせる。生まれ変わったスクルージはみんなに優しく、クリスマスを楽しく祝う。特に子供達にとって愛されるべき小説だと納得した。現実は凝り固まった人の考えはそう変わるものではないが、精霊という非現実的な存在が、人を変える力を発揮する。訳は明快で読みやすい。光文社古典新訳文庫のシリーズは期待を持たせる。

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    2016年04月17日
  • オリヴァー・トゥイスト(下)

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    ❖物語前半部(上巻)は冗長を感じさせる緩さもあったけれど、後半(下巻・特に終盤〜大団円)は惹きこまれた。人物(心理)描写が巧みに描き込まれ(特にナンシーが自身のしがらみについてこぼす懊悩は出色)、登場人物たちがみな人間臭く引き立っていた。主人公よりも悪党たち(フェイギン、サイクス、モンクスの三悪人)が精彩を放ち、冴えた筆致で彼らの至る悲惨な末期までが追って描かれていた。拡げた話の都合よすぎる折りたみ方(強引と過剰)、大団円の幕の下ろし方については、これはこれで古きよき時代(スタイル)を感じさせて味がある。

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    2016年02月24日
  • クリスマス・キャロル

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    毎年待降節になると読むクリスマス・キャロルを今年は二冊読み。
    一冊はこちらの以前購入した池さんの翻訳。もう一冊は本屋さんで見かけた村岡さんの翻訳。

    翻訳で随分印象が違うものだと思う。
    村岡さんの翻訳のほうが好みだった気がする。

    ということで、こちらの感想は以上。

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    2015年12月27日
  • クリスマス・キャロル

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    所々泣いてしまう。良い話である。

    しかし、良かったと思う一方、斜めに見ている自分がいる。

    スクルージは頑固で人に無関心、冷たいけど、悪人ではない。
    周囲の人はそんなスクルージを変人扱い程度でたいして憎んでいるわけでもない。
    だから、成り立つ話ではないかと思う。

    例えば、スクルージが人に対して、罵詈雑言を何度も浴びせる人だったら?もし、何度も暴力を振るう人だったら?何度も金を借りに来る人だったら?などなど…
    何度無言で許しても、何度もそうやって酷い目にあわせる人だったら?
    謝罪もなく、突然調子よく愛想を振りまいてこられて、周囲は許せるのだろうか。

    周囲が許せる範囲であれば安全だけど、許せ

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    2015年12月01日
  • 荒涼館(1)

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    一体全体どういう話が始まっているのか、さっぱりわからないままに、ずるずる読んでしまう不思議な物語。
    当時の上流社会が「善」であり「徳」であり「立派な行為」としていた「慈善事業」に対して「強引な慈善」と言うすばらしい表現を当てはめていたことが印象的。
    形式だけの空疎な慈善、つまり偽善に対する作者の怒り、不快が繰り返し述べられている。
    たぶんこの小説のベースである裁判も、これと同様に形式の上に形式が重ねられた偽善に他ならないのだろうと思われる。
    起承転結の早い小説に慣れている読者にはたぶん、読み終えるのが非常にきつい小説ではありそう。

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    2015年03月07日