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主人公の孤児オリヴァーの運命の星は光を失ったまま、酷薄さを増していく。盗賊団一味のビル・サイクスに従って強盗に連れ出された夜、オリヴァーは瀕死の重傷を負い、仲間に置き去りにされる。かろうじて篤志なメイリー夫人に救われた彼の運命はさらに二転三転して……。ユーモア作家として不動の地位を確立していたディケンズが、持ち前のジャーナリスト的視点で挑戦した初の社会小説。
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Posted by ブクログ
ディケンズ大好き!と言っていながら、あまりにも有名なこれをまだ読んでいなかった。
むーん。。ディケンズの中ではふつうだった。
天使のようなオリヴァーと彼を守ろうとする善良な人たち、それに対する悪人たち、という単純な図式や、偶然の遭遇の繰り返しによる物語の展開がちょっとつまらない。
荒んだ人生を送ってきた人の心の奥底から最後ににじみ出てくる温かい心とか情熱とか葛藤とか、そういうところにディケンズのすばらしさがあると私は思っているが、この物語からはあまり感じることができなかった。
でもこれ、調べてみたらとても初期の作品なのだった。後期にいくほど『二都物語』とか『大いなる遺産』とかすごい作品が目白押し。やっぱディケンズってすごい。
あと、訳(小池滋)がとてもよかった。数社の本と比べてみたが、味わい深くかつ読みやすい。(2008.1.18)
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