稲葉稔のレビュー一覧
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下野喜連川藩、藩士天野一角の生き方を描く。シリーズの第3巻。喜連川藩自体は実在の藩で、奥州街道の宿場町でもあった。宇都宮から北へ3番目の宿。今回は参勤交代で江戸へ登る天童藩と仙台藩の二重予約の顛末。時代は11代将軍家斉が隠居し家慶が将軍職を継ぐ4月。1837年。
先に天童藩の先触れが来て宿を確保したが、時を経ずして仙台の先触れも来て、対応した用人が宿泊日をよく確認せずに文書を懐にいれ、居合わせた老中格の藩校の塾頭は「どうぞ安心して当宿をお使いください」と返答。
後になり宿泊日が同じ日なのが分かり・・ 受け付けた者は責任をなすりつけ、塾頭は大藩が泊まった方が宿が潤うと藩主・煕氏に進言。結果、 -
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時代物小説のハードボイルド。
ある大きな事件を追って、犯人を追い込んだが、そこは権力者の大目付の屋敷だった。
その責任を一人で負い沢村伝兵衛は
同心をやめた。
犯罪の首謀者は逃げ、途中で伝兵衛の妻子までをも殺した。
奉行所を辞めた伝兵衛は、船頭になって技を教えてくれた嘉兵衛という老人とともに生きているが、
船頭仲間の若者が殺された。
3艇の船が盗まれた事件で、探していたのだったが、犯人に騙され殺されたのであった。
前後にあった妾宅で殺された大きな商人と奪われた退勤の事件が結びつく。
船頭に身を窶して仇を探す。
かなりの剣豪なので、描写も他の時代物に比べて比重も大きく、手に汗を握る。かな