稲葉稔のレビュー一覧

  • へっぽこ膝栗毛 : 4

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    岡崎から伊勢へ、そして京に向かうが、道中、様々な事件に遭遇。新兵衛、単なる道楽息子でないところがいい。稲葉と和助もちゃんと役に立っているのもいい。次はいよいよ京に到着か?

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    2025年10月15日
  • 武士の流儀(三)

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    おぬしは武士であろう、侍であろう。耐え忍ぶことを知っているはずだ。

    筋を通すことができぬから、力で相手をねじ伏せようとするか。愚かなこと

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    2025年10月10日
  • 武士の流儀(二)

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    この巻で学んだ武士

    昔の男
     糠喜びだったことに、泉之助の気持ちは激しく落ち込み、そして武士への未練を消失させた。

    道草
     教えてやる。無垢なる心で、そして人知れず尽くすことだ。金やもので返せばいいというものではない。誠の心をもって日々感謝しなければならぬ。その心を失っていなければ、今からでも遅くはない。世話になった人たちに陰ながら尽くしてやることだ。

    敵討ち
    ものはいいようだ。咎め立てするのではなく、かくあれば助かるといった按配の話をするのだ。聞いてくれなければ、まあ機会をあらためて話をする。相手も馬鹿ではない。二度でだめなら三度、辛抱強く諭すことが肝要。決して責めてはいかぬ。そのよう

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    2025年10月02日
  • 武士の流儀(十二)

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    気持ちの良くなるシリーズ。
    労咳と誤診され、早く隠居した腕利きの風烈廻与力、桜木清兵衛。日課となった散歩と俳句。今日も散歩の途中で気になった人々の困りごとに、首を突っ込む。

    その妻女、安江も二人きりの生活を気楽に過ごして清兵衛のお節介に影響され。

    この夫婦の会話が何とも気持ち良い。互いを愛し気にしつつ、世間との関わりに暮らしの一部として、楽しむ様子がいい。

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    2025年09月04日
  • 糸切れ凧 決定版~研ぎ師人情始末(二)~

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    内容(ブックデータベースより)

    八王子千人同心の家に生まれたが、研ぎ師となった荒金菊之助はある日、常盤屋に押し込むという男と女の話しを耳にする。はたして常盤屋の主が殺され、五百両が盗まれた。下手人は其の男女なのか、それとも、失踪した養子の貞助なのか・・・。人情にもろく、お節介な菊之助の直新影流の剣が冴える。

    令和7年8月29日~31日

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    2025年08月31日
  • 裏店(うらだな)とんぼ 決定版~研ぎ師人情始末(一)~

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    内容(ブックデータベースより)

    父親が八王子千人同心の家に生まれたが、故合って研ぎ師となった荒金菊之助。ある日、菊之助は進大橋のたもとに人待ち顔でいた男の子・直吉と出会う。父親の帰りを待つ直吉だったが、父親は殺されてしまう。町奉行所の探索がすすまないことで下手人をおう事になった菊之助だったが・・・。
    人気時代作家・イナバ稔原点と言えるシリーズが、決定版として登場。

    令和7年8月25日~28日

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    2025年08月29日
  • 武士はつらいよ 江戸出府

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    3巻目は参勤交代で江戸に出るまでと江戸での生活。それで話が広がったせいか、このシリーズで一番面白かった。次はどうする?

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    2025年04月11日
  • 武士はつらいよ 蔵元の娘

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    最後は「お約束」の結末だったけど、良い意味で安心できる終わり方だと思う。登場人物のキャラクターが良いので、この後マンネリになったとしても、読み続けて行けるような気がする。しかし、これは完全な「江戸版男はつらいよ」だなぁ!

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    2024年09月04日
  • 武士の流儀(十)

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    10巻目となるシリーズ。
    毎回、隠居をした元与力が、世間を見て、ついついやってしまうお節介が良い。

    結末やその後を追いかける事なく、短編のようにいくつかの話が進んでいく。
    そんなぽつりぽつりと、切り取られた江戸の市井のエピソードが情緒があり余韻が残る。

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    2024年07月12日
  • 国盗り合戦 〈一〉

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    平湯庄をめぐる奥平藩宇佐美安綱と椿山藩本郷宗政の攻防戦。父親の代に荒地であり奥平藩から椿山藩に譲渡された平湯庄が実り多い土地に生まれ変わっていることを知り、安綱は策謀を巡らせ取り返そうとする。

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    2024年05月18日
  • 武士はつらいよ

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    題名から、もしかして?と思っていたけど、最後まで読んで確信した。これは、江戸版「男はつらいよ」だ!要之助が寅さんで、マドンナに惚れているのに、人に譲ってしまう。友達が「源公」なのも映画の通り!

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    2024年04月03日
  • 国盗り合戦 〈二〉

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    平湯庄をめぐる戦いが激化。陣屋を燃やされ被害が拡大する。椿山藩ではただの賊の動きではないことを悟り始める。この先の展開が気になる。

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    2023年09月15日
  • 国盗り合戦 〈二〉

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    まあ、普通に考えたら、太平の世に他所の領地を奪おうなんて考えられないし、まして、実際にことを起こすなんてあり得ないけど、そこが小説の妙味なんだろう。発想が凄い。

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    2023年05月31日
  • 武士の流儀(八)

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    稲葉稔の「武士の流儀」シリーズも、はや8巻目。
    初めから愛読しているが、今回全ての章が痛快で爽快!

    死病と勘違いされた桜木清兵衛が早すぎる隠居をしてからの日課、散歩をするうちに小耳に挟んだ与力時代の勘働きで、事件を解決するのだが。

    今回はどれもこれも痛快な仕上げっぷり!

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    2023年02月24日
  • 武士の流儀(六)

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    今回も隠居の元腕利き同心の活躍。
    この主人公桜木清兵衛と、その妻安江。
    二人の会話がいい。
    また清兵衛の考え方も素敵だ。
    武士の流儀というこのシリーズだが、
    武士とはどう生きるかという姿勢みたいなものが
    いつも意識されてて、行動が美しい。

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    2021年10月15日
  • 武士の流儀(五)

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    私が、コレクションしているシリーズ物。
    北町奉行所与力を労咳で引退し息子に譲った若き隠居。
    桜木清兵衛は、遺書の見立て違いで気管支炎で完治。暇だらけの隠居時代を妻安江と二人暮らしで散歩ばかりをして、暮らしている。

    元々敏腕の与力、ついつい市井の人々を観察しては、通りかかった災いに手を貸してしまう。妻からはもはやおせっかい病といわれている。

    こんかいも、与力をしている息子の憂鬱や、昔馴染みの元岡っ引き、腕はいいのだが生来実家でも冷たくされ、人付き合いのできない板前などを救うことに。

    このシリーズ、全編悲惨な情景もなし、殺し合いや、剣撃も少なく、大きな事件を解決するでもなく淡々とすうんで行く

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    2021年05月23日
  • 男気~隠密船頭(六)~

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    思わず、夜中過ぎまで一気読み。
    今回の沢村伝次郎は渋い!!

    ヤクザの抗争の事件を追う。
    奉行の隠密として復活した隠密船頭の伝次郎。
    ヤクザといえども中には男気のある人物もいると考えてきた。むしろ武士の中にそんな男気を持たない者が増えているのを嘆いていた。

    他の事件で忙しい南北の奉行所の同心たち。
    ヤクザ同士の抗争など、町の虫けらがなくなってかえって良いと思うものも少なくはなかった。
    が、南町奉行が事件の拡大を懸念し、事件の真相を探ることに。

    そこでの伝次郎の始末が、渋い!!

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    2021年04月14日
  • 酔眼の剣 酔いどれて候

    購入済み

    軽快なリズムでストーリーが進むので、おもしろくページを重ねてしまいました。

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    2020年11月08日
  • 疑わしき男 幕府役人事情 浜野徳右衛門

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    ネタバレ

    どこにでも鼻つまみの人物は存在する。
    嫌がらせをする男に因縁をつけられる徳右衛門だが、その男が殺されてしまい、犯人と疑われ途方に暮れる。

    なかなか捜査が進まず、自分で調べることに。

    今回は弱者を救いきれない結果が悲しい。

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    2020年09月01日
  • やれやれ徳右衛門 幕府役人事情

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    ネタバレ

    たちの悪い手代に襲われそうになった女中が、必死に突き飛ばすと、手代は。。。
    人を殺してしまったと泣いていた女を偶然であって匿ってしまった部下を、どうにか救ってやりたいと、奔走する徳右衛門。

    詐欺に引っかかってしまった部下夫婦。妻が料理屋で働いてると言う情報を聞き、上役である徳右衛門が話を聞きに行くと。。。

    今回も家族が一番と思う、徳右衛門の手助けで、救われる部下家族。

    出世には目もくれず、まず家族が部下がと走る!

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    2020年09月01日