伊藤計劃のレビュー一覧

  • メタルギア ソリッド ガンズ オブ ザ パトリオット

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    ネタバレ

    メタルギアソリッドシリーズは1、2、3、4とプレイした経験があったので、わりと読みやすかった。でも、内容は重い感じで読み終えるのに時間がかかった。
    ゲームでのあのシーンはそういうことだったのかと思うところもあって、ゲームプレイ済みでも楽しめた。

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    2013年02月19日
  • Running Pictures―伊藤計劃映画時評集1

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    ホームページに連載していた映画時評を二分冊にまとめたものの一冊目。名作以上に「とんでもない作品」に対する筆者の愛情が感じられて面白い。

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    2013年02月10日
  • Running Pictures―伊藤計劃映画時評集1

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    どんな形であれ彼の言葉を読めることは嬉しい。そしてこれを読むと無性に映画が見たくなる。すごいことだ。
    同時に死後公開された多くの映画を「ああ、この人ならどう評しただろう」と思わずにいられない。それを二度と目にすることができないのが残念だ。

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    2013年01月31日
  • The Indifference Engine

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    デビューから長編二作、『屍者の帝国』へと続く流れを俯瞰できる短編集。作品によって完成度はまちまちだが、どれも筆者が描きたいものがしっかり伝わってくる、濃い作品ばかりだった。収録作のいくつかは既読だったけど、前後を考えつつ興味深く再読できた。特に『From the Nothing, With Love』は長編二作を繋ぐ非常に重要な作品で、単体としても十分の完成度があった。本当に「これから」が期待される作家だったのだなと感じた。『ディファレンス〜』から生まれた二人の作家がどういう作品を生み出すのか、期待大。

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    2016年01月17日
  • メタルギア ソリッド ガンズ オブ ザ パトリオット

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    伊藤計劃が信者的に愛した小島秀夫の物語。「メタルギアソリッド」は、ぼくの中では戦争アクションゲームというジャンルとして抵抗があった。しかしそれは大きな思い違いだった。小島秀夫がPS3で一番新しい「メタルギアソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット」で描こうとしたテーマは反戦であった。
    また、このメタルギアのステルスアクションと称されるゲーム性は、いかに敵と遭遇せず、敵を殺さずにミッションを遂行するかというゲームであり、このゲーム性自体が先のテーマを象徴している。そういえば「4」が出た当時、興味本位で体験版をDLしプレイしてみたが敵を前にして速攻死んでしまった記憶があるが、つまるところ戦わない

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    2016年02月18日
  • ハーモニー

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    ネタバレ

    この人の小説を初めて読んだんだけど、まず最初にロジックがあって、その人の考える思考があって、そこにストーリーと感情がエッセンスに継ぎ足されているって感じの文体だった。
    SF小説だから当たり前に科学的小難しさの続く文章に意識が遠のきかけたりっていう要因はありつつも、私は感情とストーリーがあってのロジックで繋げていく派だから、やっぱり感情移入は難しかった。というか骨組みが”理論”なので感情は後付けなせいか、トァンに感情移入できず置いて行かれ気味にラストまで駆けて行ってしまった。これは頭の仕組みと好みの問題。。。
    でも考え方は結構わかりやすくて、面白い。会議を開いたり葛藤するのが「意識」であるから、

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    2026年07月27日
  • ハーモニー

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    ネタバレ

    設定がかなり作り込まれてて世界観が良いけどちょっと難しい!「誰も病気で死ぬことがない世界」が良いのか悪いのかわからなくなるけど頭で考えて選択し続ける人生のほうがたのしいよって思う プログラミング言語?が挟まれてて、それが最後の仕掛けに関わってくるのがセンス〜!!と思った。選択せず意識もない人間をヒトといえるのか おもしろ設定のSFだったけどかなりボリューミーで考えさせられるね

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    2026年07月20日
  • ハーモニー

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    何とも形容し難い作品ではあった。

    21世紀後半、大災禍と呼ばれる世界的な混乱を経て
    人類は大規模な福祉厚生社会を築きあげていた。
    医療分子の発達で病気がほぼ放逐され、
    見せかけの優しさや倫理が横溢するユートピア。
    そんな社会に倦んだ三人の少女は餓死することを選択した。
    それから13年後。死ねなかった少女・霧慧トァンは、
    世界を襲う大混乱の陰にただひとり死んだはずの少女の影を見る。

    まず、設定が秀逸だった。
    いわゆる病気というものがなくなる、
    それはつまり身体に害だと見做された物の排除。
    タバコは勿論のこと、アルコールだって、カフェインだって。
    おそらくファストフードなどもなくなっているんだ

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    2026年07月19日
  • The Indifference Engine

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    個人Webサイトや同人誌に掲載された作品や、絶筆(未完)を含むSF短篇群。

    『虐殺器官』のスピンオフ作品があると聞いて読んだ1冊。

    伊藤計劃の作品は、常に戦争とは何か?正義とは何か?を考えさせられる。

    『虐殺器官』のスピンオフ「The Indifference Engine」では少年兵による個人から見た戦争について描かれている。

    殺されないために少年兵になり、相手は悪で強姦し殺すのが「正しいこと」と教育されたのに、戦争が終わるとこれまで正しかったことが「違う」と言われる少年兵の混乱や、内面では終わらない戦争の描写に胸が痛くなった。

    著者の伝えたいことがわからない部分があるので、時間を

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    2026年07月19日
  • 屍者の帝国

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    アニメを視聴して分からないところがあったので原作を読んでみた。
    が、原作とアニメは別物だと分かり、アニメをもう一度見返せば良かったのかもしれない

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    2026年07月09日
  • ハーモニー

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    電子積読になっていた本。最初が読みにくいな、と思い読んでなかったが、読み進めると、想像力があまりに豊かで驚きながら一気に読んだ。個人的に文体が少し気になったけど、この世界観を日本の小説であんまり見ないよな、と思った。新作が読めないのは確かに寂しい。

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    2026年06月05日
  • ハーモニー

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    ネタバレ

    大災厄後、「個の欲望・意識こそが暴力の根源」という結論に至った世界は、WatchMeによる生体管理=強制的な群淘汰的秩序を求める。
    物語は最終的に意識の消去を通じて、個人の欲望が引き起こす暴力を根絶し、社会全体が強制的なハーモニーを奏でる群淘汰的秩序へと純化されて終わる。

    暴力なき世界は、人間なき世界でしか実現しないのか?Audibleで耳読。

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    2026年05月24日
  • 虐殺器官

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    ネタバレ

    普段は抑制されている集団外への攻撃性・排除衝動を、言語フレーミングで解放することで虐殺を引き起こすジョン・ポール。利己的な遺伝子やサピア=ウォーフ仮説など、複数の理論を絡めた展開が読み応えある。

    平和のための虐殺の輸出、善意と技術で設計された暴力の道徳的責任は誰にあるのか?重いテーマ。Audibleで耳読。

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    2026年05月22日
  • 屍者の帝国

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    ネタバレ

    うーーーん、、
    設定はすごく面白いけど、終盤の展開に対してはそれありなの?と連続して思ってしまった。
    ワトソンのラストについてどうなるかわからない、で急に丸投げするのと、フライデーに意識が生まれたのはほんとに解せなかった、、私の読解力のせいもあるんやろけど、、
    どうしようもないけれど、伊藤計劃先生の二作品が本当に衝撃的だったから肩透かしではある。
    でも、こういう声があるのを承知の上で書き上げてくださった円城先生には感謝しかないです。
    ワトソンとフライデーを世に出していただき本当にありがとうございますの気持ち。

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    2026年05月12日
  • 虐殺器官

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    AIがジェノサイトが好きならこれもって言って進めてきたから読んだが、全然違うじゃん。。。

    まぁこれはこれで面白くはあったが。

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    2026年06月21日
  • The Indifference Engine

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    ネタバレ

    下3つが印象的。

    The Indifference Engine
    停戦後の少年兵が主人公。
    自分の家族を酷い目に合わせた奴ら、つい最近まで殺し合っていた奴らと隣で暮らしていく。それが出来るように洗脳していこうとする世の中に疑問を抱き、争う。
    自分が悪だと思っていたものが、急に真横で同じ目線で一緒に生きてるって、そら耐えられん。
    戦争に翻弄される人々と、戦争が止まっても簡単には終わらない悲惨。

    セカイ、蛮族、ぼく。
    作者かわった?くらい急なテンションで始まったと思ったらえっぐい展開で笑ってもた。

    From the Nothing, With Love.
    自我を他者に移し変えることで永遠に生

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    2026年04月21日
  • 虐殺器官

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    アメリカ暗殺部隊の大尉の視点で描かれる、ある種の終末世界。
    9.11が起きた後の近未来が舞台。

    「虐殺器官」の正体も、黒幕の目的も、フィクションだと分かっていてもあり得てしまいそうに思える。SFを読んでいて面白いと思うのは、フィクションの中であり得ないとは言い切れない世界が描かれるときの、背筋が凍るような思いを感じる瞬間だと改めて思った。

    主人公は、あらゆるテクノロジーで心身のダメージを軽減しながら、戦争や紛争が起こる地帯へ潜り込んでいく。その無敵感はある種爽快でもある。一方で、敵地にいない間は、自分自身の罪について自問し続ける「地獄」の時間を過ごし、罰されることを望み続ける。

    最後は想

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    2026年04月18日
  • 虐殺器官

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    今の私には少し暗すぎた
    好みではなかったが評価されている理由はわかる

    虐殺や紛争、テロ。遠く離れた世界の出来事だと感じている自分がいるのでハッとさせられる描写は多かった。

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    2026年04月18日
  • 屍者の帝国

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    ネタバレ

    やっと、読み終わった。最初の100ページくらいまではそれなりに楽しかった気がしますが、難しすぎて、途中から置いてきぼりになりました。映画に惹かれて読み始めたものの、キャラの設定が違う。映画では親友となっている屍者のフライデーは、原作では仕事のための支給物。映画は友情がテーマとして描かれるようなので、もう少しわかりやすい話であることを願います。正直、疲れました。

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    2026年03月23日
  • 屍者の帝国

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    とある人物が世間のしがらみから逃れて、再生技術を用いた屍者の軍隊を束ねて、中央アジア奥地で独自の王国を作る……そんな伝聞を確認する任務のために、主人公ワトソンはアフガニスタンへ向かう。
    その様子は、小説「闇の奥」または映画「地獄の黙示録」を彷彿させる。

    その後、新型の屍者の謎を追い、明治初期の日本、南北戦争ののち勢いづくアメリカへ。

    時代は19世紀、設定は“屍者の行動再生技術”のあるSF設定。

    死者と生者の違い
    屍者と生者の違い
    死者と屍者の違い

    科学は時に混沌を産み出す。

    人物名が「カラマーゾフ」「フランケンシュタイン博士」「ヴァン・ヘルシング」「ナイチンゲール」「レッド・バトラー

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    2025年09月12日