伊藤計劃のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ最後は『屍者の帝国』だったが、フランケンシュタイン、ホームズ、吸血鬼ドラキュラなどが下敷きとなった作品で好みの題材だしこの先も超面白そうなのに絶筆なのが本当に本当に残念!!!
『セカイ、蛮族、ぼく。』は冒頭から食パンをくわえて走ってくるというコミカルな女性が、僕にぶつかってきて転倒したので犯した。という2度見するスタートから始まり、本編中でもう一人強姦する。
好きでやってるわけじゃない、蛮族という血に従ってるんだ、などと、今の時代では問題アリな作品だが、依頼されて同人誌に寄稿した作品だという説明で少しは納得できた笑
著者作品はそこまで書かなくても良いんじゃないか?と突っ込みたい女性の性・強姦 -
Posted by ブクログ
普段、重厚なSF小説を読み慣れていない為、最初は世界観に入り込めるか不安だった。しかし、少しずつ舞台である世界の常識や歪みが分かってきて、丸ごと楽しんで読むことができた。
自意識を手放すことが本当の幸福なのではないか、という点まで行き着いてしまうのがすごかった。自意識があるからこそ選択に迷う。意識がなければ自明である、という所までいってしまうのがゾクゾクして、終盤は一気読みしてしまった。
中盤、徹底してロジカルに構成しながら、トァンの一人称で進むのでエモーショナルな点もきっちり味わうことができるのが良かった。
終盤は、いきすぎたロジックでしか魅せられない景色まで連れて行かれたような感じがしてゾ -
Posted by ブクログ
思いやりと健康に満ちた美しく「完璧」な世界。
そんな世界でも、自分の感情や意識が世界と同じ方向を向き同調出来ていないと息苦しさを感じる。
その苦しさは当人にとっての真実だ。
優しさは、対価としての優しさを要求する。
そう感じてしまっている時点で、ミァハやトゥアンは「ハーモニー」の世界では異質だった。
「意識があること」をどう捉えるかによってハッピーエンドともバッドエンドとも捉えられる。
読み手が置かれている状況によっても解釈が変わるだろう。
自分は、あんなにハーモニーの世界を像をしていたミァハがこのような結末を選んだのには、「異物」でありつづけることへの孤独や慢性的な疲労や絶望によるある種の -
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ネタバレ作家さんの書評はよくあるし楽しく読みますが、書評に比べて映画評の方はあまり見かけない気がします。
しかも基本的に褒めるスタンス、楽しく読みました。批評じゃないっておっしゃってますが、紛うかたなき批評です……
「面白そう!」と思っても、たぶん実際は楽しめないんだろうなわたし…という作品もチラホラあるので、伊藤計劃さんの感性好きだなぁ。
ストーリーもそこそこ大事だけど、それよりは世界観がキッチリ造られ作中で描かれているか、なのかな…?
SFは特に世界設計が大事なので頷けるものがありました。
伊藤計劃さんの書く小説がもう読めない、というところで早逝が悔やまれますが、「あの映画観たらどういう批評さ -
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屍体を蘇生させて操る技術が発達した歴史ifストーリー
以下、公式のあらすじ
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屍者復活の技術が全欧に普及した十九世紀末、医学生ワトソンは大英帝国の諜報員となり、アフガニスタンに潜入。その奥地で彼を待ち受けていた屍者の国の王カラマーゾフより渾身の依頼を受け、「ヴィクターの手記」と最初の屍者ザ・ワンを追い求めて世界を駆ける──。伊藤計劃の未完の絶筆を円城塔が完成させた奇蹟の超大作。
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屍体を蘇生させて簡単な命令をする技術が発達し、屍者が労働力として社会の一旦を担うようになった十九世紀後期
諜報機関にスカウトされ -
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ゲームデザイナー小島秀夫の作品に関するエッセイと伊藤の個人ブログに掲げられたテクストから主に映画評と闘病に関する記述を抜粋。言い尽くされた言いまわしだが、抗がん剤治療の苛酷さを淡々と綴っていくくだりには、胸が苦しくなってしまった。「わたし」の身体が自己の思う通りには決してならないという現実を生きながら、伊藤は小説を書いていたわけだ。
「1」の中心は映画評だが、伊藤が'90年代~'00年代のぶろっくばすたー商業映画を(くだらないもののくだらなさをふくめ)徹底的に渉猟していたことがよく分かる。批評もじつに的確で、博覧強記ぶりにも舌を巻かざるを得ない。「映画狂人」蓮實重彦の -
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伊藤計劃の遺作を円城塔が仕上げた合作!!
あとがきで思わず涙が……。
伊藤計劃が書いたのはどの程度なのだろう。
何にせよ、彼がプロットを書いた作品である以上、たとえ中途半端でもファンは読みたいハズですよね。
後を引き継ぎ仕上げて出版するのはかなり勇気がいる事だと思う。
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原稿用紙にして三十枚ほどの試し書きと、A4用紙一枚ほどの企画用プロット、集めはじめた資料が残され、『屍者の帝国』は中断された。
(文庫版あとがきより)
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原稿用紙30枚程…
プロローグ部分のみと言う事かな。
元々『虐殺器官』や『ハーモニー』との関連付けはなさそうだし、構 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「作家刑事毒島」に作者の名前が出て来たので。
といっても、あとがきによると、
「原稿用紙にして三十枚ほどの試し書きと、
A4用紙一枚ほどの企画用プロット、集めはじめた資料」が残され、
伊藤計劃は亡くなり、円城塔が書いたものということだった。
個人的には違和感はなかった。
「歴史改変もの」と言うらしい。
実際の歴史のどこかを変えて展開するストーリー。
その「どこか」は、
フランケンシュタインが作り出した技術が一般化されたということ。
死者を労働力として利用している世界、明治が始まったばかり。
それゆえ、少年や女性は炭鉱の労働から解放され、
戦争は銃を意味をなさず、肉弾戦が有効とされ、
日本刀