久保憂希也のレビュー一覧
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仕事との向き合い方を根本的に改善できそうな一冊。
守破離が出来てるから!って言われたことがあったが、自分がそれを出来ている実感が無かった。
この本ではその守破離を実践するための手法を段階的且つ多面的に説明してくれているので、自分が出来ていること、できていないことが明確になって、補うことでさらに成長できそう。
今の自分に出来てなくて、意識していきたいのが
以下の事項。
①心で覚える
本を読む、セミナーに参加する、上司に指摘を貰う、これら全てを覚えられないのは記憶力が悪いからだと思っていたが、関心を持って、感情が揺さぶられない限り記憶に残らない!逆に心で覚えたことは、自分ごとに落とし込みが -
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ネタバレ〈第1章 財源と税金論の基礎〉
・諸外国にも源泉徴収制度(会社が税金を天引きしてくれる制度)はあるが年末調整はしないことが多い。なので各自で税務署に行き、手続きを行うので外人の税に対する意識は高い。
・日本の租税負担率は他のOECDよりも比較的安い。
・国の収入のうち半分が税金、半分が債権。
・稼げば支払うのが所得課税(所得税、法人税)
持っているお金に応じて割合が変わる
買って支払うのが消費課税(消費税、たばこ税)
税率は一律
所得課税は金持ちの人がより多く支払うため稼ごうという気持ちが削がれるリスク、消費課税は貧乏が生活できなくなるリスクがある。
そこで支出税という、支出した分に応 -
購入済み
会社というものを知りたい方へ
税務関係の業界の新人ですが、ある程度の知識を持っていても楽しく読むことができました。まだ知識を実務に繋ぐことがなかなかできないのですが、分かりやすいシンプルなストーリーで、実務への落とし方が少し分かったか気がします。
一般企業で管理系の職業だった頃は、自分の扱っている数字がどう会社の運営と結びついているのかわからないこともありました。社長や上司が何を見ているのか、会社がどう回っているのか知りたい方にオススメの本です。 -
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私は企業で10年以上特定製品の収益分析を行う
業務に携わっています。
財務部や経理部に所属したことはなく、
耳学問と独学でしのいできましたが、
本書は私のように、
・業務で日常的に損益数値に触れる
・体系的に会計の勉強はしたことがない
という人間にとって、非常に有用な情報が
盛りだくさんでした。
なお、あとがきのエピソードを読んだ後に
もう一度本書を読み返しますと、
筆者が文章にこめた“思い”のようなものが伝わり、
暖かい気持ちになれる、というオマケ(?)が
ついています。
(何となくわかったような気になって
日常業務をこなしているけど、
もう少し会計について知っておいた
方が -
購入済み
何度も読み返したい
読んで良かったと思う本です。
文章もシンプルで理解しやすく、それでいて書かれている内容は本質をとらえていると思います。
考え方の次元を一段階上げることが出来ると思います。この本に書かれている内容を意識して仕事に取り組めば少なくとも多くのビジネスパーソンより仕事ができる人物になれると感じます。 -
会計の入門書の金字塔
アート商会という架空の会社を軸に主人公と関わる人達のストーリーとともに会計が学べます。そのため、いわゆるBSやPLといった難しい言葉は極力排除され、日々のビジネスにおいて不自然ではなく、当たり前のように使われる会計用語などが自然と学べるようになっていて、興味を失わず最後まで読めます。
そして、一番の見どころはあとがきです。まさかこんな大どんでん返しが待っていると・・・。最後に泣かせてもくれました。凄い本です。ぜひ多くの社会人に読んで欲しいと思いました。良書。 -
Posted by ブクログ
国税庁などで税務調査などを行い会計に精通した著者が架空のアート商会という会社を舞台にしてビジネスマンが身に付けておくべき会計の知識を書いた一冊。
非常に解りやすくて、会計や数字に苦手意識がある人も抵抗なく読めると感じました。
簿記などの勉強では決して見えない会社の経営の視点からみる会計というものが本書を読んで理解できました。
管理会計→財務会計→税務会計の流れと違いや実務でも使う会議費と交際費の区別などは本書で深く理解することができました。
あと、著者が専門としていた税務会計については詳しく書かれており、知識の部分はもちろん日本の税制の問題点などもわかり、非常に勉強になりました。
また、輩出 -
Posted by ブクログ
日本に輸入されている中国産のウナギの多くは、カナダのバンクーバーで生まれている。バンクーバーで生まれたウナギの稚魚は、空輸で中国へ運ばれて育てられている。なぜなら、バンクーバーではウナギの稚魚が生まれやすいが大きく育ちにくい環境で、一方中国は稚魚が生まれにくいが大きく育ちやすい環境だからだ。
しかし、ウナギの稚魚をバンクーバーから中国まで空輸するのは大変な事だ。水槽いっぱいにウナギの稚魚を入れて空輸するのだが、そのほとんどが空輸中に死んでしまうのだ。そこで、その水槽の中にナマズを一匹だけ入れて空輸してみると・・・ウナギの稚魚の八割が生き残ったまま中国に到着したのだ。ナマズはウナギの稚魚が大好物 -
購入済み
さらさら読めてすいすい身につく
まず読みやすい。難解なビジネス用語がなく、平易な文章で書かれており、世間話をしている感覚で内容が整理されている。
話の組み立てが、ビジネスパーソンとして必要な要素→そうなるために何をするか、で一貫しており、非常に実践的。毎朝通勤時に、一節読むだけで意識が高まって成果が出せそうな気がします。 -
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「知識やスキルを運用する頭の土台の性能」
これに着目した本。
スキルを獲得しても適切な文脈で使えなければ意味がない。アプリケーションの前にOSを鍛えるべし。という主張の下、ビジネスにおける基本的考え方・姿勢について論じられる。
個人的には、類書に比べグッと踏み込んだ内容になっていると感じた。
45の提言があるが、その多くについて具体的な行動に落とし込むためのステップまで書かれていて非常にイメージしやすい。
またやや辛口、というか「誰でもできる」的なノリは完全に捨てた(類書に比べ)少しだけハイレベルな提言がなされている。
ページの端を折った箇所は数知れず。
しっかり行動に落とし込めるよう、 -
Posted by ブクログ
タイトルどおりの本。まえがきに「デキるビジネスマンを目指している一般の若手社員向け」というように、会計をしらない人が企業における会計とはどんなものかをわかりやすく解説してあった。
会計に関する本はたくさんあるけど、損益分岐点とはとか、営業利益とはとか仕分けとはなど経理の専門的なつくりかた、計算の仕方を説明してあることが多い中、本書な「なんのために会計がいるのか」、「財務諸表の何を見てどう分析するのか」などといった、書類の作り方ではなく、書類の読み方を解説してあって、用語も最低限知っておかなければいけない会計用語だけでむずかしい専門用語はなくたいへんわかりやすかった。
本書はストーリー仕立てで話