どうすれば会社の利益を最大化することができるかについての正しい感覚がもてているかどうか――実際の仕事のうえで重要なのは、この「会計感覚」です。貸方や借方といった面倒な言葉を知っていても、それを会社の目標達成のために生かせていないのだとしたら、なんの意味もありません。本書には、一般のビジネスマンにとって、ほんとうに必要なことしか書いてありません。でも、自然に会計感覚が身につくように、ストーリー仕立ても交えながら、丁寧にお話ししていきます。これまで多くの会計本を読んだけれど挫折した……というあなたにも、きっと「そういうことだったのか!」と、目からウロコの感覚を持っていただけることでしょう。
Posted by ブクログ 2017年10月04日
私は企業で10年以上特定製品の収益分析を行う
業務に携わっています。
財務部や経理部に所属したことはなく、
耳学問と独学でしのいできましたが、
本書は私のように、
・業務で日常的に損益数値に触れる
・体系的に会計の勉強はしたことがない
という人間にとって、非常に有用な情報が
盛りだくさんでした...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年01月11日
国税庁などで税務調査などを行い会計に精通した著者が架空のアート商会という会社を舞台にしてビジネスマンが身に付けておくべき会計の知識を書いた一冊。
非常に解りやすくて、会計や数字に苦手意識がある人も抵抗なく読めると感じました。
簿記などの勉強では決して見えない会社の経営の視点からみる会計というものが...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年01月06日
定性面で物事を考えがちなビジネスマンに送る本です。
特にノルマに追われる若手ビジネスマンには読んでおいて損はないでしょう。
本書は、管理会計・財務会計・税務会計の三つの会計の話ではありますが、中心となるのは管理会計的思考を持つことの重要性を説いています。
ただし管理会計の理論書ではなく、上記の通り...続きを読む