久保憂希也のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
国税調査官や上場企業の財務部門での勤務経験のある著者が仕事で使える数字力について解説した一冊。
定量的に数字で考えることでビジネスパーソンとしてのスキルが上がると本書を読んで感じました。
意思決定をテンポ良くできることや具体的な数値目標を定めることや基準の数字を持つことや比べてみることなど定性的な感覚ではなく具体的な指標をもって考えることが大切であると本書を読んで感じました。
そして、会社の数字を見るときは利益をスタートにして考えることや平均やアンカリングといった数字のトリックに機をつけることも
大切であると感じました。
また、パレートの法則やランチェスターの法則などをうまく使って経営などの -
Posted by ブクログ
平易な内容だが、知識の確認・復習に非常に有益。
以下はメモ。
・減価償却期間が実際の使用年数の実態と合っていないため、正しい費用計上さらには投資採算性評価ができていない。(基本●●年にわたって費用計上していくが、実際にはばらつくから)
・限界利益が超重要。限界利益≒粗利→売上−変動費で、要は固定費を無視した利益。これがプラスであれば事業存続の意義はある。ストラック図で考える。
・固定費の割合が高い企業ほど、利益拡大局面では利益が出やすくなるが、赤字の場合はその逆(ハイリスクハイリターン)
・「たられば」で考えると、本当の業績が見える
例)ずいぶん前に取得した土地や建物で、家賃を支払っ -
Posted by ブクログ
平易な内容だが分かりやすい。
以下、メモ
・在庫が積みあがるほどキャッシュが不足し、「利益はあるけどお金がない」状態に陥る。
→財務会計上、在庫が多い=売上原価が小さい=利益が出る
ことになるから。
・売上原価=仕入れ(製造原価)+期首棚卸高-期末棚卸高)
・別の言い方をすると、仕入れに支払ったお金と、経費として計上できるお金(=売上原価)には差がある
・管理会計は、会社独自のルールを好きに定めてよい
例)部下を育成することにより「責任者を輩出」した場合には、利益を計上する。→部門ごとのP/Lにもこれを応用し、人事評価にも用いる
・財務会計と税務会計の違い
例えば、財務会計ではリストラ費