久保憂希也のレビュー一覧
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3章以外は役に立つ。というよりも超基本の基本という感じ。何も考えなくても全て前提として頭の中で行動できるレベルまで持っていければよい。その意味と今の仕事内容のため、★4つ。そうでなければ2~3程度の内容かなと。数字の見せ方、比較や単位を変えるみたいなことは戦略的にやっていきたい。定量のあとに定性を加える。チーム戦略作りでも大事な流れ。情報の前提を疑うことも大事。分析の基本は頭にたたきこみたい。差を考える、相関関係をとらえる、時系列で並べる、perで考える。適正な時間軸、常に母数をとらえる。などなど。
分析のプロになりたい。
あとはやはり図・グラフで見ることは大事。これは戦略脳を鍛えるにも書いてたなーー -
Posted by ブクログ
会計ってどういうふうなもので、どういうふうに役立てられるものなのだろう? ビジネス上の会計というものに靄がかかって見える人たちのために解説するごく初歩的な会計の本でした。中身の4割くらいは雑貨仲買会社を舞台とした小説です。
僕は日商簿記三級を、体調不良で失業中だった20年くらい前になんとなく取得しました。知り合いに教えてもらったわかりやすい参考書を使って2か月くらい勉強したんですよ。それで、今、介護をしながらパート事務職で働いているのですが、経理関係の仕事も少しだけれど任せられるようになってきました。簿記三級が活きるか、と思いきやまったく覚えていない始末。当時の参考書を振り返るも、あたまに入ってきやしません(若い頃に2か月間ノートを書きながら読み通した本を、1日や2日で再履修してしまおうとする魂胆が甘いのです)。それで、なんとなく買っておいた積読状態の本書を手に取りました。
読みものとしてはとてもおもしろい。でも、これでわかった気になってはいけない種類の本です。たとえるならば、地球を知ろうと思って、大地や海や気候やそこに住む生きものを調べて知るのではなく、地球を宇宙から眺めて、丸くて青くて海や大陸や島や雲が見えるなあ、といったあたりをぼんやりとつかんで知る、といったみたいな、概観を知るような種類です。もっというと、地球の外を覆う大気の、いちばん外側の成層圏に滞在して地球を知ろうとするような行為とでも言えるかもしれません。ざっくりなんですね。
それでも、小説パートを使って具体的に現実的なビジネス上で生じる会計の問題をあつかっていますから、まったくのイメージだけ、ではないです。つまり、簿記や会計を学ばずして会計はどんなものかをおおまかにつかんでください、という性格の入門書なのでした。
著者は国税庁職員を経て、本書発刊の段階(2010年)ではコンサルティング会社の経営者です。税務調査では「最大7年前までさかのぼる」なんてトピックは、この著者ならではなのかもしれないですね。
いちばんわかりやすくてためになったのは、管理会計と制度会計(財務会計と税務会計)の違いのところ。たしかに、会社でやる仕事には、「これは会社の中でみるやつだから」とそんなに根を詰めなくても大丈夫、みたいに言われるときがありますが、これは管理会計なんですね。いちばん厳しいのは税務会計で、きちんとルール通りに、間違いのないように作成しないといけない。これは神経を使います。
あと、売掛金(つまり、ツケ払いで売ったこと)のお金を回収するにしても、1か月で回収するのと3か月で回収するのとでは、後者の方が損だという考え方は、やっぱり社会でばりばり働いていないとわからない感覚だなあと思いました。銀行を念頭に置くと、回収するお金の期間が長くなるとそのぶん利息が大きくなっていきます。お金には利息がつきものという考え方でいないと、どうも損をしてしまう。回収できない現金があって、そのぶん現金が足りなくなって同額を銀行で借りたならば、売掛金を回収したときに銀行に返済するとしても、銀行分には利息が付くのでそのぶん損をしてしまう。単純に言えばそういう考え方なのでした。
他には、粗利とか営業利益など利益には5種類ある、というものや、貸借対照表と損益計算書は簿記に出てくるけれども、キャッシュフロー計算書もとても大切で、それら三つで三大財務表であることや、PDCAサイクルを回すための特にチェック(C)のところで会計が活きてくるというところなどが、どれもやさしく書かれていて深掘りはされていないのですが、有益な知識のタネとなるものでした。
よく出てくるPDCAサイクルは、PLAN(計画)・DO(実行)・CHECK(チェック)・ACTION(改善)のことです。余談ですが、これ、創作分野で力を伸ばしていきたい人には不可欠のサイクルでもあります。いくら努力しても伸び悩むときは、これに目を付けてみる。数値化するのは無理なものでも、客観化(定量的にする)して把握すると腕が上がるでしょう。 -
Posted by ブクログ
本のテーマから自分が想像していた内容と少しズレはあったが、文章量が少なめで、内容も比較的簡潔かつ分かりやすく読みやすいと感じた。この本は仕事をする上で大事な要素が詰まっていると思う。ビジネス本の王道といった内容で、あとは本書の内容を自分に置き換えて実践していかなければならないと感じた。この本を読んでいたら、ミスコミュニケーションにより相手を誤解させてトラブルを起こしたにも関わらず、相手に正しく伝えたことを上司に強く主張する同僚を思い出してしまった。すぐ右隣に座る自分よがりな言動が多い若い同僚だが、相手にどう伝わったかが全てだよ。彼にこの本を読ませてやりたい。