今泉忠明のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
前々からアザラシはそれなりに好きで、数年前に『寝ても覚めてもアザラシ救助隊』を読んでからはより一層興味を持っていたつもりでしたが、”アザラシ幼稚園”のことはバズるまで全く知りませんでした。
SNSをチェックすることで断片的に施設の情報等は得るようになったものの、こうやってインタビューでお話をまとめて読める事で、施設の概要や理念がわかりやすく頭に入ってきた気がします。
それよりも何よりもカワイイ写真がいっぱい!!ページをめくるたびについついニヘニヘしちゃいました。
”アザラシ幼稚園”では保護個体が自然界に帰せる見込がない場合は安楽死させるのに対して、日本のとっかりセンターでは終生飼育を行うという違いがあるのは「保護」のその先についての考え方の違いのあらわれだと思うけど、どっちが良い悪いではなく、もっと根本的なこと、たとえば自然環境の変化や人為的なアクシデント(網に引っかかった、ゴミの誤飲など)をどう減らしていくかまで本来は考えを巡らせないといけないな…と読んでいて考えました。
写真に癒されつつも、アザラシを取り巻く環境についても考えさせられる一冊でした。 -
Posted by ブクログ
マンモス、オーロックス、スチーブンスイワサザイ、シフゾウ、ミヤイリガイ、クアッガ、ウェーククイナ、トキの8種の絶滅した動物の物語。
スチーブンイワサザイの話で、ネコという種族の外来生物としての強さと脅威さを知る。もう、社会に馴染みすぎていて日常に溶け込みすぎて忘れているけど、俗にいうイエネコは外来種で、日本に古来から生息していたわけではないのだものなあ。
ネコが人間の社会に馴染んだのは、可愛さだけではないと思うけども、強い要因の一つでしょうね、根拠はないけど。なんというか、穀物が繁栄するために人類を利用したみたいな言説思い出しました。可愛さでそれを成し遂げて生息域を広げた、みたいな思いついたトンデモ説。ネコかわいいものね。外来生物という観点がなかった時代とはいえ、それがないからこその絶滅種であります。
人間のために、あえて絶滅させることを選んだミヤイリガイ。
これって、現在の医学でワクチンが作られないのだろうか。安易な考えですが、安心安全のワクチンや治療薬が完成すれば、絶滅危惧種でなく、保護・繁殖という方向もあるのでは?と思います。
とは言え、日本で日本住血吸虫による被害が根絶されているだけで、世界ではまだ被害も出ているそうなので、一読者の思いつきでどうにかなるものではないのでしょうね。研究はされているでしょうし。
人間が絶滅させた、というと乱獲が真っ先に原因として思い浮かぶのですが、そうでない場合もあるというのは、覚えておきたい要因の一つです。 -
Posted by ブクログ
5歳の孫へ。
それなりに情報量は多く、しっかり読むに小学生中学年以上の学力が必要かと思われるが、それなりに楽しんでいる様子。造本もしっかりしていてDVDもついて1600円とはすごく安い。
大人が読んでも楽しく、特に日本オオカミや日本カワウソ等の絶滅したと思われる生き物の目撃情報等が詳しいのが嬉しい。ロマンを掻き立てられる。
その他にも、太古から生き延びていたり絶滅をかろうじて逃れている生物、UMAも紹介されていてなかなか充実している。
DVDがついているが、孫の家ではデッキがないので見られない。QRから見られるなどしてもらえたら満点かな。