あらすじ
大ヒット絶滅物語、待望の続編登場!
これは、今に繋がる物語。
フクロオオカミ、ヨウスコウカワイルカ、ジャイアントモア、ピンタゾウガメ・・・
人間によって絶滅させられた新たな8種の動物や鳥たちを取り上げ、その絶滅に至る経緯と、人間たちの所業を描きます。
なぜ人は「絶滅」させてしまうのかーー?
「絶滅」させない未来はあるのだろうかーー?
ぜひ一緒に考えてみてください。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ずっと読みたかったコミックを続けて2冊。
読めば読むほど、「あぁ……」ってなる。
人間って、なんて業が深いんだろう。
自分たちが生きるために食べる、でもなく「そんな理由で!?」と目を疑ってしまうような絶滅の原因もあって衝撃でした。
実は先月、国立科学博物館の特別展「鳥」で、1巻で取り上げられていた「オオウミガラス」を見て、聞いたことないなぁと印象に残っていました。
それが、まさかの絶滅種!!
ピンタゾウガメは2012年に最後の一匹が亡くなってニュースにもなったので、「ロンサム・ジョージ」という呼び名で記憶にある人もいるのではないでしょうか?
動物を絶滅に追いやった数々の原因を知って、読み終える頃には人間の身勝手さが嫌になってきた。
今、目の前にいる生き物がまさか「地球上で最後の生き残り」だなんて誰も考えない。
今でこそそんなだから、昔なんて絶滅危惧種なんて概念すらないかも…。
巻末のコラムで、監修をされた動物学者の今泉忠明さんは、現代の絶滅は自然に起こってきた絶滅の数百倍の速さで進んでると語られています。
私が子どもの頃、日常にいた鳥が姿を全く見かけなくなったことや、昨今の世界で起こっている自然災害を見ても、人間の何らかの営みがまわりまわって影響しているのだと思う。
決して自分から遠い世界の話ではないのだと改めて感じています。
涙が止まらない
人類が誕生してから、同じ人種も絶滅させられていたことに驚きです。私たち日本人も一歩間違えれば絶滅していたと考えさせられます。
Posted by ブクログ
フクロオオカミ、ザンジバルヒョウ、ブルーバック、ヨウスコウカワイルカ、アトラスヒグマ、バミューダシロハラミズナギドリ、ジャイアントモア、ピンタゾウガメの8種の絶滅した動物物語。
絶滅した動物についてもそうなのだけど、タスマニア人のジェノサイドやザンジバルの魔女狩りとかの方が怖気を誘います。
主題は絶滅した動物なので各話のメインストーリーではないのですが、どちらも人類史に残る事件ではないかなと思います。
負の歴史ではあるけども、目を逸らさずに教訓として後世に残していかないといけない。なんとなく、臭いものに蓋だったり記録から消してしまったりと、なかったことにしてしまえばいいという風潮がある昨今だと思うので。
黒歴史という言葉が市民権を得たことで、負の歴史という言葉がもつ意味が軽く扱われるようになっているのかもしれない。気軽に使えることで、言葉の持つ重さが失われてしまったのか。カリスマのように。