朝丘戻のレビュー一覧
-
ネタバレ 購入済み
アニパシリーズ
このシリーズは、どれも何回も読んで、読んで大好きだったのに、もう当分読めません。
十五年後は、みたくなかった。
大好きな人が2人も逝ってしまうなんて、辛すぎます。 -
ネタバレ 購入済み
思ったのと違ってました…
序盤のサンプルを読んで、攻めとのとても切ない話しを期待したんですが、本編は全く違ってました。
攻めは優しいし、受けは精神的に強くて、Hシーンもなかなか最後まで行かないし、ゲームのキャラデザインにも興味なかったので…。
ただ、Amazonなどのレビューの評価は高かったので、好みの問題なのかもしれません。 -
購入済み
うんまあ安定の
朝丘さんって感じ。もうちょいこぉ地味にシクシク泣けるのを期待しましたがトラウマありのED持ちだとか同性愛の葛藤について突っ込んでるわりに後ろ暗さがないとゆーか案外あっさりとハッピーに終わりました。志生のキャラのせいかな、全くもって不可解なほどノホホンとしてて躊躇なく同性の先輩と付き合えて、元々素質あったって思う方が自然か。パンチはないですが安心して気持ちを温めるにはいいお話でした。
-
Posted by ブクログ
ネタバレ前作『春恋』から5年後。アキは人気イラストレーターのかたわら子供向けの絵画教室を開いている。美里も在学中に小説で賞を取り、卒業した今は本屋のバイトで食いつなぎながら新人作家として創作活動に打ちこんでいる。ふたりの隣にはそれぞれ恋人がいる。
アキの教室の展示会に訪れて、5年振りの再会。自分の気持ちは1ミリもどこにも動いてないのだと再確認する美里。それでも一緒にはなれない。『お前が女ならよかったのに』と5年前別れ際にアキが告げた言葉を美里は一生忘れないだろう。真実で、でも残酷な言葉。
再会してから、人目もはばからずお互いへの愛情を隠さないふたり。それを何だか生暖かく見守る周囲の眼差しにも、それでも結ばれることはないのだと、頑なに不器用に美里と距離を取ろうとするアキにも、アキに心を捧げているのに、今の恋人シーナをまだ隣に置こうとする美里の無神経さと傲慢さにも、どこか釈然としなかった。
シーナの未熟さにも狭量さにも辟易したけれど、そうさせているのは美里。
周りを巻き込みながらも、結局はなるべくして元サヤにおさまったふたり。
5年の歳月を経て、何が変わったんだろうか。5年前はダメで、今はOKだった理由は何…? とひとしきり考えた。経済的に自立してそれなりに夢を実現して、もう何も持たない子供ではなくなったから? 5年経っても少しも色褪せなかった気持ちが興味本位や気まぐれじゃないと周りに証明できたから? 正直よくわからなかった。
それでも『春恋』のあのエンドのままではつらすぎるし、満を持して愛し合えるふたりを見れて心底ホッとして嬉しかった。
『同性愛はなだらかな自殺』という作中のアキの言葉。
世間の常識からはずれ、種を残さず、ふたりだけで育む孤独な愛情。
前作でBLというファンタジー枠を飛び越えて、同性愛という現実を突きつけられた読者が与えられた答えは、それでも寄り添うことを選んだふたりを見守ること。
その後の甘い甘いふたりの新生活を目の当たりにして、とてつもない安堵の気持ちと、一方あの悲壮感の正体はなんだったのかとどこか判然としない気持ちで本を閉じました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ朝の通学バスで、会社員の賢司さんと出会った一吹。自分よりずっと大人でオシャレでひそかに気になっていた。ある事をきっかけに言葉を交わすようになったふたり。話してみたらもっと格好良くて、やさしくてスマートで、いい匂いがして、何もかも包みこんでしまう大人の包容力を見せつける一方で時々子供っぽく甘えたりもする。圧倒されて、とても太刀打ちできないと一吹は思う。
賢司さんの一挙手一投足に、舞い上がったり、落ち込んだり、自戒したり、鼓舞したり、坂道を転がるみたいにまんまと恋に墜ちていく一吹が初々しくてかわいらしい。それはもう、甘い甘い蜜の淵に墜ちていくみたいに。
全編通して一吹視点なので、賢司のリアルな心情は全部わからないのだけど、後はもうおじさんになっていくだけ…という大人が、何も知らなくてかわいくて一途な子供とこんなふうに無防備な恋に落ちるのはさぞかし怖いだろうなぁ…と老婆心ながら考えてしまった。
『賢司さんに一生飽きることはない』と言い切ってしまえる一吹の若さが恐ろしいという賢司の気持ち。これから一吹はあっという間に成長してしまう。置いてけぼりになった自分に目もくれなくなる日がそう遠くない将来来るかもしれない。例えひとりになっても『飽きない』と言われたことを後生大事に覚えているだろうという賢司さんの言葉がすごく印象に残った。
作中でところどころハッとさせられるような心理描写や風景描写が、あ~朝丘さんだなぁと思う。
ピュアできゅんとなるお話。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ朝丘作品2つめ。
うーん、優太郎くんがお約束的におニブなのですが、それ以上に本田さんも鈍いなと思いました。自分自身の感情に対して。
女の子と付き合えるふつうの男の子なら、どんなに相手が可愛くてからかってやりたくなったとしても、弟分にそう何度もキスしたりしないだろ…
と、突っ込みながら読んでしまいました(苦笑)
だから、本田さんの中では、きっと最初に会ったときから優太郎くんは何かが特別だったんだろうな、という都合のいい解釈←
複雑な生い立ちもあって他人にも自分にも素直になれない本田さんが、子供っぽい嫉妬心や独占欲を持て余してぐるぐるしてるのがかわいかったです。
優太郎くんは気遣い屋さんってのもあるけど、本田さんのそういう気性の激しさにけっこう振り回されてた気がする(笑)
最終的にはお互い素直になれてよかったね、という心温まるBLでした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレまさかのバッドエンド…。別れて終わり、という商業BLを初めて読んだので驚きました。
拓人のほうは祐次さんを大好きで大好きで色々思い悩んだ結果、
ああいう選択をしたのだろうということは共感できましたが
祐次さんのほうはそれでいいの?という疑問が読者には残ったまま…。
拓人の気持ちはよーーくわかるんですが、イマイチ祐次さんの想いの熱というものが伝わりませんでした。
ほんとに祐次さんって拓人のこと好きだったのかなー?
大事に想っていたのはわかるし本人も明確に想いは拓人に伝えているのですが
その感情が愛だったのか恋だったのか…。
相手の迷惑にならないように別れる、って「それでも好きだから一緒にいたい!」と安易なテンプレート通りにならないところは好きですし、
朝丘さんらしくお話全体に漂う透明感とか静寂、切なさが読んでいてとても心地よかったです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ仕方のないことだけれど、発売時期(盛夏)と物語の設定(真冬)が個人的にちょっと・・・。
そして、今回も、やっぱりちょっと不器用でダメな大人でした。
病床の父から託された、渡すことのできなかった大切な人への手紙。
それは高校時代、父が恋をした相手であり、十希が大切な心の拠り所にしていた絵を描いた画家の工藤旭に宛てたものだった。
何かに行き詰った時、迷った時、勇気が欲しい時、必ずその絵を眺めに行っていた。その絵はいつも自分に答えをくれる。
思えば、その絵のせいで、父から聞いた思い出話のせいで、十希は出会う前から、旭に焦がれていたのかもしれない。
それか、もしかしたら、同じ人に恋する遺伝子の仕業かな。
十希はまだ18才なのに、精神的に成熟していて、
なんかもっと、弱くてわがままで子供でもいいんだよって肩をポンって叩いてあげたくなる。
一方、旭は両親の離婚のせいで恋愛不信。何よりも絵が大事で、恋愛の機微にもうとい。
一途に想いを寄せてくる十希を憎からず思いながらも、大事な先輩の息子だから、同性愛なんて受け入れられないからと、ひとしきりウジウジします。
でも、旭にとって、いつしか十希は自分の全てを受け入れてくれる、理解してくれる、作品のインスピレーションを与えてくれる〝ミューズ〟になる。
高校生と亡き父の高校の後輩という設定なので、親子に近い年の差なはずなのに、攻の旭に全然〝大人感〟がなかったよ。
どちらかが圧倒的に精神的優位に立つ年の差モノスキーとしては、そのへんちょっと違うのかなと。
脇役の秋山×美里の方がかなり気になりました。
これはきっとスピンオフが出るんだろうな~と思わせる引き。
物語の大切なモチーフになった絵画や冬の情景が美しい。
春を待つ、雪がちらつくような季節にもう一度読んでみようと思います。