朝丘戻のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
シリーズもの
朝丘戻先生の小説は泣きすぎて辛いから、久しぶりに読み返しました。またしばらく封印すると思います。でも、またいつか、読み返すんだろうな。
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購入済み
星120
ひとりひとり、人物の気持ちや行動が丁寧に描写されていて、分かりやすく読みやすかったです。ボリュームが結構ありますが、1度も飽きることなく最後まで読めました。ファンタジーですが、しっかりと練られていて、リアリティがあり、違和感は何も無かったです。キャラクターのセリフに重みがあり、自然と受け入れられました。本当に買って良かったです。でも大人向けかなとも思います。私もティーンの時に読んだら理解出来なかったかもしれません。
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ネタバレ 購入済み
切なさ乗り越えてハッピーエンド
実際にありそうな素敵なお話。同じバスの乗客になりたいです。
高校生にしては随分と大人びていて礼儀正しい一吹くん。
彼の想いや言葉がどれも胸を打つものがあります。
冒頭にある本文から抜粋された一文がこれまた切ねえ、、
賢司さんはちょっと女々しいような感じもしますが、大人だからこそなのでしょうかね。それもいいです。
hシーンは濃いめが好きですがこのお話はあれくらいがベスト!
本当に好みすぎるお話でした。何度でも読み返します。 -
名作!!!!
初めて読む作家さんでしたが、もう。最高でした。
最初は、主人公(受)の優しい性格が可愛いなあ、幸せになってほしいなあ、と思いながら読んでたんですが、物語が進むにつれ、心はもっと深い場所へと導かれます。
とくに物語終盤は、何気ない会話にも心を揺さぶられ、涙がとまりません。
読了後ページを閉じてから、yocoさんの表紙をもう一度見てください。
この作品に出会えて良かったです。
全力でおすすめします。
あと、book liveさんで買ってなくてごめんなさい。 -
ネタバレ 購入済み
なんだよそれ~ 良すぎ(泣)
もうね...
これさらに終盤よくて、ず~っと泣かされっぱなし
最初は2人のケンカップルていうか、じゃれあってるだけみたいな雰囲気がつづいて
「バカっぷる」になるまでのイチャイチャが軽快で。
好きな子いじめる小学生みたいな大人と、むじゃきか!って大人の入り口みたいな子とのやりあいがほほえましくて
でもやっと2人で幸せに生きていける。って所で、深ぁい「家族」ってテーマに入っていく
優しい人たちの集まる、優しい空間で、しあわせだなぁ~って涙がてくる。
悲しい別れまでの時間も、優しい時間流れていて涙がじんわりでてきて。
朝丘戻先生の深々と雪の様に降り積る言葉達がこのお話の空 -
Posted by ブクログ
ネタバレシリーズもこれで晴れて完結になるのかな? 四組のカップルの繋がりと、日向の弟である直央と親友忍のカップルの馴れ初めが描かれるボリュームたっぷりの物語。
あたたかな絆がみなの「未来」を色鮮やかに優しく描いていく。
それが作風とはいえ、ホモフォビアの厳しすぎる描き方はどうなんだろう〜〜とだんだんしんどくなってきつつあるのですが、凝り固まった固定概念や価値観から抜け出せない両親に対してきちんと向き合っていく姿や昨今のLGBTの社会での扱われ方も盛り込んでいくあたりには一過性の「とりあえずいま付き合っているふたり」ではなく、共に生きていく人生について考えているんだなぁという感じ。
朝丘さんの家族観の捉 -
ネタバレ 購入済み
大変良かったです
気になっていた彼と「店員と客」と言う関係から新しい関係を紡いでいくわけですがほんと切なくて。
一つ一つの出来事が本当に大事に言葉で綴られていて
この手の小説は、すらすらと読み進んでしまう事が多いのですが、じっくりと一文字一文字引き込まれていき、読み終わるとすごい時間が過ぎていました。
最後まで読み終わり、なんだか落ち着かず、再読してしまいましたが
何度読んでも同じ気持ちで読み込めてしまう
すごいたくさんの気持ちがこもっていて、とても良かったです。
真面目に感想書きましたが・・・
いろいろ硬派だと思っていた人が実はかわいかったり。
萌え萌えのシーンもあり楽しめまし -
ネタバレ 購入済み
はじめて読んだBL小説
思い入れのある作品です。はじめて読んだときはまだ私も10代で、ただただ切なくて、なんでハッピーエンドじゃないんだよーーって思っていました。
続編があるらしいと聞いて長年待っていたので、『ラジオ』が発売されたときは、気持ちが爆発して、紙と電子書籍、両方購入しました(笑)
本当に、何度も読み返しています。購入から数年経った今日も、ふと読みたくなって再読し、思わずレビュー書くほど、大好きな作品です。 -
ネタバレ 購入済み
続きを書いてくれてありがとう
思い入れのある作品です。前作『ドラマ』は、はじめて読んだBL小説で、当時10代の私には、ただただ切なく美しい物語でした。
続きを書いてくださって、ありがとうございました。
続編があるらしいと聞いて長年待っていたので、『ラジオ』が発売されたときは、気持ちが爆発して、紙と電子書籍、両方購入しました(笑)
幸せでした。続きをありがとう。
『ドラマ』も『ラジオ』も、何度も読み返しています。購入から数年経った今日も、ふと読みたくなって再読し、思わずレビュー書くほど、大好きな作品です。
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Posted by ブクログ
ネタバレコバルトから足掛け12年で続編……当時からの読者さんも裕次さんも拓人もお疲れ様とおめでとうを。
正直劇中劇の「白の傷跡」に時代の空気を感じるなーと思ったのですが、あれから12年、同性愛者が置かれている立場や社会の状況が如実に反映された、いまだから書ける完結編になっているなぁと。
あれから6年、『海』から離れられず、答えを見つけられないまま停滞していた拓人は白の傷跡の再放送を記念しての特別企画で自ら別れを選んだ裕次と再会を果たす。
二人の過ごす五日間を丹念に描いていく物語はまるで本当にラジオ番組を聞いているよう。
海として生き、恋をし、岡崎の幸福のために自分の人生に彼を巻き込むわけにはと身を -
Posted by ブクログ
ネタバレ子供で無謀で無力で身勝手だった二人がもう一度結ばれるまでには五年の歳月が必要だったんだろうなと…しかし、好きで大切だからこそ二度と会わない、と決めたわけではなく、「人生の指針で一生涯の宝物」と誓いながら忘れずに思い続けていたのなら、そりゃあもう離さないと誓い合うしかないよね。
(ふったらどしゃぶりの和章と整を思い出しましたが彼らはもう行き止まりだったからね)
美里を傷つけて、思いに報いることが出来なかったのだから…と身を引こうとするアキと、それでもアキが好きで好きで堪らない美里の純粋さが胸打たれるよう。
シーナの子供っぽさと横暴さ、狭量さにはイライラしましたが「二番手でいい」と甘んじたのはシ -
Posted by ブクログ
モデルの拓人は憧れの俳優、恵裕次からの指名で彼と恋人同士を演じるドラマに出ることになり……。
演技初経験の拓人が役を掴むために≪海≫を知ろうとするところは真摯でいい子だなぁと。
役が抜け切らず……はあることだと思うので、≪海≫と拓人の間で揺れながら、裕次に惹かれていく心情がとても丁寧でリアルでした。
海として生き、海として想いを告げることなら許される。それでも伝えたい言葉は拓人から裕次への物でしかない。お互いそれを知っているのに、互いの立場や未来、支えてくれる人たちのことを思えばそれは願ってはいけないことで。
通常のスキャンダル以上の意味を持ってしまう同性を愛する苦しさ、本当に好きで大切な相 -
Posted by ブクログ
ネタバレアキはどうしようもなくひどいやつだけど嫌いになれないんだよな、なんでだろう……。
再読してみてもやっぱりそんな感じ。
受験生の美里が好きなのは美大生の家庭教師のアキこと秋山順一。頭が良くてぶっきらぼうて口も態度も悪く横柄なのに、絵に対する情熱やストイックさ、良くも悪くも嘘のつけない真摯さが美里には眩しく見えて仕方がない。
減らず口ばかり叩きながら身体の関係を持ってからも、アキは恋人のような甘いキスをくれるのに美里の心を見てくれない。
恋に焦がれる純粋さ、理屈なんて抜きにただ誰かをまっすぐに思う気持ちのひたむきさ。
全身全霊で思いを込めて誰かを好きになる切なさや苦しさを描くのが朝丘さんは本当 -
Posted by ブクログ
愛情をつなぎながら懸命に日々を生きる皆がいとおしくなります。坂道のソラから春へ、まで。
副社長のスパダリぶりを夢のようにうっとり感じながら日々を着実に積み重ねていく一吹。お姉さんが元気になったことも新しい家族の絆が出来つつあることも素直に良かったねえと思います。
甘い甘い日々をすごすアキと美里。
美里の前のアキは嫌味なくらいのイケメンのスーパー彼氏様っぷりで翻弄される美里がひたすらかわいい。二人のデートの様子とともに積み重ねてきた日々の断片が綴られる様子は妬けるほど。
不器用なりに十希を大切にしようとする旭の想いのひたむきさと想いの強さ、アキと旭の両方が「いつか置き去りにしてしまうかもしれない -
Posted by ブクログ
藍の身勝手な子供っぽさがどうにも苦手だったので身構えつつ読んだ「君に降る白」の続編が一番しっくりときました。
自分を取り囲む問題から逃げていた藍と成瀬はお互いを労わりあい、欠けたものを環境や周囲の人間のせいにせず、きちんと向き合うよいパートナーシップを築き上げ、家族とも結果はどうあれきちんと話しが出来たんですね。
姉が味方になってくれたあたりに良かったね、と。成瀬さんも包容力のある大人の男になり、ふたりきりの家族の絆が生まれているようで何より。
メインはあめの帰るところ、記憶を失ってもう一度恋をして日々を積み重ねる千歳と先生の日々はぽやぽやしたかわいらしさとセンシティブな描写がないまぜ。
能登