【感想・ネタバレ】ラジオ【電子限定版】【イラスト入り】のレビュー

あらすじ

【限定配布されたショートストーリーが付いた電子限定版♪】「拓人。ひさしぶりだな、会いたかったよ」 ――モデルの拓人が俳優・裕次と恋人になり、別離を選択してから六年。拓人の元へ再び裕次と作るラジオ番組の仕事が入る。当時と同じ笑顔で接してくる裕次に対し、過去のスキャンダルや自身への複雑な思いと、恋心に苛まれる拓人。そんな拓人に裕次は六年前の別離に対する本音を吐露し始める――。拓人のマネージャー黒井を巡る『バックステージ』も収録。 麻生ミツ晃先生の美麗なイラスト入り♪

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匿名

ネタバレ 購入済み

『ドラマ』のラストが別れという結末で、それがすごく衝撃だったから、これが続編だと知って購入。
きっと6年という時間は、拓人にとって必要な時間だった・・・と信じたい(笑)
裕次さんが言ったように、変わってほしいところが変わってないままの拓人だったけど、離れていた時間の中で、裕次さんの言葉をきちんと受け止められるようになってたと思う。
6年前だったら、多分拓人は裕次さんがぶつけた言葉を拒絶しただろうから。
変わってなかったけど、変わる土台はできてたと思う。後はきっかけだけ、という状態かな。
そのきっかけを作ったのは黒井さんや堀江社長ってところだろうか。
周囲が、拓人と裕次さんがもう一度一緒になることを願って、二人を信じて見守っててくれたことが、とてもありがたいことだなと思った。今作は温かい気持ちで読了できたこと、嬉しく思う。
あと、黒井さんがね・・・ようやく、ってとこかな。こちらも一歩前進かな。
ホントに良かった。

#切ない

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2024年06月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前作ドラマがまさかのお別れEDで、続きがあると知ってすぐに読みました。
結果的に幸せに終わりとりあえず一安心。
恋愛ものはよく相手を思って身を引く、という状況がありますが、身を引かれた方の辛さにもフォーカスが当たっていてハッとさせられました。身を引いた側は美談で終わるかもしれないけど、相手も辛いのは同じだよね、と…。
この作品は主人公たちだけでなく、前作でもキーになっていたドラマの海と岡崎の話にもかなり心を揺すられました。海の遺書のような手紙の中の、このまま1番幸せな時にしにたいという切実な気持ちがすごく切なかった。
本の1/3程はスピンオフ作品ですが、そちらもとても良かったです。当て馬が不憫ではありますが(笑)

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2022年03月07日

ネタバレ 購入済み

続きを書いてくれてありがとう

思い入れのある作品です。前作『ドラマ』は、はじめて読んだBL小説で、当時10代の私には、ただただ切なく美しい物語でした。
続きを書いてくださって、ありがとうございました。

続編があるらしいと聞いて長年待っていたので、『ラジオ』が発売されたときは、気持ちが爆発して、紙と電子書籍、両方購入しました(笑)
幸せでした。続きをありがとう。

『ドラマ』も『ラジオ』も、何度も読み返しています。購入から数年経った今日も、ふと読みたくなって再読し、思わずレビュー書くほど、大好きな作品です。

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2020年06月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

コバルトから足掛け12年で続編……当時からの読者さんも裕次さんも拓人もお疲れ様とおめでとうを。

正直劇中劇の「白の傷跡」に時代の空気を感じるなーと思ったのですが、あれから12年、同性愛者が置かれている立場や社会の状況が如実に反映された、いまだから書ける完結編になっているなぁと。
あれから6年、『海』から離れられず、答えを見つけられないまま停滞していた拓人は白の傷跡の再放送を記念しての特別企画で自ら別れを選んだ裕次と再会を果たす。

二人の過ごす五日間を丹念に描いていく物語はまるで本当にラジオ番組を聞いているよう。
海として生き、恋をし、岡崎の幸福のために自分の人生に彼を巻き込むわけにはと身を引いた海の行動はそのまま、裕次との別れを選んで身を引いた拓人の行動と重なります。
結婚と離婚、周囲との軋轢や成功と挫折の両方を味わってきた裕次の導き、『海』の死に囚われたまま時間を止めて生きていた拓人を見守り、時に叱咤激励する周囲の大人たちとのやりとりを経て、拓人は6年前に自ら身を引くことで逃げてしまった裕次との関係性に、『海』が自らに語りかけてくれたものに向き合っていく。
他者を巻き込んでしまうのなら自ら一人で背負うべきだ、と心を閉ざそうとしてしまう拓人の身勝手なひたむきさと弱さと純真さ、そこに対してきちんと向き合っていく裕次の情熱と、彼らを守ろうとしていく周囲の人々。
お芝居を通して向き合った「岡崎と海」を振り返りながら互いの信頼関係と愛情を隠すことなく語り合っていくラジオでのやり取りはとてもドラマチック。
悲恋が実っておめでとう、と素直に応援したくなります。
裕次さんの叱咤に向き合い、きちんと拓人なりの新しい生き方を見つけていくところが清々しかったです。

朝丘さんは同性愛の差別や偏見を真っ向から描く人なのでなー、というのはひしひし感じますが、時代が変わり、状況が変化しつつあることが今作ではきちんと踏まえられてるなと。
日本だと簡単にはいかないのかもしれないし、ドラマで恋人を演じた二人がその延長で仲の良さをアピールする、というある種のファンサービスとして受け入れられているのに過ぎないのかもしれませんが、二人の再会を祝福しようという空気が日に日に高まっていく様は見ていてホッとさせられました。
拓人のプロポーズ宣言が大胆過ぎて、でもあの拓人が自ら裕次さんに堂々と告白したことに意味があるんだよね。
現実でも著名人同士の同性カップルが当たり前のように皆の前で堂々と二人の関係を明らかにできるようになったらいいのになと考えてしまった。

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2017年12月16日

Posted by ブクログ

本編はちょっと間延び感ありますが、「ドラマ」の後の二人の甘々な物語を楽しめました。私はむしろ、後半の「バックステージ」と短いスピンオフが面白かったです!

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2019年10月26日

ネタバレ 購入済み

うーん

ドラマの続編との事で、前作で少々消化不良気味でしたので購入。
なんだろ…回想シーンというか…
さっきもこの文章読んだけど⁉︎という所が数カ所あり、その度、現実に戻される気がして集中しきれなかったなぁ〜。内容は、ドラマから6年後の話だけど、ドラマに出てきてた海と岡崎の主張が強く感じて、もう少し素の拓人と裕次の絡みが欲しかったです。
ただ、ラジオ番組のオンエアシーンでは、リスナー目線になれたので、そこんとこ考慮し☆2つ

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2022年10月12日

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