【感想・ネタバレ】春へ【電子限定版】のレビュー

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感情タグBEST3

ときとあさひ

2023年06月28日

とにかくときが可愛いし素直で頑張りやさん
あさひもいい大人だけど子供みたいなところがある
茜さんのこともときのこともどっちつがずにしていたことは
いらいらしたけど秋山さんがちょっと意地悪したことで
二人の関係が動いた

#切ない #深い

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Posted by ブクログ 2013年10月26日

朝丘さんの本4冊目。
時間の経過で失っていくものと得るものは、その時たとえ無駄だと思えたものでも決して無駄にはならない。無駄にするのは自分自身だけなんだろうなと。
読後ほろほろと感じさせてくれました。
この作品と続けて「春恋」も読んだのですが、同じく時間が優しく、辛く、哀しく、美しく、そして誰の上に...続きを読むも思いを残しながら過ぎていくお話でした。

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Posted by ブクログ 2013年03月12日

十希の、旭への想いが詰まった本でした。
精一杯好きでいる。嘘もつかない。この想いに誠実でいる。旭っていうひとりの人を、幸せにするために生きたい。
両親のお墓の前での十希の告白の言葉が好き。
先輩と奈々さん。二人の息子としてしか見てもらえない寂しいさ。将来への選択の迷い。
両思いだとわかっても別れを選...続きを読む択したのは切なかった。
旭、と名前に想いをこめて何度も呼ぶのが印象的。
最後の章タイトルには嬉しかった。のに「ときのたつ」では戸惑った。最後は旭と結ばれて本当によかった。
あとがきで章タイトルをつなげると旭の言葉になると知って思わずタイトルを探しました。
秋山の、俺と美里の二の舞になるなってどういうこと⁉
美里とどういう経緯があって結ばれたのか、気になります。
読み返したくなる一冊でした。

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Posted by ブクログ 2012年08月08日

もっと優しい人にすれば良かった でも、優しい人は貴方じゃない

父の後輩に、今は亡き父からの手紙を届けたことから始まる年の差ラブ
恋愛と言うよりは、残りの人生を共に過ごして行くことを決めた、結婚のように思いました
年の差とか関係なく、ただこの人のそばに居たいから、居て欲しいから一緒にいることを決めた...続きを読む
そんな感じです
でもそこに至るまでが果てしなくじれったい
主に旭が悩む悩む
まぁ年の差とか憧れてた先輩の息子とか色々葛藤があるのは分かるけれども、それにしてもうだうだしている
逆に十希が突っ走る突っ走る
かなりの猪突猛進型です
一歩間違えばストーカーレベル
まだ18歳だからそれくらいでちょうどいいのかなぁ、とか思ったり

全体を通してずっと雪が降っているのですが、暖かいお話です
雪が溶けたら春になる
未来へと進むお話

最後、旭が墓前で言った言葉が分かった時に、涙が出ました

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Posted by ブクログ 2012年07月22日

小春日和のような柔らかな空気に包まれた二人が印象的な表紙です。
小椋さんの描かれる十希と旭。
優しい愛に満ちている。

高校生活最後の夏休みに一人きりの身内である父親を亡くした小嶋十希は父の残した古い手紙を届けようとチャイムを鳴らす。
が、父の名前を告げた瞬間、「帰れ」と拒絶されてしまう。
父が亡く...続きを読むなった旨を告げるとやっと開いたドアにはずっと会いたかった
あの絵の作家「旭」その人がいた。
画家である彼はぶっきらぼうで優しくない男で、高校時代の父の後輩であり長い間父が大事にしたいと思っていた人だった。
初めは十希を拒絶しまくっていた旭だが次第に頑な気持ちが雪解けの様に解けて十希に向かっていく様子が可愛らしかった。
十希の太陽の様に曇りなく照らす気持ちが凍えた旭をゆっくり温めてくれたようで。
十希が子供の頃から通い続けて眺めていた絵、「はるへつぐ」というタイトルに込められていた想い。
それから桜の花びらと雪だけで描かれた「ときのたつ」
奥の深いそれぞれの題名の意味が分かったとき、気持ちがぱあっと幸せな色になりました。
それから「十希」の名前の由来。。。

父親からの想いを引き継いでいく様なお話ですが、きっと二人はこうなるべくして出会えたのですね。
冬から春へ向かう時の温かで柔らかい気持ちになれる、そんなお話でした♡

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Posted by ブクログ 2020年02月05日

高校生の小嶋十希、画家である工藤旭。
十希は、亡くなった父の手紙を届ける為に、旭の家へと向かう。

父が恋した旭。
父を遠ざけた旭。
その旭のことを十希も好きになってしまう。

願うのと諦めるのは同じだった。

同性を好きになった経験のある人なら共感しかしない一文で、この物語の中で十希が感じてる嬉し...続きを読むさや苦しさや切なさも全部共感しかなかった。

子孫が残せないから。
そんな倫理観だけじゃ、気持ちは止められない。

「ときのたつ」

十希の達つ。
帰って来る場所がここなら良いなって、意味を聞いて、なんて良いタイトルなんだと思いました。

アキと美里が仲良さそうで良かった。

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Posted by ブクログ 2017年01月29日

[아사오카 모도루/오구라 무쿠] 너무 아름답고 잔잔하고 눈같이 포근하면서 쓸쓸한 이야기. 특별히 뭐가 없어도 둘의 공감대와 교감, 감정의 변화가 너무 잘 그려져 있다.
그림을 보는 센세의 시선도 재미있었음. 이 사람은 그림을 이런 시선으로 보고 해석하는 구나. 그림 묘...続きを読む사와 심리선 묘사가 묘하게 얽혀있는 것도 좋았고. 아버지의 투병 후 죽음을 받아들이는 모습과 그걸 겪은 자신을 주변이 어떻게 반응해주고 그것에 어떤식으로 대응하는지. 완전 이입했음. 그랬던 적이 있었지. 지금도 그렇고. 이렇게 마음으로 써낸, 비록 허구의 이야기라 할지라도 내 가슴 속 깊이 숨겨둔 비밀 이야기를 살그머니 어뤄만져준 느낌이라 벅차다. 감사감사.

그리고 되게 두근 그렸던 게 엄마아빠 문제와 동성이라는 이유로 계속 토키를 거부하던 아사히가 자각없이 보이는 얼굴 빨개지는 거랑 부끄러워하던 모습. 토키가 마음으로 아사히를 좋아하는 게 진짜 많이 느껴져서 그런 작은 행동을 볼 때마다 마치 내가 토키가 된 것 마냥 너무 설레고 좋았음 ㅜㅜ

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Posted by ブクログ 2016年03月13日

あまり触れられてない気がしますが、十希くんの友達の予備校に通ってる子ってあめちゃんですよね……?

朝丘さんお得意の愛情に飢えた不器用でささくれ立った大人とひたむきで真っ直ぐで思慮深い男の子のお話。
柔らかな絵画のような風景と心情を優しく切り取る世界。想いの移りゆく様、ただひたすら絵に対して真っ直ぐ...続きを読むで不器用で頑固な旭の生き様と、そんな旭にどうしようもなく焦がれてしまう十希の純粋さ。
思うこと、向き合うこと、家族のあり方。
ふわふわとあたたかな朝丘さんならではの世界でつづられる繊細で澄んだ感性で彩られた言葉の優しさは唯一無二なのですが……後半の十希くんがちょっと好きになれなかったかもしれない。
地の文で「ぱんつ」、性的なことに極端に興味や関心が薄くてあまりにも子どもっぽい所になんだかむずむずして入り込めませんでした。残念……。
朝丘作品はもうちょっと硬質なトーンの方で描かれているものの方が好きだなぁと。

春恋/秋色 の秋山が橋渡し的な役割を果たしてくれたのはただ、良かったねと。
美里と秋山が幸せそうでなによりです。

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購入済み

こっちが先?

2014年11月10日

か本作が春色秋色のスピンかな?どちらにしろ朝丘さんらしいまどろっこしくも優しいお話。親子ほどの年の差CPですが旭は芸術家だけあって?オヤジくさくないから良かった(笑)亡くなった父の友人と亡くなった友人の息子とゆー侵し難い領域にある2人が葛藤し苦悶しつつ結ばれるまでがとても丁寧に綴られていて、ああ朝丘...続きを読むさんのお話だな〜とホッコリ。初めは拒絶から始まる一見困難にも思える物語ですが静かに感動させてくれるお話でした。

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Posted by ブクログ 2012年07月28日

朝丘さんのお話は、作品によっては読んでて文章がじれったくてちょっとイライラ(?)しちゃうときがあるのだけど、新刊が出ると買わなきゃ…と思ってしまうんですよねw

今作は好みでした
朝丘さんっていつも基本的に作風は一貫しているのに、ハマれるときとハマれないときがあるのですが
自分の場合、朝丘作品では受...続きを読むけが素直なタイプの方が好みなのかなぁ?
「あめの帰るところ」の次に好きかも
挿絵も小椋さんで素敵でした

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Posted by ブクログ 2012年07月21日

優しいから、寂しい。
気持ち良くて、切ない。
簡単に出てきそうで出てこない言葉を朝丘さんはするりとぽんっと置いていき、それを受け取る私の胸をゆすっていく。
今回も沢山心を揺れ動かされました。文字では表現しにくいであろう絵画の描写。読んでいると絵が頭の中で浮かんでくる不思議。
好きという気持ちが、優し...続きを読むく描かれている素敵な作品でした。
不器用な攻めと同じように不器用な受け。二人とも優しくて愛しくて切ないです。
章タイトルがとても印象的な作品。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年07月14日

待ちに待っていた、朝丘戻。さんの最新刊。
今回、書下ろしとのこと。

絵かきさんと高校生のお話。
どこかでみた設定の話だなぁ、と思っていたら、初期の朝丘さんの書籍を読んできた方なら後半に行くにつれて謎が溶けます。

相変わらずの美しい言の葉の綴り。
言葉遊びの数々。

ただ、今までの作品に比べて、ハ...続きを読むッピーエンドというか、ふかふかとしたもの・救われた感じが多い気がします。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年07月27日

仕方のないことだけれど、発売時期(盛夏)と物語の設定(真冬)が個人的にちょっと・・・。
そして、今回も、やっぱりちょっと不器用でダメな大人でした。

病床の父から託された、渡すことのできなかった大切な人への手紙。
それは高校時代、父が恋をした相手であり、十希が大切な心の拠り所にしていた絵を描いた画家...続きを読むの工藤旭に宛てたものだった。
何かに行き詰った時、迷った時、勇気が欲しい時、必ずその絵を眺めに行っていた。その絵はいつも自分に答えをくれる。
思えば、その絵のせいで、父から聞いた思い出話のせいで、十希は出会う前から、旭に焦がれていたのかもしれない。
それか、もしかしたら、同じ人に恋する遺伝子の仕業かな。

十希はまだ18才なのに、精神的に成熟していて、
なんかもっと、弱くてわがままで子供でもいいんだよって肩をポンって叩いてあげたくなる。
一方、旭は両親の離婚のせいで恋愛不信。何よりも絵が大事で、恋愛の機微にもうとい。
一途に想いを寄せてくる十希を憎からず思いながらも、大事な先輩の息子だから、同性愛なんて受け入れられないからと、ひとしきりウジウジします。
でも、旭にとって、いつしか十希は自分の全てを受け入れてくれる、理解してくれる、作品のインスピレーションを与えてくれる〝ミューズ〟になる。

高校生と亡き父の高校の後輩という設定なので、親子に近い年の差なはずなのに、攻の旭に全然〝大人感〟がなかったよ。
どちらかが圧倒的に精神的優位に立つ年の差モノスキーとしては、そのへんちょっと違うのかなと。

脇役の秋山×美里の方がかなり気になりました。
これはきっとスピンオフが出るんだろうな~と思わせる引き。

物語の大切なモチーフになった絵画や冬の情景が美しい。
春を待つ、雪がちらつくような季節にもう一度読んでみようと思います。

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