米原万里のレビュー一覧

  • 魔女の1ダース―正義と常識に冷や水を浴びせる13章―

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    同時通訳家であった彼女の言葉のセンスが光る一冊。そのリズムは軽快で、どこまでも言葉は美しい。
    いろいろな国のお国事情や小噺がいっぱいで楽しい。イスタンブールの海峡の眺められるホテルのバルコニーなんかで、ビールでも飲みながら読めたらすごく素敵なのにな。

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    2016年07月12日
  • ロシアは今日も荒れ模様

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    ロシア人のあまりの人間臭さが意外。ロシア人に対して冷淡で粗暴な印象を勝手に抱いていたけど認識を改めた。もっとフレンドリーになれそうだけども生憎身辺にロシア人はいない。
    ロシア人からウオッカを奪ったらどうなるのか、これは生きるか死ぬかといった問題だろう。兎に角最後はウオッカに結びつくところが粋だ。
    因みに著者は他界されている。

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    2016年04月29日
  • 魔女の1ダース―正義と常識に冷や水を浴びせる13章―

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    変にアカデミックっぽい分析を加えなくても、おもしろエピソード、エッセイでよかったのではという気がする。

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    2016年03月27日
  • 打ちのめされるようなすごい本

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    気になった本

    記憶力を強くする
    赤いポスト白書
    猪谷六合雄
    笹まくら
    三銃士
    ダニにまつわる話
    禿頭考
    戦争広告代理店

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    2018年11月25日
  • ガセネッタ&シモネッタ

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    題名ほど?ガセネッタシモネッタではない。言葉や言語に対する熱さがつまっている。他言語に対する興味だけじゃなく、日本語への愛着も深まった…かな?
    色々なところで発表された作品を集めているので仕方がないが、同じような話が何度も出てくるので、ちと飽きる。

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    2016年02月09日
  • ロシアは今日も荒れ模様

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    ウォトカの話はびっくりするけどおもしろい
    節々に出てくるロシア人の小噺をもっと知りたいと思う
    後半、政治的な部分は予備知識がなくて読み飛ばしてしまった

    ちなみにエルミタージュのトイレはとってもきれいで近代的になっていた

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    2016年01月17日
  • 不実な美女か貞淑な醜女か

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    通訳は翻訳と違うこと。
    通訳をする際の特殊性,難しさ(正確さと表現のトレードオフ,変換不可能な言葉,・・・)
    同じ言葉でも文脈によって意味がまったく異なること
    人のスピーチは冗長である。ゆえに同時通訳が成り立つ。冗長な部分を削除するから。しかし,あまりにも削除や換言をすると内容や意図から乖離することがある。
    ソ連やロシアの話はあまり聞かないし読まないから新線だった。

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    2015年09月22日
  • マイナス50℃の世界

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    暑さを和らげようと思い「マイナス50℃の世界」に足を踏み入れました! しかしながらマイナス50度は想像を絶していて、涼しいどころの話じゃありませんでした。
    人間っていろんな環境に適応できるんだなあ。極寒の世界では氷は滑らない、というのは面白かった。知らない世界をもっともっと知りたいと思いました。

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    2015年09月04日
  • 発明マニア

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    「せこい発明でこの世の大問題を解決するしかけ」
    といっているが、そのアイデアには ほっと するものが多い。

    ほかのエッセイが 文化の違いをうまくとらえて、
    そのギャップに 米原万理節が さえるのだが、
    この本は 全く違った 視点で 組み立てている。
    興味 というものの 広がりや アンテナの感度がいい。

    ブッシュの好戦性に、すがりつく小泉の関係を
    ブラックユーモアで 釘を刺す。
    よく、そのエッセイが 掲載されたなと思うほどである。

    死の直前まで、書かれていることに
    米原万理の 情熱を 感じるのである。

    同居者である イヌやネコに対する愛情も注ぎ込まれている。

    この『せこい発明』が 実用化されたら おもしろいかも。 

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    2015年07月06日
  • 不実な美女か貞淑な醜女か

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    わたしの尊敬する作家が、著作の中で『この世に面白くない本などない。面白くないと思うなら、それは内容が理解できないだけだ』というようなことを言わせているが、ほんとにそうだと思う。
    この本の内容などほとんど知らず、タイトルが面白かったので読んでみた。
    ロシア語通訳者のエッセイ。
    通訳という仕事について、いろいろと知ることができた。
    知らないことを知る、それが本を読むことの醍醐味だと思う。
    実に勉強になったし、面白かった。
    外国語を習得したいと思うなら、まず母国語を磨けという一言に感銘を受けた。
    第一言語以上に第二言語が上達するはずはないのだから、日本語が下手なら外国語はもっと下手ということになる、と。
    言葉を習得するだけではなく、操るのならその国の文化や習俗、歴史なども知らなければダメだということも。
    確かに、日本語の上手い言い回し、みたいなものって、知識と教養がないと使えないし理解できないよな。

    東京生まれ東京育ちのバイリンガルが、地方に行って駐留米軍兵に現地の人との通訳を頼まれ、何を言ってるのかサッパリ理解できず、別の現地の人に標準語に訳してもらってから英訳したなんて話も面白く読んだ。
    確かに、わたしも夫の親族に方言が強すぎて言ってることが理解できない人がいる。
    日本人なら日本語がわかって当たり前だろ、とはならないこともあるなぁ、と。

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    2018年03月20日
  • 必笑小咄のテクニック

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    小咄の構造についての考察。いかに話の落ちをつけるか。各章末には練習問題のようなものがあるが,なかなかうまい答えを出せなかった。これからスピーチをすることも多いし,なんと言っても授業においても毎回しっかりつかむことも大切だから意識して話を工夫してみることにしよう。

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    2014年12月14日
  • ガセネッタ&シモネッタ

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    内容(「BOOK」データベースより)
    国際会議に欠かせない同時通訳。誤訳は致命的な結果を引き起こすこともあり、通訳のストレスたるや想像を絶する…ゆえに、ダジャレや下ネタが大好きな人種なのである、というのが本書の大前提。「シツラクエン」や「フンドシ」にまつわるジョークはいかに訳すべきかをはじめ、抱腹絶倒な通訳稼業の舞台裏を暴いたエッセイ集。

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    2014年12月03日
  • ガセネッタ&シモネッタ

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    ネタバレ

    以前、読んだことがあるかも。あるいは、どこかに寄稿されているのを読んだか、R国関係者からエピソードとして聞かされたか、いくつか聞き覚えのある話があった。

    氏は、R国関係者としては非常に身近な存在。以前の上司は大学で同期だか1年先輩だったかで、しょっちゅう「万理ちゃん、万理ちゃん」と話をしていたっけ(懐)。

    読んでみて、改めて米原万理さんのパワフルな生き様、大胆、明快な物事の割り切り方が痛快だ。
    言葉の表面でなく、その背後の意味を汲んで相手に伝えなくてはならない通訳という職業柄、そうした言葉の”意味”から解放される”駄洒落”が大好きだと言い放つ(同時通訳者に多いとも)。 世のオヤジギャクを発するオヤジたちも(自分も含め)、そうした意味ある日常、理屈や屁理屈にガンジガラメの仕事の日々から、ふと解き放たれる”ダジャレ”に一時の浮遊感を味わっているのかと思えば、冷たい視線を送ることなく、自虐自戒をすることもないかなと思えたりする。

    また、言葉、コミュニケーションの達人ゆえに喝破する、人類の”聞いてもらいたい願望”の類推が見事だ(”懺悔せずにはいられない”)。犯人の自供を粘る刑事の話から、懺悔という仕組みを構築したカトリックの繁栄へ、そして、インターネットという怪物が人々を取り込んでいく勢いも、人類の願望を利用した”宗教的”だというクダリは、唸らされた。

    言葉に、もっと真摯に向き合おう(ロシア語にも…)。

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    2014年11月06日
  • 米原万里の「愛の法則」

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    翻訳の大先輩の言葉として、大変興味深く読みました。ソヴィエト学校での厳しい国語の授業に加え、あの長年の自発的な「読書」の積み重ねが万里さんの才能と魅力の根底にあるのだと実感。もっと長くご活躍の姿を見ていたかったです。

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    2014年10月09日
  • 不実な美女か貞淑な醜女か

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    ネタバレ

    <通訳あるある。プロも日々勉強。>

    一流のロシア語通訳者である著者のデビュー作。

    ・時間との戦いが、通訳の宿命である。
    ・掛けられる時間と、成果物が記録に残るか残らないか、という2点が通訳と本質の大きな違いであること。

    ぐらいはある程度想像のつく事であるが、以下の様な事は読んでみて初めて知った。

    ・通訳者は新しい分野、例えば軍事工学、医学、原子力etc...の通訳を依頼された際は関連する知識と専門用語を叩き込む。要はプロでも日々是勉強という事。更に、
    ◇現在ロシア語通訳協会に百六十名ほどの会員がいる。そのうち理工系出身者はわずか五名で、残りの圧倒的通は大学でロシア語かロシア文学を専攻した人たちだ。78
    理科系の出身者が自分の専門分野の複雑さを知りすぎているからこそ、他の分野にはてをだしかねていて、逆に文科系出身者は怖いもの知らずで、難しげな仕事を請け負うのではないかと著者は分析する。そして、
    ◇どんな複雑な機器や装置であれ、所詮人間の作ったものである。その人間に対し飽くなき探究心を抱く者にとって、機械だけがどうして無縁で有り得よう。79
    これは小町直美氏の引用であるが、熟練の通訳者が辿り着いた、非常に示唆に富んだ意見である。

    ◇通訳稼業に振り向ける時間を八とすると、少なくとも二は、翻訳の仕事を引き受けるように、私はつとめている。なぜか。時間の成約(中略)に甘えて絶え間ない妥協を続けていく通訳という営みには、訳が非常に粗雑に、まずしくなっていく危険がつきまとう。限られた時間の範囲内であれ、最良最適の訳を目指すという、翻訳者的性向を併せ持つためには、時々もう少し時間的余裕のある環境に身をおいて、じっくりと辞書や専門書に当たり、より的確な語彙、より含蓄のある表現を探索する機会がどうしても必要になってくるのである。139

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    2014年08月13日
  • ロシアは今日も荒れ模様

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    20140705 ソ連崩壊の頃の事を思い出した。その後の状況を見れば歴史の一段階だったのだろう。プーチンになってもロシア人の本質は変わらない事を祈る。

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    2014年07月05日
  • ロシアは今日も荒れ模様

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    ロシア人の民族性というのかロシアの雰囲気みたいなものが少し分かって面白い。内容はゴルビーやエリツィンなどの有名人やタクシー運転手などの一般人のエピソードなどの詰まったエッセイ。それにロシアの歴史や政治経済などもちょっぴり勉強になる。

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    2014年06月07日
  • ガセネッタ&シモネッタ

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    『不貞な…』の直後に読んだので、多少重なる部部があり、前回ほどの感激はなかったものの、あっという間に読みきった。

    意思疎通を成立させる通訳という職業、米原さんのその語術はすばらしい。
    本作で「芋蔓式読書」の章が突然ですます調で書かれていた。文体が変わるだけでこんなに文章がかわってしまうんだ。この一章だけ、米原さんへの思い描いていたイメージがガラッと変化した。

    原発言者の言葉をイメージどおりに外国語へ転換する。そんな大それた通訳という仕事を面白く垣間見れる一冊。

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    2014年03月26日
  • ガセネッタ&シモネッタ

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    ロシア語同時通訳者である作者が、通訳の苦労話や醍醐味をユーモアを交えて綴ったエッセイ集。

    小学校3年生から親の赴任先である、チェコのソビエト学校に編入させられ、
    毎日4〜6時間まったく言葉がわからない、
    チンプンカンプンな授業に出席し続ける耐え難さを経験。

    「人間は他者との意思疎通を求めて止まない動物なのだ。
     少女期のこんな体験ゆえに、今の職業を選んだのかもしれない」
    の言葉に、コミュニケーションを取り持つ職業への自負とプライドを感じた。

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    2014年06月06日
  • ガセネッタ&シモネッタ

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    2、3ページほどのエッセイをまとめたもの。
    どれも短くも面白いのだが、結構著者の別作品で取り扱っているテーマが多い。

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    2014年01月30日