鮎川哲也のレビュー一覧

  • 黒いトランク

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    読み応えがあって面白かった。
    登場人物の描写や会話が少なく、謎解きの記号として使われているので、今読んでもそれほど読みにくさを感じず読めた。

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    2024年01月31日
  • リラ荘殺人事件

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    ネタバレ

    ミステリの金字塔
    初鮎川作

    トリックがお見事
    昔の作品でも楽しく読ませていただきました。
    トリックがお見事で最後の種明かしはとても気持ちよかったです。

    ただ警察ポンコツ過ぎたのが残念
    小説だからまだ許せたのかもしれないが、このまま映像化したらイライラして途中で見るのやめてしまうのではと感じてしまう。
    最近の実写化が酷いのもそういうところからきているのか とも教えてくれた本でした。

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    2024年01月20日
  • 竜王氏の不吉な旅~鮎川哲也「三番館」全集 第1巻~

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    1970年代の作品。もちろん描写にレトロ感はあるが、面白かったです。
    少し頼りない探偵だが、心強い味方が顔馴染みの達磨顔のバーテンだ。ピタリと真犯人を言い当て、事件を解き明かす安楽椅子探偵!
    なんとなくその探偵を大泉洋さんで脳内再生してしまいました。

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    2024年01月02日
  • リラ荘殺人事件

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     トランプが重要な鍵となる本格ミステリー。意外な犯人で驚かされたが、警察が思った以上に無能でやらかしているのが気になった。

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    2023年12月29日
  • 沈黙の函~鬼貫警部事件簿~

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    ネタバレ

    中古レコードショップの共同経営者の1人が、珍品の蝋管レコードの引き取りのため函館へ。レコードを函館から発送の行方不明になった彼は、レコードを送ったはずの荷物から首だけになって発見される!

    鬼貫警部ものだけど、捜査は丹那刑事と、あとは容疑者の1人が容疑を晴らすために依頼した私立探偵がほとんど捜査してた上に、かなり重要な発見をこの一見さんの探偵がするもんだから、そこはちょっと拍子抜け。でも最後の推理はさすが!
    最初、函の中から発見される死体とか、それが発送されたものであるとかいうところから『黒いトランク』を連想したけれど、あれは鬼貫警部が出ずっぱりだったのに対してこちらは最後しか出ないし、競馬の人となりとかもあんまり見れないし、何よりトリックが全然違う!アリバイもの出ないことはないんだけど、その要素はうっすらだった。
    でも面白かった!

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    2023年09月24日
  • リラ荘殺人事件

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    読みながらワクワクした。
    決して全てがフェアではないと思いながらも(当時と今では常識が変わっているのは当たり前だとは思う)、私の推理はしっかり外されたし、意外な結末だった。
    随分昔に書かれた本だと知りつつも、一度読んでみて良かったと改めて感じた。

    一癖も二癖もある大学生の殺人事件ものは結構自分好みかも、と思った。

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    2023年07月07日
  • 竜王氏の不吉な旅~鮎川哲也「三番館」全集 第1巻~

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    2023.05.21
    三番館のバーテンの味わいが深い短編集。
    丁寧に謎解きをしているので、1970年代というレトロな感覚と併せて、ミステリ初心者にも楽しめる一冊。
    私は「白い手黒い手」になるほど!と思わされた。

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    2023年05月21日
  • リラ荘殺人事件

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    ネタバレ

    結構昔の作品なので言い回しが難しいなと感じる部分があったが、読み進めていくうちに慣れていった。
    人がめちゃくちゃ死んでいくなと思った。
    最後まで犯人が分からなく、続きが気になるのでどんどん読み進められた。面白かった。

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    2023年05月06日
  • 偽りの墳墓~鬼貫警部事件簿~

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    鮎川哲也の長篇ミステリ小説『偽りの墳墓~鬼貫警部事件簿~』を読みました。
    『人それを情死と呼ぶ~鬼貫警部事件簿~』、『準急ながら~鬼貫警部事件簿~』に続き、鮎川哲也の作品です。

    -----story-------------
    浜名湖東岸の温泉街で、土産物屋のおかみ・いくが首吊り死体で発見された。
    自殺を偽装した痕跡があったことから、多額の保険金を掛けていた夫・捨松(すてまつ)が疑われるがアリバイが崩せない。
    さらに、保険会社の依頼でいくの死を調べていた美人調査員が殺される、第二の事件が発生。
    やはり真犯人は捨松なのか!? ところが事件当日いくを訪ねてきていた第三の男の存在が浮上して……。
    巧緻を極めたトリックに鬼貫警部が挑む!
    -----------------------

    1962年(昭和37年)に『小説新潮』で発表された短篇を翌年、長篇化したもので鬼貫警部シリーズの作品です。

     ■一 夜おとずれた客
     ■二 湖畔の疑惑
     ■三 カードの数字
     ■四 服は汚れていた
     ■五 手紙と万年筆
     ■六 海の島
     ■七 なぜ驚いたか
     ■八 雨の唄
     ■九 残された解釈
     ■十 破局の対話
     ■付録1●あとがき 鮎川哲也
     ■付録2●偽りの墳墓 鮎川哲也
     ■エッセイ●鮎川哲也氏と私と鎌倉など 斎藤栄(作家)
     ■解説●鮎川哲也と取材旅行 山前譲(推理小説研究家)

    浜名湖沿岸にある温泉地・舘山寺の土産物屋の女将・山野いくが首吊り死体が発見されるが、遺体には偽装工作の跡が見え、夫・捨松に容疑が懸かかり、自殺を装った保険金目的の殺人事件として捜査が始まる… しかし、捨松には鉄壁のアリバイがあり容疑者から外される、、、

    その後、保険会社からの依頼で、りくの殺害事件を調べていた女性調査員・須田和歌子が他殺死体で発見される… 当初は保険金目的の殺害に続き、その事実を知った調査員を殺害するという一連の事件と思われたが、捜査を進めるうちに意外な事実が判明し、事件は二転三転する……。

    読み終えてみれば納得の真相ですが… なかなか難しいアリバイ崩しでしたね、、、

    ちゃんとフェアに情報は提示してあるんですけどねー そこが、鮎川哲也の作品らしいところですかね… メモや万年筆、赤いワンピースといった小物の使い方も巧いし、当時のハンセン氏病への社会の無理解等も織り込まれており、社会派としても読める逸品でした。

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    2023年04月16日
  • 準急ながら

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    鮎川哲也の長篇ミステリ小説『準急ながら~鬼貫警部事件簿~』を読みました。
    『人それを情死と呼ぶ~鬼貫警部事件簿~』に続き、鮎川哲也の作品です。

    -----story-------------
    はたして、奇怪な殺人事件を解く鍵はどこにあるのか? 雪深き北海道・月寒で瀕死の怪我人を助けた海里昭子。
    その美談が十数年後、新聞に採り上げられた。
    一方、愛知県・犬山で、経営不振にあった土産物屋店主が何者かに刺殺される事件が。
    だが驚いたことに、被害者の鈴木武造は、出身地・青森で健在だとの情報が入った!?
    ―一見無関係な事件がダイナミックに絡みあう。
    そして、鬼貫警部を悩ませるのは鉄壁のアリバイ。
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    1966年(昭和41年)に刊行された鬼貫警部シリーズの作品です。

     ■一 昭子の不愉快
     ■二 灯が消える
     ■三 霧のなかの男
     ■四 優雅な師匠
     ■五 尾行
     ■六 アリバイ
     ■七 なぜパイを喰わせたか
     ■エッセイ●鮎川哲也が贖ってくれたもの 西澤保彦(作家)
     ■解説●鮎川哲也と鉄道アリバイ 山前譲(推理小説研究家)

    16年前に北海道・月寒で人助けをした海里昭子が、そのことが新聞記事になった後に殺害され、犬山の土産物屋の主人・鈴木武造がこけし詐欺の男に殺害される… さらに被害者の鈴木武造は、出身地・青森で健在であることが確認され、被害者は偽名を使っていたことが判明、、、

    警察が捜査を進めるうち、全く無関係と思われた2つの事件が繋がる… そして、2人が16年前に神戸で発生したある殺人事件で偽証をしていたことが明らかになる。

    繋がりの見えなかった複数の事件の関係性が徐々に明らかになり、容疑者が絞られていくが、そこには鉄壁のアリバイが立ちはだかる… 前半は、複数の事件がひとつの輪となっていく意外性が愉しめ、後半はアリバイトリックを崩すための仮説と検証を地道の繰り返すという鬼貫警部シリーズらしい展開が愉しめました、、、

    列車の時刻表、写真のフィルム… 時代を感じさせる小道具も良いですねー 面白かったです。

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    2023年04月14日
  • りら荘事件

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    面白かったが概ねこういうことだろうなというのはわかった。
    本人が気づかないことある!?という箇所や、クローズドじゃないのにそんなに閉じ込めておけるか?という疑念がややある。

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    2023年03月18日
  • 黒いトランク

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    戦後、間もないころの香りが漂う物語

    作者は鮎川哲也
    その名は東京創元社主催の推理小説新人賞「鮎川哲也賞」でおなじみ。
    彼の1956年の出世作で、今もって名作とされる物語。

    ようやく復興の進んだ東京の汐留駅に、異臭を放つ黒いトランクが届けられた。
    事件は九州での捜査により一旦解決を見るも、とある依頼から警視庁の刑事により再捜査が始まる。
    物語は次第に、トランクと駅、鉄道、不審人物の行方の謎が絡み合って、少しずつ異なった様相を示し始める。

    描かれているのは戦後まだ国内航空便が再開されておらず、鉄道や汽船が重要な移動手段とされていた時期。
    描写の中にも、戦後間もないころの情景があちこちにちりばめられている。
    そういったところは横溝正史の描く時代背景にも共通するが、どちらかというと都会的な雰囲気が、場面や登場人物への色付けに施されているところに独特のものがある。

    ここに、「戦後の本格推理小説の原点」といわれる所以があると思う。

    この後、鉄道を使って数々の“旅する刑事”が作り出されていく……。

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    2022年12月13日
  • リラ荘殺人事件

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     久しぶりの本格。しかも1950年代に書かれているので、古風な言い回しや現代の感覚ではあり得ないような言動がさらに雰囲気を盛り上げる。クローズドサークルでもないのに人が死にすぎとか、安易に殺し過ぎとか、警察が無能過ぎとかツッコミどころ満載だが、中身はしっかり本格。斬新な手法でもないのに真相がまったくわからず、楽しんで読めた。殺人現場に残されるスペードの札もちゃんと機能している。紗絽女や尼リリスなどネーミングセンスが凄いが、終盤には気にならなくなっている。

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    2022年11月19日
  • リラ荘殺人事件

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    荒川の上流秩父にあるライラックの花に囲まれた日本芸術大学のレクリエーションの寮、ライラックの別名「剌羅(りら)」を冠した「リラ荘」に7人の学生が避暑に訪れる。翌日近くの崖下に屍体、そして連続殺人に発展する。
    1956~57年に雑誌連載された作品だけに表現や文体の古さが否めないが慣れてくると読み難さは無くなる。次々と事件が起きテンポ良く進む物語、伏線そしてフラグ、複雑なプロットに謎が深まる。
    早々に現れる刑事の呑気な捜査に呆れるも、探偵星影龍三の登場にお手並み拝見。本格ミステリの金字塔。
    ★★★★✩ 4.0

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    2022年06月03日
  • リラ荘殺人事件

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    鮎川哲也の星影龍三シリーズの第一作
    鮎川先生の作品は始めてで、イメージとしては時刻表などアリバイがメインの作品が多いと聞いていて、なんとなく敬遠していたが、本作は山荘で学生が次々所されるという
    とても丁寧な本格推理で、最後まで集中して読みました。 
    ただ探偵役やその他のキャラが薄く、ただの舞台装置になっていて、キャラクターを重視する人には不評かもしれない、あくまで推理を楽しみたい人向けだと感じた。

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    2022年01月31日
  • リラ荘殺人事件

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    ネタバレ

    シンプルでしっかりした正統派ミステリーという印象。ヒントが散りばめられていて推理しながら読んだのが楽しかった。
    犯人が誰かと、牧のナイフを利用したトリックまではわかったものの細かい部分には辿り着けなかった。犯人が砒素から逃れた方法は思いつきはしたものの、そんなわけ無いよねと切り捨ててしまっていた(笑)砒素にそんな効用があるとは知りませんでした…
    文体や設定の古めかしさもレトロな雰囲気を醸し出していて楽しめた。

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    2021年07月10日
  • リラ荘殺人事件

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    古いけど古典ってまではって印象だからかな?ダサいなーって場面が沢山あって笑えた
    大学生がランニングシャツに釣り竿背負って釣りに出かける とか
    あと、毒殺のトリックが今の常識で考えると、有り得ないヤツで凄くびっくりした

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    2021年06月14日
  • 翳(かげ)ある墓標

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    「達也が嗤う」は超絶技巧が光る犯人当て小説。こちらは文句なしの面白さ。メインの表題作は社会派風味を帯びた異色の作品。小説としてはまあまあ面白かったが、古さが否めない。

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    2021年04月04日
  • 黒いトランク

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    ネタバレ

    私のようになんとなくすいすい読んでいって、おおよそのトリックであったり謎解きであったりといったものをゆるやかに楽しんでいるタイプの人には、時刻表トリックはあまり向いてないかもしれないけれど、表題のトランクに関するトリックでは、見事に鬼貫警部と一緒に悩まされて、最後に明かされるトリックになるほど!と思わされる。
    刊行されたのがずいぶんと昔であるけれど、今の時代に読んでも違和感なく入り込むことができる。
    自身でトリックを解いていきたい人には一部納得のしかねるところもあるというのは、他の人の感想を見ていると確かにそうだとは思わされるものの、あくまでもこれは虚構であって現実ではない。そこにツッコミを入れるのは野暮に感じる。

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    2021年01月03日
  • リラ荘殺人事件

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    ネタバレ

    ずっと読みたかった作品、ようやく読み終えた。44年前の作品ということで、今ではありえないと思える所も多いけど、細かい点まで全て回収されていて、さすがによく出来ているなぁ...という印象。
    最後まで犯人は全然分からなかった。
    でも刑事が何人も一緒にいるのにもかかわらず、ポンコツ過ぎやしないかい?w

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    2020年12月29日