鮎川哲也のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
松本清張『点と線』を頂点とし、長らく隆盛を極めた日本特有の社会派ミステリに対して、孤高の本格ミステリ作家:鮎川哲也が放った鬼貫警部ものの代表作。<アリバイ崩し>という、ある意味で大技のない地味な印象を与えるプロットながら、読者の予想を次々と覆す展開がビンテージの貫禄に相応しい一編だ。情景描写・心理描写・説明描写の練り方がすばらしく、折り目正しい文章を読むだけでも心地好い。名探偵役による快刀乱麻の推理・解決を楽しむのではなく、謎を秘めた事件そのものの構造が丹念に開示されていく過程を楽しむ。主役はあくまで事件なのだ。タイトルに込められた意味が重層的な余韻を残し、読後の印象を哀しいセンチメンタリズム
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Posted by ブクログ
ミステリー長編。鬼貫警部シリーズ。
レコード店に勤める中年男性は、レコードの買取にでかけたまま消息をたった。数日後、買い取ったレコードが宅配で届けられる。箱を開けるとそこには行方不明になっていた男性の首が入っていた!!
以前アンソロジーで鮎川さんの短編読んでおもしろそうだな〜と思って買い込んだうちの一冊。
鬼貫警部シリーズっていうくらいだから、彼がばり×2活躍して事件の絵解きをするのかと思いきや、彼が登場したのは後半の後半でした。ある意味一番やられたのはその点かもしれません(笑)
正直言うと、私好みのミステリではないかな〜。おもしろくないことはないけど、シリーズ読破したいと思わせる強い