小泉武夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読書録「地球を肴に飲む男」3
著者 小泉武夫
出版 講談社
P135より引用
“口に入れたときにはまだ硬さがあって噛むだけなんですけれど
も、そのうちにトロリトロリと解け出して参りまして、次第にネ
ットリムニュムニュって感じになってきます。”
発酵学者である著者による、世界中を周って食べて飲んだ話を
まとめたエッセイ集。
目次から抜粋引用
“愉快な酒は豪快な人生から
虫を肴に酒を飲る
魚は最高の肴である
黒い酒黒い魚
エビスキー氏の自慢話”
歓楽街での話からジャガイモについてまで、著者の酒と肴への
愛情あふれる様子が書かれています。
上記の引用は、ラオスでの話の一文。
ネズミの燻製についての感想ですが、なかなか美味しそうです。
今日本では食材として一般的ではありませんが、ネズミは昔から
よく食べられたタンパク源のようです。モルモットも原産地では
食用だと、どこかで読んだ気がします。そういえば「テルマエ・
ロマエ」の6巻で、ヤマネを食べるシーンがあったようにも記憶し
ています。ねずみ算式に増殖するのだから、これから日本でも有
望な食材になるかもしれませんね。
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Posted by ブクログ
発酵は食物を消化しやすくするという意味で加熱と同様の効果があり、他の微生物の繁殖を防ぐことによって保存することができる。人類が長年の経験で獲得してきた知恵であり、地域の環境や生活にあった技術が、簡単にできる料理が増えたことで失われつつあるのは確かに残念なことだ。
旧来から乳搾りを行っていた地域が中央アジアやインドから西に広がり、東アジアや東南アジアでは行われていなかった。逆に、東アジアや東南アジアでは大豆発酵食品や塩辛、魚醤、ナレズシなどの文化がある。発酵食品という切り口で見ても、東西の生態学的な違いがはっきりと見て取れるのはおもしろい。
・日本人の死亡原因の内訳は、生活習慣病65%、感染症10%、事故・自殺25%。
・生活習慣病の予防法は、禁煙、適度な運動、清潔、食の健康。
・ドロドロ血液に効果的な食品は、「おさかなすきやね」お茶、魚、海藻、納豆、酢、きのこ、野菜、ネギ。 -
Posted by ブクログ
震災が発生する前、多くの人たちが「食料自給率」を問題にしていました。 でもその時点では KiKi はこの手の本を読んでみようとはあまり思いませんでした。 それはこういうことに興味を持っていなかったから・・・・ではなく、考えても考えてもある種のドツボに嵌ってしまって、そこより先に思考が進んでいかなかったからです。 と言うのも、今の自給率の低さは問題だと思っているけれど、じゃあ何パーセントだったらいいのか?と考えると100%がいいとは必ずしも言い切れないと思っているところがあるというのも原因の1つです。
安かろう悪かろうは問題だと思うけれど、安くて高品質のものであればそれが異国産のものであってもそれを取り入れることが悪とは言えないわけで、じゃあほどほどのところっていうのはどこなのか?? それを考え始めると、コレという妙案なんていうのは出てくるはずもなく、常に思考がぐるぐると堂々巡りをするだけでどうにもならなくなってしまうのですよ。 それにね、もっと言えば物の品質ってよく簡単に口にするけれど、正直なところその良し悪しっていうのが見ただけ、触っただけでわかる・・・・と言えるほど KiKi は物を見分ける力が自分にあると思っていません。
(中略)
ま、そういう意味でこの本には期待していた(何せ裏表紙によれば「再生へのカギをにぎる取り組みを紹介してくれる」とあったので)のですが、正直ちょっと期待外れでした。 「国産が安全だ、安全だ」と連発している割にはどうして安全なのかがきちんと書かれているわけではないし、食料自給率が低すぎることを嘆いていてそこは共感できるものの、「じゃあ何パーセントだったら健全と言えるのか?」に関しても明確に書かれているわけではなく、著者の主張は「日本は現在工業国だけど農業国になるべきだ(つまり100%超の自給率になるべきだ)というものなのかなぁ??」と漠然と感じるような書き方になっているように感じられるんですよね。 食糧危機という観点からは確かに輸入に頼っているよりは自給率が高い方が安心だとは思うけれど、モノの見方っていうのはそれだけじゃないしなぁ・・・・。
(全文はブログにて)