小泉武夫のレビュー一覧
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非常に良い本だった。
農家を大切にしない、国と国民というのは皆が耳が痛いのでは
濃処の味は常に短く、淡中の趣は独り真なり
文化の不倫性(黒髪、日本食、日本酒、日本文化)が日本は激しい
無駄を出さないことが下ごしらえの基本
下ごしらえは準備と同意だろう、やはり人生にはそこが大切だ
箸の使い方は大事である。父にいつも厳しく指摘された。
鰹節は日本料理の世界遺産
繊維多量の根菜類、ゴボウ、ゼンマイ、ワラビ、ツクシ、タケノコ、レンコン、ヘチマ、乾燥野菜、モヤシ、フキ、これらで便秘などにはならない
一回飲み込むのに三十回の咀嚼
鍋料理は囲炉裏が持っていたコミュニケーション力を補うものだ
県南衛生工業のハザカプラントは完熟堆肥を25日で作成、これは相当凄いことらしい
発酵革命(FT革命=ファーメンテイション・テクノロジー革命)が起きれば日本もまだまだ。 -
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しょうたは納豆が嫌いです。
3歳の時体中につけてしまったあのねばねばべとべとが忘れられません。
「しょうた はたけいってみっか」ある日おじいちゃんに畑に誘われました。しょうたの大好きな豆を植えるんです。
しょうたは毎日豆の世話をしました。実った豆を茹でて食べて喜ぶしょうたにおじいちゃんは納豆をとっておきのものに変身させてくれます。
納豆です。
自分で毎日世話をしたまめから出来た納豆の美味しさに、しょうたは納豆が大好きになりました。
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写真絵本。
大豆を育てて納豆を作るまでがかかれてて子供にも分かりやすいです。
小学校の読み聞かせにも持ってゆきました。
「丸いものが密着」しているものが苦手な方は、表紙見返し部分にご注意。おそらく納豆菌だと思うんですが、私はこういうのが本当に苦手だ。 -
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「納豆の快楽」5
著者 小泉武夫
出版 講談社文庫
p128より引用
“つまり、食べものや飲み物によって性格まで変わってしまう、
という厳しい戒めをしているのですねえ。”
発酵学者である著者による、
納豆の魅力を余す所なく紹介する一冊。
納豆そのものについての知識から著者が考え出したレシピまで、
独自の楽しい文体で書かれています。
上記の引用は、
貝原益軒の「養生訓」の文を受けての一文。
自分の体を形作る物をおろそかにしては、
体だけでなく心も壊れてしまうようです。
確かに、
体調がすぐれない時は気分が荒れたり、
落ち込んだりします。
また病は気からの例えもあるように、
体調と心や気分はお互いに引っ張り合うのかもしれません。
レシピが22種類も紹介されているので、
料理本としても有用なのではないでしょうか。
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「人間はこんなものを食べてきた」5
著者 小泉武夫
出版 日経ビジネス人文庫
p99より引用
“チャンピオンと言うよりは、これはもう別格で、
その名をシュールストレミングという。”
発酵学者である著者による、
食に関するエッセイをまとめた一冊。
過去に他社から刊行された物を、
改題し文庫化したもの。
著者の専門である発酵食品についてから、
この先の大きな問題である食糧危機についてまで書かれています。
上記の引用は、
世界一臭い缶詰についての一文。
この著者の作品にはたびたび登場する、
おなじみの一品です。
しかし何度読んでもこの缶詰について読むたびに、
驚きと笑いがこみ上げてきます。
誰にでもおすすめ。
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「食あれば楽あり」5
著者 小泉武夫
出版 日経ビジネス人文庫
p213より引用
“舌と鼻と耳と手といった、いわゆる五感というものに
神経を集中させて怠らなければ、
その食材の持つ真味といったものと
必ず出会うことができるのだ。”
発酵学者である著者による、
日本経済新聞に連載されたエッセイをまとめた一冊。
シリーズ二冊目。
著者自らがその舌で体験した食や、
その周辺に関しての事柄が大量に書かれています。
上記の引用は、
ニシン一匹で他の人が心配するほど感動する著者が書いた、
味に対しての一文。
この後、
上記の境地に至れば何を食べても美味であると、
さらに著者は続けます。
あらゆる物をおいしく食べられる、
なんて幸せなんだろうと思います。
早く著者の境地に至りたいと思わずにはいられません。
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「食に知恵あり」5
著者 小泉武夫
出版 日経ビジネス人文庫
p49より引用
“ひょっとしたら江戸時代に紙まで食べて除いた「悪病」とは、
こうした生活習慣病だったのかもしれない。”
発酵学者である著者による、
日本経済新聞に連載されたコラムをまとめ、
書き下ろしを加えた一冊。
1996年に刊行された物の文庫版。
ありとあらゆる食べ物について、
事細かに面白いエピソードが書かれています。
同じ著者の「怪食紀行」シリーズよりは、
文体は固めのように思われます。
上記の引用は、
江戸時代に和紙を味噌汁の具にして食べていた話の、
締めの一文。
紙まで食べる位しないと生活習慣病を予防出来ないのなら、
現代の食生活で生活習慣病が多くなるのは、
当たり前なのかもしれません。
食べ物の事なのでどなたにでも。
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食エッセイならこの人
この本は二部構成で
一部は納豆そのものについて、二部は筆者特製の納豆レシピ
なかなかに濃い内容で、かなり納豆が食いたくなる(笑)んだが
この中に驚くべき記述が…
納豆とバナナを混ぜてシロップを掛ければデザートとしていける!
…ミスター味っ子とほぼ同等の内容w
でもさすがにステーキは作れない模様(笑)
また、テレビで紹介されていた納豆アイスについても触れられていました
★★★★★(納豆が嫌いじゃなければ)
あるある大事典で納豆が売れているらしいのには
まったく興味がわかなかった私ですが
この本を読むと食いたくなるw
余談ですが、豆繋がりで…
この正月始めて素肉を甘酢餡で頂きました
ちょっただけ豆の香りがしますが、豚ヘレの酢豚といわれても
全く分からないんじゃないかというお味、ご飯も進む
本格的な精進料理の店に行ってみたくなりました
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小泉武夫『食いしん坊発明家』新潮文庫。
久し振りに読む小泉武夫。小泉武夫が福島県の出身であることはおぼろげながら知っていたが、小野町の醸造所の息子だとは知らなかった。
表題作の『食いしん坊発明家』の他、『食いしん坊ガキ大将』を併録。『食いしん坊発明家』と『食いしん坊ガキ大将』は、小泉武夫の食にまつわる自伝的小説ということらしい。
飽食の時代と言われる現代では食品ロスや偏食、農産物や米をはじめとする食品の価格高騰、魚介類や農産物の不漁や不作、鳥インフルエンザなど、食に関わる問題があふれている。
昔は、僅かな食糧を創意工夫と手間を惜しまぬことで、様々な御馳走に変えていた。そんな食へのたゆまぬ挑戦とこだわりが描かれていて、面白い。
幼い頃から食に興味を持ち、出汁入り味噌を発明し、冬に泥鰌を採るための妙案を実行に移した主人公は東京の大学で農学部の農産加工学科に進み、卒業するや東京に醸造所の営業所を開業する。
そして、主人公は次々と珍妙な食の発明を行い、特許を取得するや食品や菓子メーカーに特許権を売却し、次の発明のための資金にする。米と牛乳から作ったライスチーズ、かぼちゃから作り出した糖蜜と砂糖、町中華が絶品ですの味に変わるニンニクラードとエビラードなど様々な食の発明。
ついには故郷の醸造所の近くに味覚人飛行物体食品研究所を作り、豆腐のおからを原料にした液体納豆や液体松茸の開発に成功する。
本体価格590円
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ネタバレ第1章 麹の種類と健康パワーの解説(多めで詳しい)
第2章 具体的などんな症状に麹の効果があるのかという症状別解説
第3章 乾燥麹から作る麹甘酒の作り方とアレンジドリンク
第4章 塩麹や塩麹のアレンジ版(ニンニク、塩レモン、しょうゆなどなど)の作り方
第5章 症状別麹の摂取の仕方、レシピ紹介
第6章 甘麹スイーツレシピ
全6章といった内容になっておりました。
大きな判型で全てのページに写真や図が掲載されておりとても見やすく開きやすいので、開きながらレシピを確認するにも良さそうです。
先日麹甘酒を作ったので、使用レシピを知りたく手に取りました。
本書のレシピはドリンク以外は一作成麹に対して一レシピくらいの量の掲載なのでレシピ数は思っていたより少なくて、自分は見た感じあんまり作らなさそうなレシピが多いと感じました。
でも使い方の要は、甘麹は砂糖代わり、塩麹は塩代わり、しょうゆ麹は醤油代わり、アレンジ塩麹系は足した素材の風味を生かせる料理に活用すれば良いのだとわかりました。
たまねぎ麹を使ったコーンスープは美味しそうでした。
塩麹が流行った頃塩麹も作っていましたが最近は使いたい時買っています。本書を読んでたまに作ってみようかな、しょうゆ麹も作ってみようかなと。
今作れそうなのは材料そろっている甘酒ココア。簡単なのから消費のために作ってみたいと思います。
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日本の三大発酵調味料である醤油・味噌・酢について、その製造方法や歴史、地域性や使用例、そして健康促進面(保健的機能性)などについて教えてくれる本。
醤油と味噌は、古代には「醤(ひしお)」と呼ばれ、古文書にも記されていて、初期の頃のものは固形状のもので醤油とも味噌ともまだ分けきれない調味料だったようです。大宝律令(701年)では、朝廷に醤院(ひしおつかさ)なる官庁が設置され、醤などの調味料を国家が司っていたことが読み取れます。それだけ、古くから大切にされ重宝され育まれてきた調味料なのでした。
醤油と味噌はともに、日本特有の細菌である麹菌を用いて製造されています。麹菌は蒸した米で育てたものが米麹、麦の場合は麦麹、大豆の場合は豆麹で、それぞれ作る調味料や地域によって使い方が異なります。たとえば醤油をつくるときには、麹菌のほか、耐塩性酵母、耐塩性乳酸菌も投与されます。ふつうは、細菌による腐敗を防ぐために塩漬け、醬油漬け、味噌漬けなどにしますが、耐塩性菌という細菌が存在していたことがひとつの幸運であるなあと感じました。人間にとってとても都合のいい仕組みになっているものです。
それと、詳しく書かれていますが、味噌と酢の健康面への好影響についての部分を読んでいると、ふだんよりももっと味噌や酢を食事に取り入れたくなりました。疲労回復! 長寿! などのワードと解説が、日ごろどことなく気にしている心理を射抜いてきます。
最後に、雑学的になるのですが、江戸時代における江戸庶民の酒量について書かれている箇所があり、ちょっと考えさせられました。江戸庶民の酒量は現代人の3倍近くだったそうなんです。現代日本人は世界と比べてアルコールに寛容だと言われるらしいですけど、江戸時代以来の(またはそれ以前からの)伝統なのかもしれないですね。
そこから推測するのがアルコールの離脱症状のこと。それだけ飲んでいるのだから離脱症状もしっかりあるだろうと僕は考えました。つまり離脱症状としてのひとつ、精神面に湧き上がる「不安」を取り上げたくなるのです。江戸っ子は白黒はっきりしたものを好む(二分法思考)だとか短気だとか、根っこにつよい不安を抱えていることが感じられる要素があります。
そこから考えるのが「粋」という文化。そういったつよい不安感に負けない気概が「粋」文化への原動力になっているような気がしてくるのですがどうかなあ。不安へのカウンター、あるいは超越方法として「粋」がある、という思いつきなのでした。