小泉武夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
【目次】
まえがき
第1章 とっても低い日本の食料自給率
食料自給率が低いと何が問題なのか
もし食糧の輸入がストップしたら
食料自給率が低いのはなぜか
食料自給率はどうすれば上がるのか
第2章 改革に成功した先人から学ぼう
食料自給率を改善した大統領、シャルル・ド・ゴール
学校給食を重視
270年前の殿様が地球を救う
農家が豊かになればみんなが豊かになる
みんなを幸せにするのが総理大臣の役割
儲かる農業をしよう!
1軒の農家でたくさんの顔を持つ
農家がレストランを作っちゃった
これからの農業をひっぱるリーダーを
第3章 ものの価値を知る
ニセモノのキムチ
食べものにも正義心を
食べものを変えたら健康になる
自然と向き合わないと本物はできない
大きなメーカーと小さなメーカー
もの選びで大事なこと
菅原文太さんの「日本農民党」
おなじ300円でも本物を買って幸せになろう
野菜の味と栄養は土が決める
堆肥はミネラルがいっぱい
三大栄養素だけじゃ野菜も人間もおかしくなっちゃう
中嶋農法
元気な野菜は虫に食べられても元に戻る
第4章 日本の食のために今すぐ取り組むべきこと
このままだと日本から食料がなくなる
農業の力が国の力を決める
ワクワクする農業に
耕作放棄地で大豆と飼料用稲を作る
学生や社会人を農業に動員
農業の再興のために国は手を尽くすべき
「ジビエ」でタンパク源を確保
マイペース酪農法
売れない牛乳に付加価値をつける
放し飼いが酪農の原点
お金をかけずに健康に育てる
世界一の栽培漁業を目指せ
発酵でエサを確保
生態系からものごとを考える
液体農業という可能性
生ごみは燃やしちゃダメ!
起こったら立ち止まろう
これからはFT革命
病気から逃れる免疫細胞
赤ちゃんは免疫細胞をたくさん持っている
免疫細胞は腸で作られる
発酵食品には無数の菌体が住んでいる
発酵食品を食べると免疫力が上がる
本物のキムチは免疫力をアップさせる
発酵技術で食べられる期間を延ばす
納豆菌は最強!
食べものをおいしくする熟成
抗菌物質を自然に作る
第5章 日本の伝統的な食生活を見直す
和食は最高の免疫食
江戸時代の超スタミナ食
大豆イコール牛肉
日本人が食べてきたもの
肉食は日本人には負担がかかる
肉を食べたら野菜を食べないと病気になる
肉を食べ過ぎるとキレやすくなる
安くておいしい鰯を食べよう!
おわりに -
Posted by ブクログ
ネタバレジュニア向けとなってはいるけど
おそらく大人が読んでも学ぶことは多いかと。
大体において今のそういったところでは
うわべだけしかそういうことは言わずに
なぜいけないか、ということは出さないからね。
うん、忖度しますからな!!
お金をうんぬん言って申し訳ないけど
本当に農業に真摯に向き合った時
その収入はかなり大きなものになります。
親戚の家の周辺の人たちの
持っているものを見れば察することができるので。
それと知人の方の実家も
最強クラスでしたね。
確か大台クラスです。
(個人の家よ?)
今のうちならば輸入に依存できるでしょう。
だけれども、環境がなくなりつつあると
どうなるか?
考えないといけないんじゃないかな。 -
Posted by ブクログ
読書録「食の堕落と日本人」5
著者 小泉武夫
出版 小学館
p25より引用
“ だが、一つだけ頭の中にとどめておいて
もらいたいことがある。それは、人間は食べ
物によって、肉体的にはもとより、精神的に
も大きな影響を受けるということだ。”
目次から抜粋引用
“日本食を食べない日本人は堕落する
日本の食の堕落と崩壊
美しき哉、日本食の本質
日本食の将来
この国の食の堕落をいかに食い止めるか”
発酵学者である著者による、現代日本人の
食生活の問題点と改善策を提案する一冊。
過去他社刊行文庫版。
旬の食べ物の美味しさから日本人の食生
活・食文化の今後についてまで、力強く語ら
れています。
上記の引用は、遺伝子と食文化について書
かれた項での一文。
飲み食いした物からしか、人の身体は出来て
いないのですから、何よりも気を付けたいも
のです。精神活動を司る脳や、その中でやり
とりされる化学物質も、飲食した物を材料に
つくられ、それを元に動くのですから、大き
く影響されて当然でしょうね。
毎日しっかり毎食、日本食を食べようと思
うと、急には生活を変えられないでしょう。
食事はまず楽しくないと美味しくもないで
しょうから、準備で疲れ切ってしまわないよ
うに、とりあえず一日一回、お味噌汁を飲む
くらいから始めてみたら、そのうち日本食を
食べる回数も増えていくのではないかと思い
ます。
食文化の未来に対する、著者の本気の思い
が詰まった一冊。あまり食べ物にこだわりが
ない人にこそ、読んでみて貰いたい作品です。
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Posted by ブクログ
小泉武夫『猟師の肉は腐らない』新潮文庫。
てっきり猟師メシをテーマにしたエッセイかノンフィクションかと思ったのだが、読んでみると非常に面白い小説だった。人間が人間らしく生きることの素晴らしさを食を通じて描いた秀作。勿論、小説の中に描かれる数々の猟師メシは小泉武夫の実食体験に基づいたものなのだろう。読んでいると味わったことの無い食感、匂い、味がリアルに伝わってくる。
食文化や発酵学を研究する農学者の主人公の『俺』は、渋谷の酒場で猪狩義政と出会う。その後、紆余曲折を経て福島の山奥で猟師となった猪狩義政の元を『俺』が訪ねる。まるで原始人の如く自然と共に自由を謳歌し、自給自足で自然に食を求める猪狩義政との数日間の暮らし…
さすがに昆虫食は御免であるが、野兎や猪、岩魚や山女は是非自然の中で食してみたいと思う。 -
Posted by ブクログ
読書録「くさい食べもの大全」5
著者 小泉武夫
出版 東京堂出版
p64より引用
“発酵中の糠みそには、1グラム(親指の爪に
乗るぐらいの量)中に数億の微生物が活発に
活動しているが、彼らはフグの毒(テトロド
トキシン)が大好物だから、貪り食って分解
し、アンモニアと水と炭酸ガスに変えていく。
これで毒がきれいに消えるのだ。”
目次から抜粋引用
“魚類
肉類
野菜・果物
酒類
チーズ”
農学博士で発酵の専門家である著者による、
とにかく匂いの強い食べものについてまとめ
た一冊。
魚や肉などの動物性のものから酒や漬物な
ど植物性のものまで、これまでの著者の中で
紹介されてきた食べ物の中から選びぬかれて
書かれています。
上記の引用は、フグの卵巣の糠漬けについ
て書かれた項での一節。
人のような大きな動物を、ほんの数ミリグラ
ムで死に至らしめる猛毒を、モリモリと食べ
て栄養にするというのですから、微生物とい
うのは何とも凄いものです。しかし、昔の人
は、そこまでしてフグの卵を食べたかったの
でしょうか?フグの骨は、縄文時代の遺跡か
らも出てくるそうですので、実に長い年月を
かけて食べ方を工夫してきたのかも知れませ
んね。
参考文献を見ると、全ての物が著者の作品
か共同執筆となっています。著者の食に対す
る長年の探求の、クサイ食べものに関する
集大成だと思います。
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Posted by ブクログ
農学博士であり自らの事を「発酵仮面」と呼ぶ小泉武夫先生の著書。
もう長いこと読書を趣味としているが数年に一度、最初の2~3ページで心をワシづかみにされる作品に出合うことがある、本作はまさにそんな一冊だ。
冒頭で「くさいものが好きな人の方が人間力がある」と豪語する先生が、くさい食べ物を一挙に紹介するタイトルそのまんまの非常に潔い内容である。
魚類、肉類、虫類(?)など10種類のカテゴリーごとに、150アイテム以上のくさい食べ物を紹介しているのだが、その匂いの表現がどれも素晴らしい。一例をあげるなら、
いしる 「肉感的というか、ちょっと猥褻な」
タクアン漬け 「円熟した色香漂う熟女」
タガメ醤油 「耽美で怪しい香り」
ドリアン 「神秘の芳香をもったお姫様」
くさや 「枕にして寝たい」 などなど…
ただ単に食べものを紹介するだけではなく、その食材の歴史や調理方法、実際に食したときのエピソードやその時食べた量までも事細かく紹介していて、くさいものに対する執着心というか深い畏敬の念が十分に感じられた。
いつかは先生のように世界中のくさいものを食べ歩きしてみたい。いや、したくない…