【感想・ネタバレ】食の堕落と日本人(小学館文庫)のレビュー

あらすじ

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食文化への深い造詣と食に対する果敢な行動力で人気の、小泉教授の辛口痛快エッセイ。納豆、干物、漬け物、日本酒など日本の伝統食に込められた深い智恵や工夫、健康への効果を見直す。また、現代日本人の食の堕落を嘆き、食の堕落は国を堕落させると警鐘を鳴らす。コンビニにたむろする若者よ、ダイエットに励む女性よ、疲れきったサラリーマンよ、今こそ日本の伝統食を食べて元気を取り戻せ! 永六輔氏も大絶賛、現代人必読の書。

※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。

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Posted by ブクログ

読書録「食の堕落と日本人」5

著者 小泉武夫
出版 小学館

p25より引用
“ だが、一つだけ頭の中にとどめておいて
もらいたいことがある。それは、人間は食べ
物によって、肉体的にはもとより、精神的に
も大きな影響を受けるということだ。”

目次から抜粋引用
“日本食を食べない日本人は堕落する
 日本の食の堕落と崩壊
 美しき哉、日本食の本質
 日本食の将来
 この国の食の堕落をいかに食い止めるか”

 発酵学者である著者による、現代日本人の
食生活の問題点と改善策を提案する一冊。
過去他社刊行文庫版。
 旬の食べ物の美味しさから日本人の食生
活・食文化の今後についてまで、力強く語ら
れています。

 上記の引用は、遺伝子と食文化について書
かれた項での一文。
飲み食いした物からしか、人の身体は出来て
いないのですから、何よりも気を付けたいも
のです。精神活動を司る脳や、その中でやり
とりされる化学物質も、飲食した物を材料に
つくられ、それを元に動くのですから、大き
く影響されて当然でしょうね。
 毎日しっかり毎食、日本食を食べようと思
うと、急には生活を変えられないでしょう。
食事はまず楽しくないと美味しくもないで
しょうから、準備で疲れ切ってしまわないよ
うに、とりあえず一日一回、お味噌汁を飲む
くらいから始めてみたら、そのうち日本食を
食べる回数も増えていくのではないかと思い
ます。
 食文化の未来に対する、著者の本気の思い
が詰まった一冊。あまり食べ物にこだわりが
ない人にこそ、読んでみて貰いたい作品です。

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2017年07月06日

Posted by ブクログ

美味しそうな本を沢山書いているので前から気になっていた。こんな辛口だとは思っていなかったが。心から日本を愛しているからにちがいない。醸造学と発酵学の専門家なので鰹節は日本料理の世界遺産だ。といわれるとそう思う。今から300年前。貝原益軒は養生訓の中でこういったらしい。飲む水や食べ物はよく選べ。それによって人の天性まで変わるのだから。それと著者の教えの中で好きだったのが「下ごしらえ」の重要性。我以外、皆我の師ナリ。そうそう。大人になっても世の中には学ぶべきことが沢山存在するので。いつも謙虚な気持ちで学んでいきたいものです。おいしい。にはちゃんと人々の汗と涙があること。水と土があるということ。

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2011年09月15日

Posted by ブクログ

戦後の失敗が農政と教育だったという指摘は流石。おむすびが産霊という言及もきちんとある。ただ、、、ちょっと書きぶりが煩いのは、この著者の気質なのだろうけれど、、。

0
2018年02月12日

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