小泉武夫のレビュー一覧
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読書録「発酵食品の魔法の力」4
編著 小泉武夫、石毛直道
著者 鈴木健夫、藤井健夫
出版 PHP新書
p104より引用
“ リスクゼロの食品などはマスコミがつく
りあげた幻想にすぎませんが、食品を提供す
る企業は、リスク&ベネフィット、つまり
「利益もあるけど、リスクも抱えている」と
いうようなことは口が裂けてもいえませ
ん。リスクがありますよ、などと公表すれば、
消費者にそっぽを向かれてしまいます。”
目次から抜粋引用
“発酵は人類の知恵
国民の盛衰は食べ方にあり
魚介類から多様な発酵食品をつくった日本の伝統
発酵の世界地図”
発酵や食生活の研究に携わる著者たちによ
る、発酵食品が持つ力と可能性を記した一冊。
発酵そのものについての解説から世界の発
酵食品についてまで、写真や地図などととも
に書かれています。
上記の引用は、食品のリスクについて書か
れた項での一節。
ほんの少しの不利益ばかりを見て、そっぽを
向いてしまうような消費者になると、いずれ
自分たちの食の選択肢を狭めることになるの
ではないでしょうか。
大声で宣伝される事の後ろには、隠しておき
たい何かがあるのかもしれませんね。利益と
不利益を比べて、自分にとって良い方向に向
かうように、食べ物を選びたいものです。
昔ながらの方法が廃れて、科学的な大量生
産で発酵食品の中身が変わっているものもあ
るようです。経済のチャンスロスを恐れて、
人が食べる量より常に多く作っておこうとす
るから、そのようなことになるのではないか
なと思います。
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Posted by ブクログ
自称「味覚人飛行物体」にして「発酵仮面」こと小泉武夫教授の新著ということで読んでみました。
醤油、味噌、酢に関する蘊蓄の数々、楽しかったですが、味噌については愛知県岡崎市などが今でも産地として有名な八丁味噌、豆味噌はおそらく高麗人によって製法がもたらされたとのことで、韓国のテンジャンとも製法が近いとのこと。改めて八丁味噌を味わってみたくなりました。
醤油については、小泉教授協力お勧めの「納豆と刻み昆布とニンニクのぶつ切りを醤油の中に入れて寝かせた特製の納豆醤油はぜひ試してみたいところ…
酢については、、、脂質代謝にやや異常のある私としては、改めて1日30mlずつ「飲んで」みなくては、、、近日中に「飲む黒酢」か何かの入手を図ります。(苦笑) -
Posted by ブクログ
福島県の田舎町を舞台にした、主人公と仲良しの玄白との子供時代の出来事を綴った青春小説。悪がき2名・・・という設定になっているが、村の成長を考え、行動的かつ独創的な動きが随所に見られ、とても良い2人という印象を持った。昭和時代の田舎町を彷彿とさせるほのぼのとした心温まる話が多い。話が進むに連れて、主人公達も年をとっていき、時代の流れも感じることができる作風。理系っぽい独特な文章の言い回しが出てくるが、それはご愛嬌。私生活でちょっと疲れ&落ち込んでいるときに本小説に出会い、気持ちを少しだけ落ち着かせることができた。殺伐とした現代社会や都会に疲弊している人におすすめしたい1冊。
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Posted by ブクログ
読書録「絵でわかる麹のひみつ」4
著者 小泉武夫
絵・レシピ おのみさ
出版 講談社
p29より引用
“ ところで,清酒醸造の歴史上,麹の登場や
応用にかかわるもっとも特筆すべきことは,
平安時代末期の12世紀にすでに「種麹」が発
明されていたことです。”
目次から抜粋引用
“麹を知る
麹や麹菌を使った日本の代表的な醸造物・発酵食品
麹菌の酵素を利用した産業
麹は健康な体をつくる!”
発酵学者である著者による、日本の食とは
切っても切れない麹について記した一冊。
麹そのものについてから麹から造られた調
味料を使った料理のレシピまで、可愛らしい
イラストと共に書かれています。
上記の引用は、種麹の発明について書かれ
た項での一文。
日本に限らず、こうした古くからある食べも
のに関しては、科学という考え方が入る前か
ら、経験の積み重ねで自然に科学的に物を
作っていたのですね。
現代のように無菌操作が出来る施設もないで
しょうに、それでも種麹を作り続けられたの
ですから、先人の努力は素晴らしいものだと
思います。
レシピの点数もしっかりあって、料理のレ
パートリーを増やしたい方にもいい一冊なの
ではないでしょうか。
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Posted by ブクログ
石川県の名物に、フグの卵巣のぬか漬けというのがあるですが、死ぬ前に一度で良いから食べて見たいんです。
元々、フグの卵巣なんかは猛毒を含んでいて、青酸カリの180倍の強さを持つそうですが、それを食べるとは!
さぞかし、美味しいんでしょうね。
フグの卵巣の毒がどうやって解毒されるかというと、次のように書かれています。
「ひとつは、塩に浸けたあと塩抜きするときに、ある程度毒が抜けるということ。もうひとつは、糠漬けしたときに、卵巣を覆う薄い膜の傷から乳酸菌がどんどん侵入して発酵することです。また、デバリオマイセスという酵母もいます。これらがテトロドキシンを水と炭酸ガスとアンモニアに分解して無毒にしてしまいます。これを『解毒発酵』と呼んでいます。」(p.41)
人間の知恵というのはすごいですね!
と知恵の恩恵に与れる我々は幸福です。 -
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「より美味しく。そして、より長く食べられるようにする」事にヒトは知恵を振り絞ってきた。
例えばかつお節。
三枚におろして燻して日に干して、さらにカビの吸水力を用いて最終的にあのカチカチになるそうな。
かつお節になったらもう、きゅうりにやっこにお好み焼きにと名脇役っぷりをみせつけ、かつ賞味期限なんてあってないようなもの。
その方法を確立するのにどんだけの時間と犠牲が生じた事か、そして最初にカビを使ったやつはどんだけ馬鹿にされたか(笑)…
そしてヒトはそれを知恵として現代に繋げてきたわけで、その事実にはもう素直に感動せざるをえない。
ご先祖様、ありがとう!
また、作者が数十年前に果実酒を作った話や(違法)、各国のすごい食べ物(缶詰爆発の危険があるため輸入禁止)を食べるくだりなんかもとても面白い。
しかし日本の自給率への危惧や、将来的な人口爆発への懸念からの食物貧窮には個人的には少し疑問。
その辺りの答えは今後、自分なりに探してみたい。 -
Posted by ブクログ
「味覚人飛行物体」こと小泉武夫教授がつづる「食」に関する亡国論、とでも言えばいいのでしょうか?書かれていることはもっと日本食を見直そう、ということです。入門書的な意味合いでぼくは見ています。
この記事を上げるために ぼくが大学時代に読んでいたものをこうして読み返してみたんですが、この本はここ最近の食というものをないがしろにしてきた私たちに対する警告と、もっと日本の伝統的な食生活や食習慣を見直しましょうよ、というものです。大まかに言うと。僕は個人的には小泉武夫先生の入門編だと思っていただければいいと持っています。
僕も大学時代、はっきりいうと満足に食事ができず、せめて想像の世界だけでも満腹になりたいという非常に浅ましい一心で小泉武夫先生の本はずいぶんと読みましたが、この本、今読んでも悪くないと思うんですけどねぇ。さっき、某オンライン書店のネット書評のコーナーを読んでいたら、あんまり評価がよろしくないんですよ。どうしてなんでしょうかね?
でも、僕はいいと思っているんですけどね。特に納豆汁に関するくだりとか。昔、大学時代にここに書かれているとおりに納豆汁を作ってみたことがありましてね。本当においしかったんですよ。皆さんもよろしければぜひ。 -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
1年間に農業に就く後継者が5000人を割り、食料自給率も40%を割った。
しかも、食品の安心・安全にも不安が大きい。
そんな日本の農と食に未来はあるのだろうか。
各地で活性化策をアドバイスしてきた小泉先生が、再生へのカギをにぎる取り組みを紹介してくれる。
小学生からお年寄りまで、しっかりと道を切り開いているよ。
[ 目次 ]
1章 日本の農業は崖っぷちにある
2章 食料生産を外国に委ねたら
3章 農業を活性化するために―さまざまな取り組みから
4章 食べるものが変わった
5章 食べものを選ぶ基準
6章 地産地消と食育
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]