【感想・ネタバレ】最終結論「発酵食品」の奇跡のレビュー

あらすじ

言わずと知れた「発酵仮面」こと小泉武夫先生による「くさうま(臭くて美味い)」の決定版。今回は実際に小泉先生が発酵の現場に足を運んで、思わず仰天した「奇跡の発酵食品」の中から絞りに絞った17品目を紹介します。小泉先生がその食品といかにして出会ったか、からスタートする各章は、紀行文としての魅力もたっぷり。日本国内はもとより、中国の奥地にまで出かけていきます。また、出かけた先で出会った人たちも、一癖も二癖もある魅力的な人物でした。
小泉先生が初めて出会った青森の果物の熟ずし、古文書で見つけた紙を発酵させた「紙餅」など、聞いたことがない発酵食品から、「100人がそれを食べたら、98人が気絶寸前、2人が死亡寸前になる」韓国のホンオ・フェ(エイの刺身)や、「風上で缶を開けると風下の人が気絶する」という北欧のシュールストレンミング(イワシの缶詰)など、悶絶級のものまで、いやはや読んでいるだけで臭い。それでいて、美味しそうだから不思議だ。
小泉節満載の本書は、発酵のうんちくもたっぷりあって、勉強にもなる。「口噛み酒」とは「こめかみ」の語源になった発酵で、古代、麹菌がまだ知られていなかった頃、若い巫女さんが、ごはんを口に入れ、ぐちゃぐちゃになるまで30回ほど噛んで、それを壺にぺっと吐き出す。これを貯めておくと、自然に発酵して、数週間でアルコール度数が9度以上(ビールくらい)の酒になる。小泉先生は自分の研究室で、これを実際に試してみた。伝統に則って噛むのは4人の女子大生。こめかみをしびれさせながらも、見事に古代のお酒が蘇った。

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Posted by ブクログ

2025年4月5日、Yahooフリマの200円引きクーポンを使いたくてカテゴリーから600円以下のレシピ本を探していて見つけた本。
レシピ本じゃないが、発酵に関して造詣が深くなれそうな本。値引き前620円。

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2025年04月05日

Posted by ブクログ

コロンバイン高校はじめ、重い本ばかり読んで精神的に参ったので、お口直しに。
が、話の途中で、突然章が終わるのはなぜ…
そして、一人称が「俺」になったり「私」になったりするのも非常に気になったが、この方の著作は、美しい文章を鑑賞するものではないのだな…と。
諦めると楽しく読めた。

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2021年11月12日

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