佐々木正美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
優しい言葉ながら、若干古い人の意見というか、料理に手をかけるとか時間かけよとか胎児のうちからとか母子分離はよくないとか、わりとプレッシャーになるご意見も散見されたので3点。
この本を読むと安らぐ?いや、安らがないw育児に疲れたときではなく、育児に前向きでやる気がある時に読むべき本です。
内容はなるほどと思うこともたくさん。
・育児で大切なのは待つ気持ち。繰り返し伝え、待つ
・子どもが失敗したときが親の出番、うまくいかないときのためにあるのが家族
・人間関係が多いほど、うまくいっているほど、育児もうまくいく
・子ども同士で育ち合う。大人より子どもとの関係。近所の子を誘って遊びに行くくらいのこと -
Posted by ブクログ
子供が小さい頃に佐々木先生の「こどもへのまなざし」を読んで、優しい考え方に救われたものです。子供も大きくなった今、先生の言葉の受け取り方も変わるのだなと実感したところです。
本書を読んでいく中で、スッと入るものもあれば同意しきれない考え方もあり、佐々木先生の言葉も絶対的な正解ではなく、育児への考え方のひとつでしかないのだなぁと感じました。これは親の成長でもあり、余裕が出てきたということでもあるのかもしれません。
-----心にとめておきたいこと
●親子関係も人間関係のひとつであること。だからこそ、人間関係の「質」に悩んだときは人間関係の「量」を増やすこと。
● 自律とは、子ども自身が考 -
Posted by ブクログ
タイトルは全く内容を反映していないが、内容自体は王道的な育児書。でもタイトルのような救いを求めて藁にもすがる気持ちで本書を手に取った母親の気持ちは裏切るだろう。
煎じ詰めれば、「子供には問題ない。もし子育てがつらいのであればそれは親の問題である」という発想が全編に横たわっている。
それはその通りなのだと思う。文字通り子供は無垢だから。
個人的には著者が本編で言っていることはすべて至極真っ当で大変役に立つと思う。
でも、本当にタイトルみたいに「ありのままの自分を誰かに肯定してほしい」と思うくらい思い詰めている母親が本書を読んだら、子育てがつらいのはあなたの問題だ、と更に糾弾されている気分にな -
Posted by ブクログ
軽度のADHD傾向のある息子との付き合い方に迷い、手に取りました。
書かれていることは確かに納得いくものばかりで、参考になります。
しかし、最終的に母親の器・努力・忍耐頼みになるアドバイスが多く、読んでいて苦しくなります。
佐々木先生は小児精神科医であり、子ども寄りの視点を持つことが仕事であるため致し方ないとは思います。
しかし、子どもに怒らず、優しく声をかけ余裕を持つためには、まずは親自身が心身共にゆとりを持って暮らす必要があります。
多忙で経済的にもゆとりのない今の時代、そんな余裕を持って子どもと過ごせる親ばかりではありません。
朝から晩まで育児家事仕事に追われ、日々を乗り越えるだけで精一